カレワラの日

国・地域: フィンランド

1835年の2月28日、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の初版が発行される。フィンランドは、1917年12月6日にロシアからの独立するが、独立にあたり「カレワラ」が民族意識を高めるのに大きな役割を果たしたと考えられており、この日フィンランドでは「カレワラの日」として、各所でフィンランド国旗が掲揚される。

フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』初版発行を祝う日。
カレワラの日は、1835年2月28日にフィンランドの詩人エリアス・リョンロートが編纂した民族叙事詩『カレワラ』の初版が刊行されたことを記念します。この叙事詩はフィンランド語で書かれ、国民意識の形成に大きく寄与しました。1917年の独立運動においては、カレワラが国民的統一感を高める役割を果たしたと評価されています。当日はフィンランド各地で国旗掲揚や読書会、講演会などが行われ、詩の朗読や音楽イベントを楽しむことができます。文化的遺産としての価値を再確認し、フィンランドの伝統と歴史を祝う祝祭日です。
カレワラ フィンランド 1917年 12月6日

エッセイ記念日

国・地域: 日本

エッセイストの元祖とされるミシェル・ド・モンテーニュの1533年の誕生日。

モンテーニュの誕生日にちなんでエッセイを称える日。
エッセイ記念日は、『エッセイ』という文芸ジャンルの祖とされるフランスの思想家ミシェル・ド・モンテーニュの1533年2月28日の誕生日に由来します。彼の随筆集『エセー』は、個人の思索や日常の出来事を自由に綴る形式を確立し、後世の文学や批評に多大な影響を与えました。当日はエッセイの歴史を学ぶ講座や執筆ワークショップが開かれ、著名作家による講演会も行われます。読者参加型の公開討論やエッセイコンテストを通じて、個人の表現を楽しむ文化が広がります。自由な文章表現の魅力を再発見する記念日です。
エッセイ 日本 ミシェル・ド・モンテーニュ

織部の日

国・地域: 日本

岐阜県土岐市が1988年に制定。慶長4年(1599年)のこの日、古田織部が、後に織部焼と呼ばれることになる自分で焼いた茶器を用いて茶会を開いたことに由来。

古田織部が初めて織部焼を用いた茶会を開いた日。
織部の日は、1599年2月28日に武将・古田織部が自身で焼成した陶器(後の織部焼)を用いて茶会を開催したことを記念し、1988年に岐阜県土岐市が制定されました。織部焼は緑釉や斬新な形状が特徴で、桃山時代の茶の湯文化に大きな影響を与えました。毎年この日に合わせ、岐阜県内の陶芸館や窯元で展示会や陶芸体験が行われ、織部焼の美と技術を学ぶことができます。また、伝統工芸の保存と振興を目的としたシンポジウムや講演会も開催され、地域の文化資源として再評価されています。歴史とアートが融合した陶芸の魅力を味わう祝祭日です。
日本 岐阜県 土岐市 1988年 1599年 古田織部