03月04日の命日 - 科学者・研究者

元禄14年1月25日

契沖

(1640 - 1701)

国学者、僧侶

国学者僧侶

江戸時代前期の国学者・僧侶。万葉集の注釈で知られる。

契沖（1640-1701）は、江戸時代前期に活躍した僧侶であり国学者。出家後に古典研究に励み、特に「万葉代匠記」で万葉集の語釈を体系化し、後の国学発展に大きな影響を与えた。写本や校訂にも精通し、仏教と国学を融合させた学風を確立。多くの門人を育成し、日本の古典研究の礎を築いた。

1701年元禄 1月25日契沖国学者僧侶 1640年

1832年

ジャン＝フランソワ・シャンポリオン

(1790 - 1832)

考古学者

フランスの考古学者・言語学者。ロゼッタ・ストーンの解読で古代エジプト文字を解明し、エジプト学の基礎を築いた。

1790年にフランスで生まれる。 1822年にロゼッタ・ストーンのヒエログリフを解読し、古代エジプト文字の読み解きに成功。エジプト学の創始者と称され、コレージュ・ド・フランスの教授として後進の研究者を育成。多くの著作や講義が後世の考古学に大きな影響を与えた。 1832年3月4日に没し、41歳でその生涯を閉じた。

1832年ジャン＝フランソワ・シャンポリオン考古学者 1790年

安政2年1月16日

江川英龍

(1801 - 1855)

伊豆国韮山代官

江戸時代後期の代官・蘭学者。韮山反射炉建造を主導し、西洋技術の導入に貢献した。

1801年に駿河国韮山で生まれる。オランダ語や洋式技術を学び、蘭学を推進。韮山代官として農政・治水・製鉄技術の導入に尽力。韮山反射炉の建設を主導し、日本の近代製鉄技術の礎を築いた。 1855年安政2年1月16日（グレゴリオ暦1855年3月4日）に没した。

1855年安政 1月16日江川英龍伊豆国代官 1801年

1910年

クヌート・オングストローム

(1857 - 1910)

物理学者

スウェーデンの物理学者。大気の熱放射に関する研究で知られる。

1857年にスウェーデンで生まれる。父アンダース・ヨナス・オングストロームの研究を継承し、赤外線分光学を発展。地球大気の熱放射に関する実験を行い、気象学や物理学に貢献。ウプサラ大学の教授として後進の教育にも尽力。 1910年3月4日に没した。

1910年クヌート・オングストローム物理学者 1857年

1941年

ルートヴィッヒ・クヴィデ

(1858 - 1941)

歴史学者、平和主義者

歴史学者平和主義者

ドイツの歴史学者で平和主義者。1927年にノーベル平和賞を受賞した。

1858年にハノーファーで生まれ、歴史研究に従事。ドイツ平和協会の設立に関わり、第一次世界大戦後の国際平和運動を牽引。 1919年にイギリス兵への攻撃を拒否し、市民の支持を集めたエピソードでも知られる。 1927年には平和への貢献が評価され、ノーベル平和賞を単独受賞。 1941年にその生涯を閉じた。

1941年ルートヴィッヒ・クヴィデ歴史学者平和主義者 1858年

1944年

近藤次繁

外科医・医学者

1944年近藤次繁 1866年

1952年

チャールズ・シェリントン

(1857 - 1952)

生理学者

チャールズ・シェリントンは神経生理学の先駆者で、反射弓やホメオスタシスの概念を確立したイギリスの生理学者。

1857年、イングランドに生まれる。オックスフォード大学で神経生理学の研究を行い、反射弓の概念を確立した。神経細胞の統合機能を提唱し、ホメオスタシス（体内環境の恒常性）の概念を発展させた。 1932年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、その業績は現代神経科学の基礎となった。 1952年3月4日に没し、後世の研究者に大きな影響を与え続けている。

1952年チャールズ・シェリントン生理学者 1857年

1956年

服部之総

(1901 - 1956)

歴史学者

服部之総は日本の歴史学者で、日本史や東洋史の研究に取り組んだ。

1901年に生まれ、日本大学などで歴史学を学んだ。日本史および東洋史を中心に学術論文を発表し、戦後の学界復興に貢献した。大学で教鞭を執り、後進の育成にも尽力した。研究会や学会活動を通じて日本の歴史学の発展に寄与した。 1956年3月4日に没。

1956年服部之総 1901年

1976年

ヴァルター・ショットキー

(1886 - 1976)

物理学者

ヴァルター・ショットキーはドイツの物理学者で、ショットキー障壁やショットキー効果の発見で知られる。

1886年にドイツで生まれる。半導体接合に関する理論を確立し、ショットキー障壁の概念を導入した。真空中での電子放出におけるショットキー効果を研究した。ショットキーダイオードやショットキーフィールド効果など、半導体物理学の基礎に貢献した。 1976年3月4日に没。

1976年ヴァルター・ショットキー物理学者 1886年

1997年

ロバート・H・ディッケ

(1916 - 1997)

物理学者

アメリカの物理学者。宇宙マイクロ波背景放射の理論的研究で業績を残した。

1916年に生まれ、マサチューセッツ工科大学（MIT）で物理学を学ぶ。第二次世界大戦中はレーダー技術の開発に従事。戦後はプリンストン大学教授として重力理論や宇宙背景放射の研究を推進。ダイク放射計を開発し、宇宙マイクロ波背景放射の検出に貢献。その研究は宇宙論の発展に大きな影響を与えた。 1997年3月4日に逝去し、後世に大きな足跡を残した。

1997年ロバート・H・ディッケ 1916年

2004年

ジョージ・ペイク

(1924 - 2004)

物理学者

アメリカの物理学者。

核磁気共鳴分光法の研究で知られ、スタンフォード大学教授を務めた後、Xerox社でパロアルト研究所（PARC）の設立と初代所長を務めた。コンピュータ科学や情報技術の研究開発を牽引し、PARCはGUIなど数々の革新的技術を生み出した。1970年代から80年代にかけてアメリカ物理学会会長を務め、学界と産業界をつなぐ橋渡し役を果たした。生涯を通じて科学研究と教育の発展に大きく貢献した。また、若手研究者の育成にも注力し、多くの優秀な研究者を輩出した。

2004年ジョージ・ペイク 1924年

2008年

小島朋之

(1928 - 2008)

京都工芸繊維大学名誉教授

京都工芸繊維大学名誉教授として、繊維科学や材料工学の研究に生涯を捧げた学者。

1928年に生まれ、京都工芸繊維大学にて長年教鞭を執る。繊維科学や材料工学の研究に従事し、その発展に貢献。多数の研究論文を発表し、国内外で高く評価された。教育者としても後進の育成に力を注いだ。定年後は名誉教授として学内外で活動を続けた。 2008年3月4日に逝去。

小島朋之京都工芸繊維大学 1928年