1973年
古河鉱業が栃木県の足尾銅山を閉山。
足尾銅山が操業を終え、100年以上にわたる採掘の歴史に幕を閉じた。
栃木県の足尾銅山は17世紀から操業が続いた日本有数の鉱山でしたが、深刻な公害問題や採掘コストの増大により1973年2月28日に古河鉱業が閉山を決定しました。
近隣の渡良瀬川では亜硫酸ガスや重金属汚染が発生し、森林破壊や住民の健康被害が社会問題化していました。
閉山後は公害対策の一環として植林や治水事業が進められ、地域の環境復元が図られました。
足尾銅山の遺構は現在、環境学習の場として保存活用され、多くの見学者が歴史と環境の教訓を学んでいます。
この閉山は日本の産業史と環境保護運動の交差点として重要な節目となりました。
1973年
古河鉱業
足尾銅山