天平勝宝6年2月4日
鑑真が奈良に入洛する。
中国の高僧・鑑真が奈良に到着し、日本の仏教界に正式な戒律をもたらしました。
鑑真(688-763)は律宗の僧侶で、日本に正式な戒律を伝えるため5度の渡航を試みました。
5度目の渡航でようやく奈良に到着し、戒壇を設立して僧侶に戒律を授けました。
渡航中には目を負傷するなど苦難が多かったものの、最後まで使命を貫きました。
彼の活動により、日本の寺院組織が整えられ、律宗が根付く基盤が築かれました。
さらに、書物や絵画を通じて仏教文化を広め、今日に至るまで大きな影響を与え続けています。
754年
天平勝宝
2月4日
鑑真