ロウバイ (蝋梅)

学名: Chimonanthus praecox
科名: ロウバイ科

花言葉

  • 温かみ
  • 慈愛
  • 慈しみ
  • ゆかしさ
  • 先導
  • 先見

特徴

花色:

説明

中国原産のロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、冬枯れの庭に咲きます。薄黄色で中央部が紫の、ろうそく細工のような花を咲かせ、冬の青空をバックにするとコントラストがきれいです。花びらにはツヤと厚みがあり、甘く優しい香りが特徴的です。植物が少ない寂しい冬の時期に美しい花と香りで人々を慰めることから花言葉がつけられました。

豆知識

  • 種子には神経毒カリカンチンが含まれ家畜の中毒事故が報告されている
  • 梅という名前だが梅の仲間ではない
  • 冬至の頃から咲き始める貴重な冬の花
  • つぼみを乾燥させた蝋梅花は漢方薬として利用される

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 切り花
  • 生け花
薬用
  • つぼみを乾燥させた蝋梅花として鎮咳、解熱鎮痛に利用

注意: 種子などは有毒アルカロイドを含むため注意が必要

食用

種子は毒性があるため食用に使用してはならない

その他
  • 香料原料
  • 冬の景観
  • 蜜源植物

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全株(特に種子)

症状: 神経毒カリカンチンによる強直性痙攣などの神経症状、特に種子の毒性が強い

フリージア

学名: Freesia refracta
科名: アヤメ科

花言葉

  • あどけなさ
  • 親愛の情
  • 友情
  • 感謝
  • 優雅
  • 天真爛漫
  • 期待
  • 無邪気
  • あどけなさ
  • 純潔
  • あこがれ

特徴

花色:

説明

南アフリカのケープ地方原産のアヤメ科フリージア属の球根植物です。春のまだ浅い季節に花店で甘い香りを漂わせている花の代表格で、明治30年代に導入されてから長い間親しまれています。現在は黄色、白、紫、赤、ピンクなど多彩な花色があり、色によって香りも異なります。デンマークの植物学者エクロンが親友のドイツ人医師フレーゼに敬意を表してつけた名前です。

豆知識

  • 別名として菖蒲水仙、浅黄水仙、香雪蘭がある
  • 色によって香りが異なり、黄色が最も香りが強い
  • オランダで品種改良され現在150以上の品種がある
  • 名前は親友への敬意を表してつけられた

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 球根植物
  • 香りの庭
薬用
  • 特に薬用の記録はない

注意: 薬用に関する情報はない

食用

食用植物としての利用は確認されていない

その他
  • 香水原料
  • アロマテラピー
  • 蜜源植物

毒性

有毒部位: 毒性の報告なし

症状: 毒性に関する情報なし

ゲッケイジュ (月桂樹)

学名: Laurus nobilis
科名: クスノキ科

花言葉

  • 勝利
  • 名誉
  • 栄光

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産のクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木です。雌雄異株で4月から5月に淡黄色の小花を咲かせます。陰干しした葉には精油による芳香があり、ローリエやローレル、ベイリーフなどと呼ばれ香辛料として広く用いられています。古代ギリシャの風習を受け継いだオリンピックの勝者が頭にのせる月桂冠に使用されることで有名です。

豆知識

  • 学名の種小名nobilis(ノビリス)は「高貴な」「気品ある」を意味する
  • オリンピックの月桂冠は古代ギリシャの伝統
  • ローリエとして料理に欠かせない香辛料
  • 雌雄異株で雌株には実がなる

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 記念樹
  • 生け垣
薬用
  • 民間療法で消化促進や鎮痛に利用された歴史がある

注意: 現在は主に香辛料として利用

食用
  • 葉(ローリエとして)
その他
  • 月桂冠の材料
  • 香料原料
  • 精油抽出

毒性

有毒部位: 毒性の報告なし(適切な使用において)

症状: 料理用香辛料として安全に利用される

ヘリクリサム (麦藁菊)

学名: Helichrysum bracteatum
科名: キク科

花言葉

  • 永遠の思い出
  • いつまでも続く喜び
  • 不滅の花
  • 黄金の輝き
  • 記憶

特徴

花色:

説明

オーストラリア、タスマニア原産のキク科ムギワラギク属の一年草です。学名Helichrysumにはギリシア語のhelios(太陽)とchrysos(金色)という言葉が含まれ、和名「麦藁菊」は乾燥した花びらの様子が麦わらに似ているため付けられました。乾燥させても色落ちがしないため、切り花やドライフラワーとして非常に人気があります。

豆知識

  • 学名にはギリシャ語の太陽と金色が含まれている
  • 和名は乾燥した花が麦わらに似ることから
  • ドライフラワーにしても数年間色あせない
  • オーストラリアの代表的な野生花の一つ

利用方法

観賞用
  • ドライフラワー
  • 切り花
  • 花壇
薬用
  • アロマテラピーで使用されることがある

注意: 精油にはケトン類が含まれるため妊婦や子供、高齢者は注意が必要

食用

食用植物としての利用は確認されていない

その他
  • クラフト材料
  • アロマオイル
  • 装飾用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: キク科植物のためアレルギー反応の可能性

症状: キク科アレルギーの方にアレルギー反応、精油は妊婦や子供には注意が必要