03月02日の命日 - 政治家・指導者

承保元年2月2日

藤原頼通

(992 - 1074)

平安時代の公卿

平安時代中期の有力な摂関政治を担った公卿。父・藤原道長の後を継ぎ、長く政界を主導した。

平安時代中期に活躍した公卿で、摂政や関白を務めた。藤原道長の孫にあたり、藤原北家の繁栄を維持した。法勝寺や平等院鳳凰堂の建立に関わるなど文化面でも大きな影響を与えた。政務では院政との調整を行い、長期にわたり朝廷の実権を掌握した。 1074年に没し、平安貴族社会の象徴的存在として知られる。

1074年承保 2月2日藤原頼通平安時代公卿 992年

1333年

ヴワディスワフ1世

(1260 - 1333)

ピャスト朝ポーランド王

ピャスト朝のポーランド王として国内の統一を果たした君主。

1260年頃に生まれ、クヤヴィ地方の公爵として家督を継承した。分裂していたポーランド王国の再統合に尽力し、1320年に王冠を戴いた。テュートン騎士団との抗争にも臨み、国防体制の整備を進めた。統一王国の基盤を築き、後継者シャイムヴォへの道を拓いた。 1333年に没し、ポーランド中興の祖と称えられる。

1333年ヴワディスワフ1世ピャスト朝ポーランド 1260年

1619年

アン・オブ・デンマーク

(1574 - 1619)

イングランド王ジェームズ1世の妃

イングランド王ジェームズ1世の王妃として文化振興に寄与した人物。

1574年にデンマーク王フレデリク2世の娘として生まれた。 1589年にスコットランド王ジェームズ6世と結婚し、イングランド王妃となった。マスクや演劇のパトロンとして宮廷文化の発展を支えた。政治的影響力は限定的だったが芸術分野での業績が評価される。 1619年に没し、その優雅な宮廷生活はジェイコビアン時代を彩った。

1619年アン・オブ・デンマークイングランド王ジェームズ1世 1574年

元禄7年2月7日

毛利吉就

(1668 - 1694)

第4代長州藩主

江戸時代初期の長州藩主として藩政を担った大名。

1668年に生まれ、第4代長州藩主として家督を継いだ。藩の財政再建や治水事業に取り組み、領内の安定を図った。学問や農業振興にも力を入れ、藩校の支援を行った。幕府との関係調整に務めつつ藩政を司った。 1694年に若くして没し、領民に慕われた。

1694年元禄 2月7日毛利吉就長州藩主 1668年

1797年

ホレス・ウォルポール

(1717 - 1797)

小説家、政治家

小説家政治家

イギリスの小説家・政治家。ゴシック小説の草分け的存在。

1717年に初代ウォルポール子爵の息子として生まれた。 1764年に発表された『オトラント城』はゴシック小説の先駆けとされる。議会では庶民院議員を務め、父の政治的遺産を継承した。芸術収集家としても知られ、ストロベリー・ヒルの改築で有名である。 1797年に没し、文学と建築の両面で影響を残した。

1797年ホレス・ウォルポール小説家政治家 1717年

寛政9年2月4日

森俊韶

(1750 - 1797)

第4代三日月藩主

江戸時代中期の三日月藩主として藩政を統括した大名。

1750年に生まれ、藩主家に生まれながら藩政を学んだ。第4代三日月藩主として財政再建や産業振興に努めた。治水や農地開発に取り組み、領民の生活改善を図った。幕府との交渉では藩の自主性を守りつつ協調を図った。 1797年に没し、領内の安定に貢献した。

寛政 2月4日森俊韶三日月藩主 1750年

1835年

フランツ2世

(1768 - 1835)

神聖ローマ帝国皇帝

神聖ローマ皇帝および初代オーストリア皇帝。ナポレオン戦争期の君主。

1768年にハプスブルク家に生まれた。 1792年に神聖ローマ皇帝に即位し、対仏戦争を指揮した。 1804年にはオーストリア皇帝フランツ1として新たな帝位を創設した。 1806年に神聖ローマ帝国が解体されるまで最後の皇帝を務めた。 1835年に没し、保守的政策でヨーロッパ秩序の維持に寄与した。

1835年フランツ2世神聖ローマ帝国皇帝 1768年

1855年

ニコライ1世

(1796 - 1855)

ロマノフ朝第11代ロシア皇帝

ロシア帝国第11代皇帝として1825年から在位し、強権的な統治を行った人物。

1796年に生まれ、兄アレクサンドル1世の後を継いで1825年に即位しました。在位中には国内の反乱を厳しく鎮圧し、厳格な検閲と中央集権化を推し進めました。クリミア戦争ではオスマン帝国・英仏連合と対峙し、国際的な孤立を招きました。軍隊の近代化に取り組む一方で、農奴制の撤廃には消極的でした。「鉄の皇帝」と称され、その強硬な統治は後世に大きな影響を残しました。

1855年ニコライ1世ロマノフ朝ロシア 1796年

元治2年2月5日

津軽順承

(1800 - 1865)

第11代弘前藩主

江戸時代末期の弘前藩第11代藩主として藩政改革を推進した大名。

1800年に生まれ、弘前藩第11代藩主として家督を継承しました。藩政改革として西洋砲術の導入や財政再建に取り組みました。幕末の政局にも関与し、藩の防衛と外交調整を行いました。藩校の興譲館など教育整備にも力を注ぎました。 1865年に没し、地域発展の基礎を築いた大名として知られています。

1865年元治 2月5日津軽順承弘前藩主 1800年

1923年

何礼之

(1840 - 1923)

官僚、翻訳家

官僚翻訳家

清末の官僚・翻訳家として外国文献の紹介に貢献した人物。

1840年に生まれ、清朝の官僚として中央政府に仕えました。外国語文書の翻訳業務を担当し、西洋の技術や制度の紹介に努めました。法典や条約の翻訳を通じて近代化政策を支援しました。留学経験を活かし、外国文化の理解促進にも貢献しました。 1923年に没し、翻訳を通じた文化交流の礎を築いた人物です。

1923年何礼之 1840年

1954年

佐々木家寿治

(1886 - 1954)

政治家、元宮城県知事

政治家元宮城県知事

日本の政治家。宮城県知事を務めた。

1886年に生まれ、宮城県知事として県政を担った。地域振興や社会福祉政策の推進に尽力し、県民の生活向上に貢献した。長年にわたり地方行政の発展に寄与した。晩年は公職を退き静かに暮らした。1954年3月2日に死去した。

1954年佐々木家寿治宮城県知事 1886年

2008年

北島敬介

(1936 - 2008)

検事総長

日本の検事総長として重要事件の指揮を執り、法曹界を代表する存在だった。

1936年に生まれ、東京大学法学部在学中から司法試験に合格し検察官の道へ。さまざまな地方・東京地検で経験を積み、厳正な捜査と法秩序の維持に貢献。 1990年代後半に検事総長に就任し、重大犯罪や贈収賄事件の捜査を統括。検察改革にも取り組み、透明性向上や組織のコンプライアンス強化を推進。退任後は法曹界の後進育成や法教育普及にも尽力した。 2008年3月2日に71歳で逝去し、その公正さは広く支持された。

2008年北島敬介検事総長 1936年