03月01日の誕生日 - 科学者・研究者

1611年

ジョン・ペル

(1611 - 1685)

数学者

イギリスの数学者で、ペル方程式研究などで知られる。

1611年にイングランドで生まれ、ケンブリッジ大学で学位を取得。ユークリッド幾何学の英訳者としても知られ、ヨーロッパでの数学普及に尽力。特に「ペル方程式」と呼ばれる二次不定方程式の研究で名を残す（実際の発見者は異なる）。生涯を通じて数学講義や執筆活動を行い、王立学会の設立にも影響を与えた。 1685年に没し、その業績は後世の数論研究の礎となった。

1611年ジョン・ペル数学者 1685年

1858年

ゲオルク・ジンメル

(1858 - 1918)

社会学者、哲学者

社会学者哲学者

ドイツの社会学者・哲学者で、形式社会学の創始者として知られる。

ゲオルク・ジンメル（1858-1918）はドイツの社会学者・哲学者である。社会学を独自の視点で体系化し、「形式社会学」の創始者とされる。『社会学の問題』や『都会と精神生活』などの著作で都市生活の心理や人間関係を分析した。『ストレンジャー（見知らぬ人）』の概念は広く引用され、現代社会学でも重要視されている。哲学と社会学を横断し、個人と社会の相互作用の研究に革新をもたらした。その思想は後世の社会理論や文化研究にも多大な影響を与えた。

1858年ゲオルク・ジンメル社会学者哲学者 1918年

1877年

中田薫

(1877 - 1967)

法学者

日本の法学者。比較法学や法哲学の研究で知られる。

中田薫（1877-1967）は日本の法学者で、東京帝国大学で教鞭を執った。民法や国際私法を中心に研究し、比較法学や法哲学の視点を導入した。著書『法学講義』などを通じて近代日本の法教育を確立した功績がある。学生の指導にも定評があり、多くの後進法曹を育成した。戦後も法体系整備や司法改正にアドバイザーとして関わり、法学界を牽引した。

1877年中田薫法学者 1967年

1879年

ロバート・ダニエル・カーマイケル

(1879 - 1967)

数学者

アメリカの数学者。数論の研究で知られる。

ロバート・ダニエル・カーマイケル（1879-1967）はアメリカの数学者である。カーマイケル数と呼ばれる擬素数の集合を発見し、数論に重要な概念を導入した。シカゴ大学やコロラド大学で教鞭を執り、組合せ論や群論の研究も行った。極限に関する定理や代数的整数論の研究で知られ、複数の学術論文を発表した。その業績は暗号理論など応用数学の分野にも影響を与えた。

ロバート・ダニエル・カーマイケル 1967年

1908年

安松京三

(1908 - 1983)

昆虫学者、九州大学名誉教授

昆虫学者九州大学名誉教授

日本の昆虫学者。九州大学名誉教授として昆虫分類学の研究に尽力した。

1908年に生まれ、九州帝国大学（現九州大学）農学部で昆虫学を学ぶ。卒業後は同大学助教授、教授として昆虫分類学の研究を推進。特にアブラムシや甲虫類の生態や分類に関する論文を多数発表。多くの研究者を指導し、戦後の日本の昆虫学の基盤を築いた。 1983年に逝去し、九州大学名誉教授の称号を得た。

安松京三九州大学 1983年

1910年

アーチャー・マーティン

(1910 - 2002)

化学者

イギリスの化学者。クロマトグラフィーの開発で知られ、1952年にノーベル化学賞を受賞。

1910年にイギリスで生まれる。ケンブリッジ大学で化学を学び、ジョームズ・シンジーと共同で分配クロマトグラフィーを開発。 1952年にノーベル化学賞を受賞し、クロマトグラフィー技術を確立。その後もケンブリッジ大学の教授として研究と教育に従事。数多くの研究者を育成し、分析化学の発展に大きく寄与した。 2002年に逝去した。

アーチャー・マーティン化学者 2002年

1911年

西山卯三

(1911 - 1994)

建築家、建築学者

建築家建築学者

日本の建築家・建築学者。モダニズム建築の研究と普及に貢献した。

1911年生まれ。建築家として数々の公共建築を手掛け、モダニズムの概念を日本に紹介。大学で建築学を教え、後進の育成にも尽力した。建築史や都市計画に関する論文を多数発表。実践と研究を融合させた活動で知られる。 1994年に他界。

1911年西山卯三建築家建築学者 1994年

1912年

矢野健太郎

(1912 - 1993)

数学者

日本の数学者。数論や解析学の研究で知られる。

1912年生まれ。東京大学理学部で学び、数論や関数解析など幅広い分野で業績を残す。大学教授として多くの後進を指導。学会活動にも積極的に参加し、国際会議で日本の数学界を代表。著書や論文は国内外で高く評価された。 1993年に逝去。

1912年矢野健太郎 1993年

1912年

ボリス・チェルトック

(1912 - 2011)

科学者、工学者

科学者工学者

ソ連の科学者・工学者。ロケット技術の発展に大きく貢献した。

1912年に生まれ、世界的なロケット設計局で活躍。主に推進装置や誘導システムの開発を担当し、有人宇宙飛行計画にも関与。後年は宇宙開発の歴史を綴った回想録を執筆。『Rockets and People』は業界で広く読まれた。 2011年に他界。

ボリス・チェルトック科学者工学者 2011年

1928年

伊藤謙哉

天文学者

日本の天文学者。惑星科学や宇宙物理学の研究で知られる。

1928年生まれ。主に惑星探査や太陽風の観測研究に従事。大学教授として研究施設を率い、数多くの論文を発表。国際的な学会でも評価され、後進の指導にも力を注いだ。現在も学術講演や著述活動を続けている。

1928年伊藤謙哉天文学者

1928年

シーモア・パパート

(1928 - 2016)

数学者、計算機科学者

数学者計算機科学者

数学者であり計算機科学の先駆者。教育用プログラミング言語Logoを開発し、学習理論「構成主義」を提唱した。

1928年に南アフリカのプレトリアで生まれ、数学と人工知能の研究を行った。1963年にMITに移り、そこで教育技術と学習理論の研究を推進。教育用プログラミング言語Logoの共同開発を行い、子どもの学習過程を重視する構成主義（コンストラクショニズム）を提唱した。著書『Mindstorms: Children, Computers, and Powerful Ideas』は教育界に大きな影響を与えた。MITメディアラボの創設メンバーとして、プログラミング教育とロボット工学の発展に貢献した。2016年に没し、その業績は現在のSTEAM教育にも息づいている。

シーモア・パパート計算機科学者 2016年

1932年

百瀬宏

国際政治学者

国際政治学者として日米関係や国際機構論を研究した。

1932年に生まれ、東京大学法学部を卒業後、国際政治学の研究に従事した。国連やNATOなど多国間機構の機能と歴史を専門とし、日米関係や冷戦期の政策分析を行った。主著に『国際政治の動態』などがあり、国際安全保障論に影響を与えた。大学教授として後進の指導にも尽力し、多数の論文や講演を通じて学界に貢献。現在も名誉教授として活動している。

1932年百瀬宏国際政治学者