1976年

宇宙開発事業団が電離層観測衛星「うめ」を打上げ。日本初の実用衛星。

電離層観測衛星「うめ」を打ち上げ、日本初の実用衛星を軌道投入。
1976年2月29日、宇宙開発事業団(現JAXAの前身)が電離層観測を目的とした衛星「うめ」を打ち上げました。この「うめ」は日本が初めて実用衛星として打ち上げたもので、地球上空の電離層の構造や時々刻々の変動を観測しました。ミッションは衛星通信や気象予報の精度向上に貢献し、日本の宇宙技術の実用化への大きな一歩となりました。打ち上げには国産ロケット「ラムダロケット」が使用され、その成功は後続の宇宙開発計画にも弾みをつけました。この衛星の成果は学術論文としてまとめられ、国際的にも評価されました。
1976年 宇宙開発事業団 電離層 うめ 実用衛星
2000年

2000年問題(閏日問題)により、郵便貯金ATMが停止するなど社会的に混乱が見られる。

2000年問題(閏日問題)によりATMが停止し混乱が生じた日。
2000年2月29日は、西暦2000年を迎えたコンピュータシステムの不具合、通称「2000年問題(Y2K問題)」の影響が現れた日でもありました。特に郵便貯金のATMが停止し、一部金融機関や企業でシステム障害が発生しました。日付処理のプログラムが「00年」を1900年と解釈したため、閏日となった2月29日のデータ処理でエラーが起きたとされています。大規模な障害には至りませんでしたが、一部では預金引き出しや振込が一時的にできなくなるなどの影響が市民生活に及びました。この事象はコンピュータシステムの脆弱性への警鐘となり、以降のシステム更新やリスク管理の強化につながりました。
2000年 2000年問題 郵便貯金 ATM