02月27日の命日 | calendar.web-standard.org

1425年

ヴァシーリー1世

(1371 - 1425)

モスクワ大公

中世ロシアのモスクワ大公として領土拡大と統治を行った君主。

1371年に生まれ、ドミートリー・ドンスコイの息子として育つ。1389年にモスクワ大公に即位し、リトアニア大公国との戦いなどを通じて領土拡大を図った。内政では貿易の振興や都市の発展に力を入れた。外交面ではポーランド・リトアニアやタタールとの関係を調整し、モスクワ大公国の基盤を強化。1425年に没し、その後のモスクワの台頭の礎を築いた。

1425年ヴァシーリー1世モスクワ大公 1371年

天文16年2月8日

安東尋季

出羽国の戦国大名

戦国時代の出羽国を支配した戦国大名。

生年は不詳だが安東氏の一門として出羽国を統治。天文16年（1547年）2月8日に没するまで領国の統治や防衛にあたった。領内では領民救済や治水事業などにも携わったと伝えられる。周辺大名との抗争を通じて勢力を維持し、地域社会に影響を与えた。没後は後継者により領国の中心的存在として記憶されている。

1547年天文 2月8日安東尋季出羽国戦国大名

寛永14年2月3日

本阿弥光悦

(1558 - 1637)

書家、芸術家

書家芸術家

江戸初期を代表する書家・芸術家で、多彩な工芸分野で活躍した人物。

1558年に生まれ、茶人・千利休の影響を受けて書や陶芸に傾倒する。京都で芸術家集団『光悦寺』を主宰し、書・漆芸・陶芸などを融合させた総合芸術を追求。尾形光琳らとともに琳派芸術に影響を与え、独自の文人趣味を広めた。茶器や書跡は後世に高く評価され、美術史における重要人物とされる。1637年に没し、その作品は今日も国内外の美術館で展示されている。

1637年寛永 2月3日本阿弥光悦書家芸術家 1558年

1666年

ルイサ・デ・グスマン

(1613 - 1666)

ポルトガル王ジョアン4世の妃

17世紀ポルトガル王ジョアン4世の王妃。

1613年に生まれ、貴族グスマン家の出身として宮廷に迎えられる。1633年にジョアン4世と結婚して王妃となり、複数の子女を産み王家を支えた。宮廷では芸術や文化の保護者として活動し、バロック期の宮廷文化の発展に寄与。政治的には直接的な権力を持たなかったが、王への助言や後宮の運営を通じて影響力を発揮。1666年に王妃としての生涯を終え、その存在は当時の宮廷文化の一端を象徴している。

1666年ルイサ・デ・グスマンポルトガル王ジョアン4世 1613年

享保5年1月20日

近衛尚子

(1702 - 1720)

中御門天皇の女御

中御門天皇の女御として宮廷で存在感を示した女官。

1702年に近衛家の公家の娘として生まれる。若くして中御門天皇の女御に選ばれ、天皇の寵愛を受けて後宮で重用される。宮廷内では儀式や文化行事の運営に携わり、皇族との結びつきを強めた。享保5年（1720年）1月20日に逝去するまで、宮廷文化の一翼を担った。詳しい逸話は少ないが、当時の貴族社会における女御の立場を示す人物とされる。

1720年享保 1月20日近衛尚子中御門天皇女御 1702年

宝暦2年1月13日

浅野吉長

(1681 - 1752)

第5代広島藩主

江戸時代の第5代広島藩主として藩政を統治した大名。

1681年に生まれ、浅野氏広島家の家督を継いで第5代藩主となる。藩政改革に取り組み、財政再建や領民の生活改善を図った。学問や文化の振興にも関心を示し、藩校の整備などにも尽力。幕府との関係を維持しつつ、領内の治安維持や産業発展に貢献。宝暦2年（1752年）に逝去し、その統治は広島藩の安定に寄与したと評価される。

1752年宝暦 1月13日浅野吉長広島藩主 1681年

寛政7年1月9日

谷風梶之助（2代目）

(1750 - 1795)

大相撲力士、横綱

大相撲力士横綱

江戸時代中期の大横綱として圧倒的な強さを誇った力士。

1750年に生まれ、大坂相撲で頭角を現す。安永7年（1778年）に史上2人目の正式な横綱に昇進し、『谷風部屋』を率いる。豪快な立ち合いと卓越した投げ技で数多くの勝利を収め、当時の大相撲を代表する存在となった。後進の育成にも努め、多くの力士に影響を与えた。寛政7年（1795年）に逝去し、その名声は今なお語り継がれている。

1795年寛政 1月9日谷風梶之助（2代目）大相撲横綱 1750年

享和2年1月25日

木村兼葭堂

(1736 - 1802)

文人画家、本草学者

文人画家本草学者

文人画家であり本草学者としても著名な江戸時代の学者兼芸術家。

1736年に江戸で生まれ、医師の家系に育つ。文人画家として山水画や花鳥画を得意とし、文人趣味を反映した作品を多数制作。博物学や薬草学にも深い造詣を示し、本草学の研究書を著して学術界に貢献。文化サロンを主宰し、学者や芸術家との交流を促進。享和2年（1802年）に没し、その多彩な業績は絵画史と自然科学史の両面で評価されている。

1802年享和 1月25日木村兼葭堂文人画家本草学者 1736年

文政5年閏1月6日

式亭三馬

(1776 - 1822)

戯作者

江戸後期の戯作者として滑稽本や人情本で知られる作家。

1776年に誕生、本名は魚井仲良とも伝わる。滑稽本を中心に数多くの戯作を執筆し、江戸庶民の生活や風俗をユーモラスに描写。代表作には『浮世風呂』などがあり、当時の出版文化を牽引した。人情味あふれる作風は後の文学や演劇にも影響を与えた。文政5年（1822年）に没し、その作品は今日も江戸文学研究の重要な資料となっている。

1822年文政 1月6日式亭三馬戯作者 1776年

天保12年閏1月7日

徳川家斉

(1773 - 1841)

江戸幕府の第11代将軍

江戸幕府の第11代将軍として長期にわたる治世を行った人物。

1773年に生まれ、第11代将軍に就任してから約50年にわたり幕政を指導。寛政の改革・文化政策などを通じて江戸時代中期から後期の政治・文化を支えた。享保・寛政・文化三代の影響を受けつつも、幕府の安定と諸大名の統制に努める。天保の飢饉や財政難など多くの課題に直面し、改革を試みるも限界も露呈。天保12年（1841年）に亡くなり、長期治世の是非は歴史的に評価が分かれる。

1841年天保 1月7日徳川家斉江戸幕府将軍 1773年

1874年

カルロス・マヌエル・デ・セスペデス

(1819 - 1874)

キューバの革命家

キューバ独立戦争（十年戦争）を率いた革命家で、キューバの父と称される。

1819年に生まれ、砂糖プランテーション経営者の家系で育つ。1868年にグリト・デ・ジャラで独立を宣言し、十年戦争を指導してスペイン支配からの解放を目指した。自由と平等を掲げて解放軍を組織し、キューバ国民に大きな支持を得た。1874年の戦闘で戦没し、その遺志は後の独立運動に受け継がれた。今日もキューバ独立の父として国民的英雄とされている。

1874年カルロス・マヌエル・デ・セスペデスキューバ革命家 1819年

1877年

西郷小兵衛

(1847 - 1877)

西郷隆盛の末弟

西郷隆盛の末弟で、明治維新期に生きた武士。

1847年に薩摩藩の下級武士の家に生まれる。兄・西郷隆盛の影響を受けながらも地味な生涯を送り、維新後は政治的な中心には立たなかった。1877年の西南戦争の混乱期に亡くなり、その生涯は兄の影に隠れて語られることが多い。幕末から明治維新にかけての一族の一員として、歴史の舞台を陰で支えた存在といえる。

1877年西郷小兵衛西郷隆盛 1847年