アリッサム (庭薺)

学名: Lobularia maritima
科名: アブラナ科

花言葉

  • 仲直り
  • 優美
  • 美しさに優る価値
  • 飛躍

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産の多年草だが、日本では湿気に弱いため一年草として扱われる。草丈は10~15cmで、春の花壇の縁取りや寄せ植えに人気。白、ピンク、紫の小さな4弁花を密に咲かせ、甘いハチミツのような香りを放つ。以前はアリッサム属に分類されていたが、現在はロブラリア属。

豆知識

  • 学名の「maritima」は「海辺の」という意味
  • 園芸店では「スイート・アリッサム」の名前で流通することが多い
  • こぼれ種でよく増える性質がある
  • 花の香りはハチミツに似ており、夕方に特に強くなる

利用方法

観賞用
  • 花壇の縁取りとして利用
  • 寄せ植えの材料
  • グランドカバーとして植栽
薬用
  • 古代には狂気や怒りを鎮める薬草として利用
  • 現在は薬用としての使用は一般的ではない

注意: 現在は薬用としての効果は確認されていない

食用

食用には適さない

その他
  • ミツバチを誘引する蜜源植物
  • コンパニオンプランツとして利用

毒性

症状:

オキザリス

学名: Oxalis spp.
科名: カタバミ科

花言葉

  • 決してあなたを捨てません
  • 輝く心

特徴

花色:

説明

アフリカ南部、中南米原産で世界中に800種類ほど分布する球根植物。5枚の花弁を持つ花は白、ピンク、オレンジ、黄色など多彩で、温度や光に敏感で晴れた日には開き、曇りや夜には閉じる。シュウ酸を含むため酸っぱい味がするが、大量摂取は避けるべき。繁殖力が強く、総合対策外来種に指定されている。

豆知識

  • 学名の「Oxalis」はギリシャ語で「酸性」を意味する
  • 花は光や温度に敏感で天気予報代わりになることがある
  • 三つ葉のクローバーとして親しまれるが、実際にはカタバミ科
  • 総合対策外来種に指定されているほど繁殖力が強い

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして観賞
  • 庭植えでグランドカバー
  • 寄せ植えの材料
薬用
  • 民間療法で傷の治療に使用されることがある
  • ビタミンCを含む

注意: シュウ酸を含むため大量摂取は避け、腎臓疾患のある方は注意

食用
その他
  • 古代には金属磨きに使用
  • 染料として利用されることがある

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草(シュウ酸を含有)

症状: 大量摂取により腹痛、下痢、腎臓への負担が生じる可能性

ラナンキュラス (花金鳳花)

学名: Ranunculus asiaticus
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • あなたは魅力に満ちている
  • とても魅力的
  • 晴れやかな魅力
  • 光輝を放つ

特徴

花色:

説明

西アジア、ヨーロッパ東南部原産の球根植物。花弁はシルクのような質感で、重なり合って咲く姿が美しい。花色は白、黄、オレンジ、ピンク、赤、紫など豊富。春の切り花として人気が高く、ウエディングブーケにもよく使用される。全草にプロトアネモニンという有毒成分を含むため取り扱いに注意が必要。

豆知識

  • 学名のasiaticusは「アジアの」という意味
  • 花言葉の「合格」から受験シーズンの贈り物として人気
  • 品種によっては500以上の品種が存在する
  • シルクのような花弁の質感から「シルクフラワー」とも呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • ウエディングブーケの材料
  • 春の花壇に植栽
薬用
  • 現在は薬用としての使用は推奨されない
  • 古代には皮膚疾患の治療に使用されていた

注意: 全草に有毒成分を含むため内服は危険、皮膚への接触も注意が必要

食用

食用には適さない

その他
  • フラワーアレンジメントの高級材料
  • ドライフラワーとしても利用可能

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草(特に開花時期)

症状: 皮膚炎、発疹、水泡、内服により下痢、腹痛、吐き気、重症時は痙攣

ストック (紫羅欄花)

学名: Matthiola incana
科名: アブラナ科

花言葉

  • 逆境を克服する力
  • 永遠の美
  • 愛情の絆
  • 私を信じて

特徴

花色:

説明

南ヨーロッパ原産の本来は多年草だが、日本では夏の暑さに弱いため一年草として扱われる。草丈20~80cm、3~5月に4弁花を穂状に咲かせる。花色はピンク、白、紫、黄、赤など豊富で、甘いスパイシーな香りが特徴。切り花として花持ちがよく、アレンジメントに人気。

豆知識

  • 英名の「Stock」は茎という意味で、茎が太くしっかりしていることから
  • 和名の「アラセイトウ」は「紫羅欄花」と書く
  • 一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きの方が切り花として人気
  • 花は下から順に咲き進む性質がある

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • 花壇植栽
  • 寄せ植えの材料
薬用
  • 古代には薬草として利用されていた
  • 現在は薬用としての使用は一般的ではない

注意: 現在は薬用効果は確認されていない

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料として利用
  • ドライフラワーとしても楽しめる

毒性

症状:

キンポウゲ (金鳳花)

学名: Ranunculus japonicus
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 栄光
  • 栄誉
  • 子どもらしさ
  • 中傷

特徴

花色:

説明

日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布する多年草。草丈30~60cm、直径3cm程の黄色い5弁花を咲かせる。花弁には特有の光沢があり、太陽光で金色に輝く。八重咲きを「キンポウゲ」、一重咲きを「ウマノアシガタ」と呼ぶ。全草にラヌンキュリンという有毒成分を含む。

豆知識

  • 漢字の「金鳳花」は中国の鳳凰に見立てて命名された
  • 学名のjaponicusは「日本の」という意味
  • 花弁の光沢は細胞構造によるもので他の花では見られない特徴
  • 牛が食べて中毒を起こした記録がある

利用方法

観賞用
  • 山野草として鉢植え栽培
  • 自然風庭園に植栽
  • 野草園での観賞
薬用
  • 中国では「毛茛」として薬用に使用されるが素人による使用は危険
  • 現在日本では薬用としての使用は推奨されない

注意: 有毒植物のため絶対に内服してはいけない、皮膚への接触も避ける

食用

食用には適さない(有毒)

その他
  • 生態系の指標植物として重要
  • 昆虫の蜜源植物

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草(ラヌンキュリン、プロトアネモニン)

症状: 皮膚炎症、内服により腹痛、下痢、嘔吐、重篤な場合は呼吸困難

ヤグルマギク (矢車菊)

学名: Centaurea cyanus
科名: キク科

花言葉

  • 優雅
  • 繊細
  • 独身生活
  • 教育

特徴

花色:

説明

ヨーロッパ原産の一年草で、元々は麦畑に生える雑草だった。青い花が特に美しく、ドイツとエストニアの国花となっている。花は鯉のぼりの矢車に似ることから和名がついた。切り花、ドライフラワー、エディブルフラワーとして利用される。古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見されている歴史ある花。

豆知識

  • 学名のCentaureaはギリシャ神話のケンタウロスに由来
  • cyanus はギリシャ語で「藍色の」という意味
  • ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」にも描かれている
  • ナポレオン時代にプロシア王妃が息子たちと摘んだ歴史がある

利用方法

観賞用
  • 花壇に植栽
  • 切り花として利用
  • ドライフラワーとして観賞
薬用
  • 古代から薬用、食用、染料用として利用
  • 現在は主に観賞用

注意: 現在は薬用としての効果は確認されていない

食用
  • 花弁
その他
  • 天然染料として利用
  • 昆虫の蜜源植物
  • ワイルドフラワーガーデンの材料

毒性

症状: