1872年
アメリカ議会が国立公園局設置法を可決。世界最初の国立公園・イエローストーン国立公園を設置。
1872年3月1日、アメリカ議会がイエローストーン国立公園創設法を可決し、世界初の国立公園が誕生しました。
1872年3月1日、アメリカ議会はイエローストーン国立公園設置法を可決し、世界初の国立公園創設を決定した。
この公園は現在のワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州にまたがり、雄大な自然景観と豊かな生態系を保有する。
噴気孔や間欠泉、温泉群が見られる独特の地熱地帯で、後の観光資源として重要視された。
設立は自然保護運動の先駆けとされ、国家が自然環境を法的に保護するモデルとなった。
その後、アメリカ国内の他の地域でも国立公園設立が相次ぎ、世界各国にも影響を与えた。
現在でもイエローストーンは国立公園制度の象徴とされ、多くの来訪者を惹きつけている。
1872年
国立公園
イエローストーン国立公園
1954年
キャッスル作戦: 太平洋のビキニ環礁でアメリカが水爆実験。第五福竜丸が被曝。
太平洋ビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験により、第五福竜丸が被曝し、国際社会に波紋を広げた。
核実験の危険性が改めて認識されるきっかけとなった。
1954年3月1日、アメリカがビキニ環礁で『キャッスル作戦』の一環として水爆実験(ブラボー実験)を実施しました。
爆発は予想を超える威力を持ち、大量の放射性降下物が拡散。
付近を航行していた日本の漁船『第五福竜丸』は被曝し、乗組員に健康被害が発生しました。
この事故は日本国内外に大きな衝撃を与え、核実験の危険性や被害問題が国際的に議論される契機となりました。
日本の水爆禁止運動や原水爆禁止世界大会の発展にもつながりました。
1954年
キャッスル作戦
ビキニ環礁
水爆実験
第五福竜丸
被曝
1988年
水俣病の刑事訴訟(熊本水俣病事件)で最高裁が被告側の上告を棄却し、チッソ元社長らの有罪判決が確定。水俣病の発見から32年目。
水俣病被害者を巡る熊本水俣病事件で、最高裁がチッソ元社長らの有罪判決を確定させました。
1988年3月1日、水俣病被害者をめぐる熊本水俣病事件の刑事訴訟で最高裁が上告を棄却。
これによりチッソ(現・昭和電工)元社長ら6名の有罪判決が確定しました。
水俣病は1956年に確認され、工場廃液によるメチル水銀中毒が引き起こした公害病。
民事訴訟に続き刑事裁判でも企業責任が認められたことで、公害被害者救済の転機に。
環境保護運動と企業倫理を問い直す重要な判例として、国内外で注目されました。
1988年
水俣病
熊本水俣病事件
チッソ
2002年
欧州宇宙機関 (ESA) の地球観測衛星「Envisat」が打ち上げられる。
ESAの地球観測衛星Envisatが打ち上げられ、気候変動や環境監視に新たなデータを提供し始めました。
フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げられました。
重量約8トン、5年以上の運用が計画され、10種類以上の観測機器を搭載して地球表層を監視しました。
植生、海面温度、オゾン層、気体成分など多岐にわたるデータを取得し、気候変動研究に貢献しました。
2002年から2012年まで安定運用され、その後通信喪失により運用を終了しました。
Envisatの観測データは環境保全や防災研究にも応用され、衛星観測の新たな可能性を示しました。
2002年
欧州宇宙機関
地球観測衛星
Envisat
2023年
長崎県の諫早湾干拓事業について、国が、堤防排水門の開門を命じた確定判決の「無力化」を求めた訴訟の上告審で、最高裁判所が、漁業者側の上告を棄却した。開門に関しては、「開門」と「開門せず」という相反する判決が併存していたが、司法判断が「開門せず」に統一された。
2023年3月1日、諫早湾干拓事業を巡る訴訟の上告審で最高裁が漁業者側の上告を棄却し、開門せずの判断が確定しました。
諫早湾干拓事業は1997年に着工され、農地や工業用地を造成する計画です。
一方で排水門の閉鎖により有明海の水質悪化や漁業資源への影響が指摘され、漁業者が開門を求めて訴訟を提起しました。
地裁と高裁の判断は分かれ、開門派と閉鎖維持派の対立が続いていました。
2023年3月1日、最高裁は漁業者側の上告を棄却し、開門せずの判断を確定させました。
この決定により司法判断が統一され、地域の環境保護や漁業権を巡る議論に大きな影響を及ぼしました。
2023年
長崎県
諫早湾干拓事業