1940年

第二次大本事件: 不敬罪・治安維持法違反で検挙された大本教主・出口王仁三郎に対し、第1審で無期懲役の判決。

第二次大本事件で大本教主・出口王仁三郎が無期懲役判決を受けた。
大本教は明治時代に創始された神道系宗教団体で、思想的影響力を拡大。 1940年2月29日、治安維持法および不敬罪適用により、第1審で教主出口王仁三郎に無期懲役判決が下された。 政府は宗教団体の統制を強化し、国家神道の統一化を図る一環として大本教を弾圧。 この事件により大本教は壊滅的な打撃を受け、信徒は厳しい取締り下に置かれた。 戦後、大本教は再建されたが、言論・信教の自由に対する国家権力の介入として記憶される。
第二次大本事件 不敬罪 治安維持法 大本 出口王仁三郎
1980年

壱岐イルカ事件: 長崎県壱岐島で活動家デクスター・ケイトが、駆除のために囲われていたイルカ約300頭を網を切って逃がし逮捕。法廷で動物の権利を基に抗弁したが威力業務妨害で有罪。

長崎県壱岐島で活動家がイルカ約300頭を解放し逮捕された事件。
1980年2月29日、壱岐イルカ事件と呼ばれる動物愛護を巡る事件が発生しました。アメリカ人活動家デクスター・ケイトが、駆除目的で囲われていた約300頭のイルカを網から切り離して海へ逃がし、逮捕されました。ケイトは法廷で動物の権利を主張しましたが、日本の法律では認められず、威力業務妨害罪で有罪判決を受けました。この事件は日本国内で動物愛護運動の議論を喚起し、その後の法改正や動物福祉の意識向上につながるきっかけとなりました。現在でも動物の権利や保護に関する討論の重要なターニングポイントとして語られます。
壱岐イルカ事件 長崎県 壱岐島 イルカ 動物の権利 威力業務妨害
1992年

東京都世田谷区の二子玉川園跡地に、テーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」開園。2000年12月31日まで9年間営業した。

二子玉川園跡地にテーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」が開園した日。
1992年2月29日、東京都世田谷区の二子玉川園跡地に、ゲームメーカー・バンダイナムコグループによるテーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」が開園しました。乗り物やアトラクションをはじめ、ゲームセンターやキャラクターショーなどが人気を博しました。経営は2000年12月31日までの約9年間続き、多くの来場者を集めましたが、都市開発の変化や集客競争の激化により閉園となりました。跡地は後に商業施設や住宅地として再開発され、当時の遊園地の面影を残すものは少なくなっています。この開園は90年代の日本のレジャー産業の一側面を象徴しています。
東京都 世田谷区 二子玉川園 ナムコ・ワンダーエッグ 2000年 12月31日