天平勝宝6年2月4日

鑑真が奈良に入洛する。

中国の高僧・鑑真が奈良に到着し、日本の仏教界に正式な戒律をもたらしました。
鑑真(688-763)は律宗の僧侶で、日本に正式な戒律を伝えるため5度の渡航を試みました。 5度目の渡航でようやく奈良に到着し、戒壇を設立して僧侶に戒律を授けました。 渡航中には目を負傷するなど苦難が多かったものの、最後まで使命を貫きました。 彼の活動により、日本の寺院組織が整えられ、律宗が根付く基盤が築かれました。 さらに、書物や絵画を通じて仏教文化を広め、今日に至るまで大きな影響を与え続けています。
754年 天平勝宝 2月4日 鑑真
1884年

岡山県が旧藩主・池田家から買い取った岡山市の後楽園で一般公開を開始。

岡山県が後楽園を買い取り、一般公開を開始しました。歴史ある大名庭園が地域の憩いの場に。
後楽園は江戸時代に池田綱政が築いた大名庭園で、風雅な景観が特徴です。 1884年3月2日、岡山県は旧藩主・池田家から後楽園を買い取り、一般公開を開始しました。 公開当初は低廉な入園料で提供され、多くの住民や参観者が憩いを楽しむ場となります。 池泉回遊式庭園の池や築山、四季折々の花々が調和し、訪れる人々を魅了しました。 その後も整備が続けられ、1934年に国の特別名勝に指定されました。 現在も岡山の文化財として大切に守られ、国内外から多くの観光客が訪れています。
1884年 岡山県 池田家 岡山市 後楽園
1889年

浄土真宗本願寺派の僧・曜日蒼龍がホノルルに到着。日本仏教のハワイ布教の始まり。

浄土真宗本願寺派の僧侶・曜日蒼龍がハワイに渡り、現地で日本仏教の布教を開始しました。
1889年3月2日、浄土真宗本願寺派の僧・曜日蒼龍がホノルルに到着しました。 彼は移民日本人コミュニティに仏教の教えを伝えるため、布教活動を開始します。 ハワイではサトウキビ産業に従事する移民が多く、曜日蒼龍は集会所や寺院設立を支援しました。 これが日本仏教のハワイ布教の端緒となり、後にホノルルに浄土真宗寺院が築かれる基盤となりました。 異文化の地での活動は困難を伴いましたが、地域社会への影響は大きく、後世に伝えられています。 現在もホノルルには浄土真宗の寺院が存在し、日系社会と仏教文化の交流の歴史を物語っています。
1889年 浄土真宗本願寺派 曜日蒼龍
1978年

前年に死去したチャールズ・チャップリンの遺体が盗難される。

映画界の巨匠チャーリー・チャップリンの墓が荒らされ、その遺体が盗まれる事件が発生。
1978年3月2日、前年12月に亡くなった映画俳優チャールズ・チャップリンの埋葬地から遺体が盗難される事件が英国で発生しました。 犯人は身代金を要求し、世界中のメディアを騒然とさせましたが、その後警察の捜査により遺体は無事回収されました。 この事件はチャップリンの遺産管理や著名人の墓地保護の重要性を浮き彫りにしました。
1978年 チャールズ・チャップリン