1791年
パリで遠距離通信のための腕木通信機が初めて公開される。
パリで腕木通信機が初めて公開され、遠距離通信技術の一歩を刻みました。
1791年3月2日、クロード・シャップが開発した腕木通信機(セマフォ)がパリ郊外で公開されました。
この装置は可動式の腕木を組み合わせ、視覚的に文字や数字を伝達する仕組みでした。
従来の騎馬伝達に比べ通信速度が飛躍的に向上し、国家機密の伝達や軍事指令に利用が期待されました。
フランス国内には数十基の中継塔が設置され、最盛期にはパリとランまで約280kmを連絡可能でした。
しかし気象条件や夜間の通信に課題があり、後の電信技術に取って代わられました。
それでも通信史における重要な中継技術として評価されます。
1791年
腕木通信
1969年
コンコルドの初の試験飛行を実施。
超音速旅客機コンコルドが初めて試験飛行を行い、その性能を実証し始めた歴史的な一歩。
1969年3月2日、英仏共同開発の超音速旅客機コンコルドがイギリス・フィルトン飛行場で初の試験飛行に成功しました。
当時の航空技術の最先端を象徴する機体として、マッハ2を超える速度や高度性能の確認が行われ、将来の商業運航への期待が高まりました。
この試験飛行は長距離移動を飛躍的に短縮する可能性を示し、航空史に大きな足跡を残しました。
コンコルド
1972年
アメリカの宇宙探査機「パイオニア10号」打ち上げ。
太陽系外縁探査を目的にしたパイオニア10号が打ち上げられ、有人や無人探査の新時代を切り開いた。
1972年3月2日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は史上初の木星探査機「パイオニア10号」を打ち上げました。
この探査機は木星フライバイの後、ヘリオポーズを通過して星間空間に飛び出す使命を持ち、電波信号が途絶えるまで長期間にわたりデータを地球へ送り続けました。
パイオニア10号の成功は惑星科学や深宇宙探査技術に革命をもたらし、以降のボイジャー計画などにも大きな影響を与えました。
1972年
宇宙探査機
パイオニア10号
1978年
チェコスロバキア人のウラジミル・レメックが搭乗するソユーズ 28が打ち上げ。初のアメリカ人・ソ連人以外の宇宙飛行士となる。
ソユーズ28号でウラジミル・レメックが宇宙へ飛び立ち、初の非米ソ系宇宙飛行士となった。
1978年3月2日、ソ連の宇宙船ソユーズ28号が打ち上げられ、チェコスロバキア人宇宙飛行士ウラジミル・レメックが搭乗しました。
これによりレメックはアメリカ人・ソ連人以外として初めて宇宙へ到達し、ソ連のインターコスモス計画による同盟国協力の成果を示しました。
宇宙飛行では、ドッキングや実験ミッションにも参加し、国際宇宙協力の新たな可能性を拓いたことが高く評価されました。
1978年
チェコスロバキア
ウラジミル・レメック
ソユーズ-28
宇宙飛行士
1983年
それまで日本とヨーロッパだけで発売されていたコンパクトディスクとプレイヤーが全世界で発売開始。
コンパクトディスク(CD)と専用プレイヤーが全世界で発売され、デジタル音楽時代の扉が開かれた日。
1982年にソニーとフィリップスが共同開発したコンパクトディスク(CD)は、当初日本とヨーロッパでのみ発売されていました。音質の高さや耐久性が評価され、レコードやカセットテープに代わる新しい音楽メディアとして期待が高まりました。1983年3月2日、世界各国でCDと専用プレイヤーの同時発売が開始され、グローバルにデジタル音楽市場が本格的にスタートしました。これにより音楽ソフト流通の形態が大きく変わり、アナログからデジタルへの転換が加速しました。CDはその後数十年にわたり音楽鑑賞の主流メディアとなりました。
1983年
コンパクトディスク
1987年
シャープ・松下電器・アイワがDATを発売。
シャープ、松下電器、アイワがDAT(デジタルオーディオテープ)を市場投入し、家庭用デジタル録音技術が普及し始めた日。
DAT(デジタルオーディオテープ)は、デジタル録音を可能にした磁気テープフォーマットです。1987年3月2日、シャープ、松下電器(現パナソニック)、アイワの3社が相次いでDATレコーダーやテープを発売しました。従来のアナログカセットテープに比べ音質が向上し、音楽制作やアーカイブ用途にも注目されました。発売当初は高価でしたが、徐々に家庭用としても導入され、デジタル音楽録音の黎明期を支えました。しかし後にCD-Rの普及など技術の進歩により市場は変化していきました。
1987年
シャープ
松下電器
アイワ
DAT
2006年
国産初の超音速航空機であるT 2がこの日をもって航空自衛隊から全機退役。
国産初の超音速練習機T-2が航空自衛隊から全機退役し、約35年の運用に幕を下ろした日。
川崎重工業が開発した練習機T-2は、1971年に初飛行し、航空自衛隊向けの超音速練習機として採用されました。主にパイロットの戦闘機操縦技能向上を目的に運用され、その優れた飛行性能で高い評価を受けました。2006年3月2日をもって全機が退役し、後継のF-2練習機への移行が完了しました。退役後、一部機体は航空自衛隊の記念展示用に保存され、ファンや研究者の関心を集めています。この退役は日本航空機産業の歴史における一里塚とされています。
2006年
国産
超音速航空機
T-2
航空自衛隊
退役
2006年
任天堂の携帯型ゲーム機、ニンテンドーDS Liteが日本国内で発売。
任天堂が新型携帯ゲーム機ニンテンドーDS Liteを発売。
従来機の軽量化とデザインを一新し、好評を博した。
任天堂は2006年3月2日、新型携帯型ゲーム機ニンテンドーDS Liteを日本国内で発売しました。
従来モデルと比べ、約36%の軽量化を実現し、画面の明るさも向上。
スリムなデザインとカラーバリエーションの豊富さが特徴です。
発売初週で予想を上回る売れ行きを記録し、後続モデルの開発にも弾みをつけました。
DSシリーズはその後も世界的に累計で一億台以上を売り上げ、携帯ゲーム市場を牽引しました。
任天堂
ニンテンドーDS Lite