世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)※2月末日。閏年の場合は2月29日)

国・地域: 世界

世界希少・難治性疾患の日は、希少・難治性疾患の患者の生活の質の向上を目指して、スウェーデンで2008年から始まった。日本でも2010年以降、毎年2月最終日にイベントが開催されている。

希少・難治性疾患の患者支援と啓発を目的に、毎年2月最終日に世界各地で行われる記念日。
世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)は、稀少で治療困難な疾患への理解を深め、患者や家族の生活の質向上を目指す世界的な啓発活動です。2008年にスウェーデンで初めて制定され、日本でも2010年以降、2月末日に様々なイベントやキャンペーンが開催されています。患者コミュニティや医療機関、研究者が連携し、希少疾患の認知度向上や研究支援の重要性を訴えています。また、各国で症例報告会や講演会、SNSを活用した情報発信などが行われ、世界中で希少疾患に対する理解の輪が広がっています。この日をきっかけに、社会全体で希少・難治性疾患への理解と支援を深める機会となっています。
世界希少・難治性疾患の日 世界 2月29日 スウェーデン 2008年

平和記念日

国・地域: 台湾

1947年の二・二八事件を記念。

台湾で二・二八事件を追悼し、平和と和解を祈念する日。
平和記念日は、1947年2月28日に発生した二・二八事件の犠牲者を追悼し、平和と人権の尊重を改めて誓う台湾の公的記念日です。この日は抗議活動が武力弾圧され、多くの民間人が犠牲となった歴史を振り返ります。毎年政府主催の追悼式典や慰霊行事が行われ、関係者や遺族らが花輪奉列や黙祷で哀悼の意を表します。学校や公共機関は休暇となり、平和教育プログラムや展示会が開かれ事件について学ぶ機会が提供されます。台湾社会における歴史認識と和解の重要性を示す象徴的な日となっています。
台湾 1947年 二・二八事件

教師の日(アラブ各国)

アラブ12ヶ国 (バーレーン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、モロッコ、カタール、リビア、エジプト、サウジアラビア、チュニジア、オマーン、ヨルダン、イエメン) では、毎年2月28日が教師の日として祝われる。なお、ユネスコでは、10月5日を「世界教師デー」としている。これは1966年10月5日、パリで『教員の地位に関する勧告』が調印されたことを記念したもので、1994年に定められた。

アラブ12カ国で教師への感謝を示し教育の重要性を祝う日。
教師の日はバーレーンやUAE、エジプトなどアラブ12カ国で2月28日に実施され、教師の献身と教育の役割を称えます。学校やコミュニティでは記念式典や学生からの贈り物、感謝のメッセージが贈られるのが一般的です。一方、ユネスコが定めた世界教師デーは10月5日ですが、アラブ圏では独自に2月28日を教師の日と位置づけています。1966年にパリで調印された『教員の地位に関する勧告』の精神を踏まえ、教育者の地位向上や教育環境の改善を訴える機会にもなっています。教育の未来を支える教師への敬意と社会的認識を深める日です。
教師の日 アラブ バーレーン アラブ首長国連邦 アルジェリア モロッコ カタール リビア エジプト サウジアラビア チュニジア オマーン ヨルダン イエメン ユネスコ 10月5日 世界教師デー 1966年 1994年

カレワラの日

国・地域: フィンランド

1835年の2月28日、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の初版が発行される。フィンランドは、1917年12月6日にロシアからの独立するが、独立にあたり「カレワラ」が民族意識を高めるのに大きな役割を果たしたと考えられており、この日フィンランドでは「カレワラの日」として、各所でフィンランド国旗が掲揚される。

フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』初版発行を祝う日。
カレワラの日は、1835年2月28日にフィンランドの詩人エリアス・リョンロートが編纂した民族叙事詩『カレワラ』の初版が刊行されたことを記念します。この叙事詩はフィンランド語で書かれ、国民意識の形成に大きく寄与しました。1917年の独立運動においては、カレワラが国民的統一感を高める役割を果たしたと評価されています。当日はフィンランド各地で国旗掲揚や読書会、講演会などが行われ、詩の朗読や音楽イベントを楽しむことができます。文化的遺産としての価値を再確認し、フィンランドの伝統と歴史を祝う祝祭日です。
カレワラ フィンランド 1917年 12月6日

科学の日

国・地域: インド

インドの物理学者チャンドラセカール・ラマンが1928年にラマン効果を発見した日を記念。これによりラマンは1930年のノーベル物理学賞を受賞した。

ラマン効果発見を記念し、科学の進歩を祝う日。
科学の日は、インドの物理学者チャンドラセカール・ラマンが1928年2月28日にラマン効果を発見したことを称え制定されました。この発見によりラマンは1930年にノーベル物理学賞を受賞し、光と物質の相互作用の理解が飛躍的に進んだとされます。当日は科学館や大学で講演会や実験デモンストレーションが開催され、学生や研究者が最新の研究成果を共有します。また、一般向けのワークショップやサイエンスフェアを通じて科学への興味喚起が図られます。科学技術の重要性を広く社会にPRする意義深い記念日です。
インド チャンドラセカール・ラマン 1928年 ラマン効果 1930年 ノーベル物理学賞

ビスケットの日

国・地域: 日本

全国ビスケット協会が1980年(昭和55年)に制定。安政2年(1855年)のこの日、軍用パンの製法をオランダ人から学ぶため長崎にいた柴田方庵が、ビスケットの製法を記した日本初の文書である「パン・ビスコイト製法書」を水戸藩に送った。また、ビスケットの語源がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、「に(2)どや(8)く」の語呂合せの意味も持たせている。

日本初のビスケット製法書の紹介と語呂合わせから制定された記念日。
ビスケットの日は、1980年に全国ビスケット協会が制定した記念日です。1855年2月28日、長崎で柴田方庵がオランダ人から学んだビスケットの製法を書き記した『パン・ビスコイト製法書』を水戸藩に送ったことに由来します。また、ビスケットの語源がラテン語で「二度焼かれた物」を意味する『bis coctus』であることから、「に(2)どや(8)く」の語呂合わせでも親しまれています。この日にはビスケットの歴史紹介や試食イベントが行われ、製造工程を学ぶワークショップも各地で開催されます。甘く香ばしいビスケット文化を楽しむ日として愛されています。
ビスケットの日 日本 1980年 安政 1855年 柴田方庵

バカヤローの日

国・地域: 日本

1953年のこの日、当時の首相吉田茂が衆議院予算委員会で「バカヤロー」(バカヤロー解散)と発言したことに由来。

吉田茂首相の『バカヤロー解散』発言を記念する日。
バカヤローの日は、1953年2月28日に当時の首相・吉田茂が衆議院予算委員会で「バカヤロー」と叫び解散を決断した逸話に由来します。この発言は『バカヤロー解散』と呼ばれ、日本の政治史における象徴的な出来事となりました。メディアや書籍では、政治家の熱意や時代背景を振り返る題材として語り継がれています。また、政治に関心を持つ市民向けの講演会や討論会が開催されることもあります。ユーモアと歴史を交え、日本の政治文化を考える機会となる記念日です。
日本 1953年 吉田茂 バカヤロー解散

エッセイ記念日

国・地域: 日本

エッセイストの元祖とされるミシェル・ド・モンテーニュの1533年の誕生日。

モンテーニュの誕生日にちなんでエッセイを称える日。
エッセイ記念日は、『エッセイ』という文芸ジャンルの祖とされるフランスの思想家ミシェル・ド・モンテーニュの1533年2月28日の誕生日に由来します。彼の随筆集『エセー』は、個人の思索や日常の出来事を自由に綴る形式を確立し、後世の文学や批評に多大な影響を与えました。当日はエッセイの歴史を学ぶ講座や執筆ワークショップが開かれ、著名作家による講演会も行われます。読者参加型の公開討論やエッセイコンテストを通じて、個人の表現を楽しむ文化が広がります。自由な文章表現の魅力を再発見する記念日です。
エッセイ 日本 ミシェル・ド・モンテーニュ

織部の日

国・地域: 日本

岐阜県土岐市が1988年に制定。慶長4年(1599年)のこの日、古田織部が、後に織部焼と呼ばれることになる自分で焼いた茶器を用いて茶会を開いたことに由来。

古田織部が初めて織部焼を用いた茶会を開いた日。
織部の日は、1599年2月28日に武将・古田織部が自身で焼成した陶器(後の織部焼)を用いて茶会を開催したことを記念し、1988年に岐阜県土岐市が制定されました。織部焼は緑釉や斬新な形状が特徴で、桃山時代の茶の湯文化に大きな影響を与えました。毎年この日に合わせ、岐阜県内の陶芸館や窯元で展示会や陶芸体験が行われ、織部焼の美と技術を学ぶことができます。また、伝統工芸の保存と振興を目的としたシンポジウムや講演会も開催され、地域の文化資源として再評価されています。歴史とアートが融合した陶芸の魅力を味わう祝祭日です。
日本 岐阜県 土岐市 1988年 1599年 古田織部