平和記念日

国・地域: 台湾

1947年の二・二八事件を記念。

台湾で二・二八事件を追悼し、平和と和解を祈念する日。
平和記念日は、1947年2月28日に発生した二・二八事件の犠牲者を追悼し、平和と人権の尊重を改めて誓う台湾の公的記念日です。この日は抗議活動が武力弾圧され、多くの民間人が犠牲となった歴史を振り返ります。毎年政府主催の追悼式典や慰霊行事が行われ、関係者や遺族らが花輪奉列や黙祷で哀悼の意を表します。学校や公共機関は休暇となり、平和教育プログラムや展示会が開かれ事件について学ぶ機会が提供されます。台湾社会における歴史認識と和解の重要性を示す象徴的な日となっています。
台湾 1947年 二・二八事件

カレワラの日

国・地域: フィンランド

1835年の2月28日、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の初版が発行される。フィンランドは、1917年12月6日にロシアからの独立するが、独立にあたり「カレワラ」が民族意識を高めるのに大きな役割を果たしたと考えられており、この日フィンランドでは「カレワラの日」として、各所でフィンランド国旗が掲揚される。

フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』初版発行を祝う日。
カレワラの日は、1835年2月28日にフィンランドの詩人エリアス・リョンロートが編纂した民族叙事詩『カレワラ』の初版が刊行されたことを記念します。この叙事詩はフィンランド語で書かれ、国民意識の形成に大きく寄与しました。1917年の独立運動においては、カレワラが国民的統一感を高める役割を果たしたと評価されています。当日はフィンランド各地で国旗掲揚や読書会、講演会などが行われ、詩の朗読や音楽イベントを楽しむことができます。文化的遺産としての価値を再確認し、フィンランドの伝統と歴史を祝う祝祭日です。
カレワラ フィンランド 1917年 12月6日

バカヤローの日

国・地域: 日本

1953年のこの日、当時の首相吉田茂が衆議院予算委員会で「バカヤロー」(バカヤロー解散)と発言したことに由来。

吉田茂首相の『バカヤロー解散』発言を記念する日。
バカヤローの日は、1953年2月28日に当時の首相・吉田茂が衆議院予算委員会で「バカヤロー」と叫び解散を決断した逸話に由来します。この発言は『バカヤロー解散』と呼ばれ、日本の政治史における象徴的な出来事となりました。メディアや書籍では、政治家の熱意や時代背景を振り返る題材として語り継がれています。また、政治に関心を持つ市民向けの講演会や討論会が開催されることもあります。ユーモアと歴史を交え、日本の政治文化を考える機会となる記念日です。
日本 1953年 吉田茂 バカヤロー解散

織部の日

国・地域: 日本

岐阜県土岐市が1988年に制定。慶長4年(1599年)のこの日、古田織部が、後に織部焼と呼ばれることになる自分で焼いた茶器を用いて茶会を開いたことに由来。

古田織部が初めて織部焼を用いた茶会を開いた日。
織部の日は、1599年2月28日に武将・古田織部が自身で焼成した陶器(後の織部焼)を用いて茶会を開催したことを記念し、1988年に岐阜県土岐市が制定されました。織部焼は緑釉や斬新な形状が特徴で、桃山時代の茶の湯文化に大きな影響を与えました。毎年この日に合わせ、岐阜県内の陶芸館や窯元で展示会や陶芸体験が行われ、織部焼の美と技術を学ぶことができます。また、伝統工芸の保存と振興を目的としたシンポジウムや講演会も開催され、地域の文化資源として再評価されています。歴史とアートが融合した陶芸の魅力を味わう祝祭日です。
日本 岐阜県 土岐市 1988年 1599年 古田織部