1969年

コンコルドの初の試験飛行を実施。

超音速旅客機コンコルドが初めて試験飛行を行い、その性能を実証し始めた歴史的な一歩。
1969年3月2日、英仏共同開発の超音速旅客機コンコルドがイギリス・フィルトン飛行場で初の試験飛行に成功しました。 当時の航空技術の最先端を象徴する機体として、マッハ2を超える速度や高度性能の確認が行われ、将来の商業運航への期待が高まりました。 この試験飛行は長距離移動を飛躍的に短縮する可能性を示し、航空史に大きな足跡を残しました。
コンコルド
1976年

国鉄の営業用蒸気機関車(SL)の日常使用が終了。

日本国有鉄道で蒸気機関車が定期運用から引退し、時代の転換点に。
1976年3月2日、日本国有鉄道(国鉄)は最後の定期営業蒸気機関車の運行を終了しました。 これにより全国の主要路線でSL列車は姿を消し、電気機関車やディーゼル機関車への完全移行が完了。 蒸気機関車時代の終焉は鉄道ファンや地域社会に大きな感慨をもたらし、後の保存運転や観光列車の復活への動きにつながりました。
国鉄 蒸気機関車
1982年

福島県原町送信所の送信塔(200m)が解体工事が終了。

福島県原町送信所の高さ200mの送信塔の解体工事が完了した日。
福島県南相馬市(当時は原町市)に設置された原町送信所は、NHKが運営する超長波送信用鉄塔(高さ200m)が特徴でした。老朽化や放送技術の進歩に伴い、施設更新が検討されていました。1982年3月2日、送信塔の解体工事が完了し、地域の放送インフラの歴史的シンボルが役目を終えました。解体後、跡地は更地となり、新たな通信設備の整備準備が進められました。この出来事は、日本の放送インフラの再編と技術革新を象徴しています。
福島県 原町
2001年

大阪駅 青森駅間を走る特急白鳥号が廃止になる。

大阪〜青森間を結ぶ特急『白鳥』号の運行が終了し、夜行列車網が再編された日。
JR西日本とJR東日本が運行していた特急『白鳥』号は、大阪駅と青森駅を結ぶ夜行列車として長年親しまれてきました。利用客の減少や新幹線網の拡大に伴い、2001年3月2日の最終運行をもって廃止されました。これにより日本海側を縦断する夜行列車の歴史に一つの区切りがつき、沿線地域の交通利便性にも変化が生じました。廃止後は寝台列車や昼行列車への転換、バス路線の強化などが進められました。特急『白鳥』号の廃止は、鉄道利用の多様化と交通モードの再編を象徴する出来事とされています。
2001年 大阪駅 青森駅 特急白鳥号
2005年

土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故。

土佐くろしお鉄道宿毛駅構内で列車衝突事故が発生し、運行に大きな影響が出た日。
2005年3月2日、土佐くろしお鉄道の宿毛駅構内で列車同士が衝突する事故が発生しました。上り列車がホームに進入中の車両に接触し、乗客や乗務員数名が負傷しました。事故の原因は信号誤認や運転士の指示ミスとされ、運行は一時見合わせとなりました。現場では迅速な応急対応が行われ、関係機関による安全対策の強化が要請されました。この事故は地方鉄道の安全管理体制の見直しを促す契機となりました。
2005年 土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故