ボケ (木瓜)

学名: Chaenomeles speciosa
科名: バラ科

花言葉

  • 知恵
  • 先駆者
  • 指導者
  • 妖精の輝き

特徴

花色:

説明

中国原産で平安時代に日本に渡来した落葉低木。3~4月に葉が出る前に美しい朱色や赤、白、ピンクの5弁花を咲かせる。花つきがよく、庭木、盆栽、切り花として親しまれている。果実は香りがよく、果実酒やジャムに利用される。

豆知識

  • 学名のspeciosaは「美しい」という意味
  • 江戸時代から多くの園芸品種が作出されている
  • 紅花をヒボケ、白花をシロボケ、紅白混合をサラサボケと呼ぶ
  • 織田信長から連想して「先駆者」の花言葉がついたとされる

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 盆栽として楽しまれる
  • 切り花として利用
薬用
  • 果実を乾燥させた木瓜実は漢方薬として利用
  • 疲労回復や利尿効果が期待される
  • 果実酒は咳やのどの痛みに効果があるとされる

注意: 適切な用法・用量を守って使用すること

食用
  • 果実
その他
  • 香料として利用
  • 木材として一部利用

毒性

症状:

ハクモクレン (白木蓮)

学名: Magnolia denudata
科名: モクレン科

花言葉

  • 慈悲心
  • 気高さ
  • 高潔な心
  • 荘厳

特徴

花色:

説明

中国南部原産の落葉高木で、樹高は10~15mになる。3~4月に葉が展開する前に白色の大きな花が上向きに咲く。花被片は9枚で萼片と花弁は分化していない。つぼみを風乾したものは辛夷(しんい)という生薬として利用される。

豆知識

  • 学名のdenudataは「裸の」という意味で、葉が出る前に花が咲くことを表す
  • 中国では「玉蘭」と呼ばれ、貴重な花として珍重される
  • 日本薬局方では辛夷の基原として5種類のモクレン科植物を規定
  • 樹齢が長く、数百年生きる個体もある

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 街路樹として利用
  • 公園樹として植えられる
薬用
  • つぼみを風乾した辛夷は鼻炎や副鼻腔炎の治療に使用
  • リモネンやシトラールなどの精油を含む
  • コクラウリン、レチクリンなどのアルカロイドを含有

注意: 適切な用法・用量を守って使用すること

食用

食用には適さない

その他
  • 木材として一部利用される
  • 香料として利用されることがある

毒性

症状:

プリムラオプコニカ (常盤桜)

学名: Primula obconica
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 初恋
  • 青春

特徴

花色:

説明

中国湖北省原産の常緑性多年草。草丈は15~30cmで、12月~翌4月頃に白、ピンク、紫、黄色の花を咲かせる。日本では夏の暑さに弱いため一年草として扱われることが多い。葉の裏面にはかぶれを引き起こすプリミンという物質を含む腺毛がある。

豆知識

  • 和名のトキワザクラは「常盤桜」と書き、常緑性を表す
  • シキザキサクラソウ(四季咲き桜草)という別名もある
  • プリミンというかぶれ成分は品種改良により減らされた品種もある
  • ドイツでは「Becherprimel」(杯プリムラ)と呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして室内装飾
  • 寄せ植えの材料
  • 切り花として利用
薬用
  • 特に薬用効果は知られていない

注意: 葉に触れるとかぶれる可能性があるため手袋着用が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸用途のみ

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉の裏面の腺毛

症状: 皮膚のかぶれ、湿疹、かゆみを引き起こす可能性がある

アイスランドポピー

学名: Papaver nudicaule
科名: ケシ科

花言葉

  • 安らぎ
  • 慰め
  • 感謝
  • 喜び

特徴

花色:

説明

シベリア、ヨーロッパの亜寒帯や山岳地帯原産の多年草だが、日本では一年草として扱われる。花の大きさは2~4cmで、白、黄、オレンジ、ピンク、赤など多彩な色がある。春の花壇の彩りとして人気が高く、切り花としても利用される。

豆知識

  • 学名のnudicauleは「裸の茎」という意味
  • アイスランドという名前だが、実際にはアイスランドには自生していない
  • 品種改良により麻薬成分は除去されており、栽培は合法
  • 花弁は薄くシルクのような質感を持つ

利用方法

観賞用
  • 花壇の彩りとして植栽
  • 切り花として利用
  • 寄せ植えの材料
薬用
  • 古代には麻酔や睡眠薬として使用されていた
  • 現在は薬用としての使用は推奨されない

注意: ケシ科植物のため、薬用としての使用は避けること

食用

食用には適さない

その他
  • 種子は小鳥の餌として利用されることがある

毒性

症状: