02月24日の命日 - 科学者・研究者

1799年

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク

(1742 - 1799)

科学者、風刺家

科学者風刺家

ドイツの物理学者・風刺作家。自然科学の研究と風刺的アフォリズムで知られる。

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク (1742年7月1日-1799年2月24日) は、ドイツの物理学者・風刺作家です。電気放電による『リヒテンベルク図形（点）』を発見し、帯電体の図示法を確立しました。ゲッティンゲン大学で物理学を教え、多くの実験装置を自作するなど教育活動にも力を注ぎました。風刺的なアフォリズムを収集した『断章（アフォリズム集）』は、ウィットに富んだ観察として高く評価されています。科学と文学の双方で才能を発揮し、その多彩な業績は後世の学者や作家に影響を与えました。

1799年ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク 1742年

1810年

ヘンリー・キャヴェンディッシュ

(1731 - 1810)

化学者

イギリスの化学者・物理学者。水素の発見者。

ヘンリー・キャヴェンディッシュ (1731年10月10日-1810年2月24日) は、イギリスの化学者・物理学者です。 1781年に『燃素（後に水素と命名）』を発見し、その気体の性質を研究しました。水の組成が水素と酸素から成ることを示唆する実験を行い、化学理論の発展に寄与しました。また、地球の質量と万有引力定数を測定するキャヴェンディッシュの実験（トーラス器）でも知られます。科学実験の正確な計測手法を確立し、近代物理学・化学の礎を築きました。性格は内向的かつ慎重で、生涯独身を貫きました。

1810年ヘンリー・キャヴェンディッシュ化学者 1731年

1812年

エティエンヌ・ルイ・マリュス

(1775 - 1812)

物理学者、数学者

物理学者数学者

フランスの物理学者・数学者。光の偏光研究で知られる。

エティエンヌ・ルイ・マリュス (1775年-1812年2月24日) は、フランスの物理学者・数学者です。光の偏光を研究し、反射による偏光法則（マリュスの法則）を発見しました。クリスタルや結晶学にも関心を持ち、結晶構造解析の基礎理論に貢献しました。ナポレオンのエジプト遠征にも参加し、測量技術や地理学研究にも携わりました。短い生涯ながら、多方面で業績を残し、後の光学や物理学の発展に影響を与えました。

1812年エティエンヌ・ルイ・マリュス物理学者数学者 1775年

1815年

ロバート・フルトン

(1765 - 1815)

発明家

アメリカの発明家・技術者。蒸気船の実用化者。

ロバート・フルトン (1765年11月14日-1815年2月24日) は、アメリカの発明家・技術者です。 1807年に蒸気船『クレメント号』を実用化し、定期航路の開設に成功しました。初期の潜水艦『ナウティラス』の設計・建造にも取り組み、海軍技術にも貢献しました。フランス政府の委託でフランス運河用の蒸気船も試作し、国際的にも活躍しました。技術者としての創意工夫と実用化能力に富み、交通革命に大きな足跡を残しました。

1815年ロバート・フルトン 1765年

1856年

ニコライ・イワノビッチ・ロバチェフスキー

(1792 - 1856)

数学者

ロシアの数学者、非ユークリッド幾何学の先駆者。

ニコライ・イワノビッチ・ロバチェフスキー（1792-1856）はロシアの数学者です。カザン大学で教鞭をとり、幾何学の研究に専念しました。ユークリッドの平行線公準に代わる理論を構築し、初の体系的な非ユークリッド幾何学を確立しました。彼の業績はユークリッド幾何学の枠を越えた新たな幾何学の地平を開拓し、後の数学や物理学に大きな影響を与えました。ロバチェフスキー幾何学として知られるその理論は、一般相対性理論の発展にも寄与しました。

1856年ニコライ・イワノビッチ・ロバチェフスキー 1792年

1871年

ユリウス・ワイスバッハ

(1806 - 1871)

数学者、工学者

数学者工学者

ドイツの数学者・工学者で、流体力学の研究で知られる。

ユリウス・ワイスバッハ（1806-1871）はドイツの数学者・工学者です。流体力学や水理学の研究において顕著な成果を挙げ、ダルシー・ワイスバッハの式に名を残しました。配管内の流体抵抗を解析する手法は工学設計に欠かせないものとなっています。工科教育にも尽力し、多くの技術者を育成しました。また、数学的手法を工学に応用する先駆者として評価されています。

ユリウス・ワイスバッハ工学者 1806年

1875年

マルク・スガン

(1786 - 1875)

技術者、吊り橋・水管式蒸気機関発明者

技術者吊り橋・水管式蒸気機関発明者

フランスの技術者で、鉄索吊り橋や水管式蒸気機関を発明した。

マルク・スガン（1786-1875）はフランスの技術者・発明家です。鉄索を利用した吊り橋技術を開発し、世界初の鉄橋建設に成功しました。また、水管式蒸気機関を発明し、蒸気機関の効率化に大きく貢献しました。彼の業績は鉄道や橋梁工学、水利工学の発展に寄与し、近代土木工学の基礎を築きました。多数の論文や特許を残し、フランスの産業革命にも影響を与えました。

1875年マルク・スガン 1786年

1922年

アルフレッド・エスピナス

(1844 - 1922)

社会学者、哲学者

社会学者哲学者

動物社会学の研究で知られるフランスの社会学者・哲学者。

アルフレッド・エスピナス（1844-1922）はフランスの社会学者・哲学者です。動物社会の行動様式や社会構造に関する先駆的研究を行い、社会学に新たな視点をもたらしました。主著『動物社会論』では動物間の相互作用を分析し、比喩的に人間社会の理解にも応用しました。また、生物学と社会学を結びつける視座を提示し、学際的研究の先駆けとされています。後世の社会学・動物行動学研究に影響を与え、多くの学者に参照され続けています。

1922年アルフレッド・エスピナス社会学者哲学者 1844年

1923年

エドワード・モーリー

(1838 - 1923)

物理学者

アメリカの物理学者。光速測定とエーテル理論の研究で知られる。

1838年に生まれ、コロンビア大学で学ぶ。マイケルソンと共に光速の測定実験を行い、エーテルの不存在を示唆。『マイケルソン・モーリーの実験』で物理学史に大きな功績。正確な測定技術で後の相対性理論の基礎を築く。科学界で高く評価され、ルムフォード賞などを受賞。

1923年エドワード・モーリー 1838年

1931年

久米邦武

(1839 - 1931)

歴史学者

日本の歴史学者、岩倉使節団で欧米を視察し著作を残した。

1839年に肥前国佐賀藩で生まれる。東京大学で西洋史を研究し、歴史学の普及に尽力。 1871～73年の岩倉使節団に随行し『米欧回覧実記』を執筆。欧米の文化・制度を紹介し日本の近代化に寄与。帝国学士院会員として学界の発展を支えた。

1931年久米邦武歴史学者 1839年

1947年

ピエール・ジャネ

(1859 - 1947)

心理学者

フランスの心理学者。実験心理学の先駆者であり、解離や人格の研究で著名です。

1859年フランスに生まれ、現代心理学の基礎を築いた学者です。神経症やヒステリーの研究を通じて『連合の法則』や『潜在意識』概念を発展させました。ジャン＝マルタン・シャルコーの下で学んだ後、パリ大学で教鞭を執りました。彼の研究は精神分析学にも影響を与え、臨床心理学の発展に寄与しました。著書『意識の心理学』などを著し、多くの門下生を育成しました。

ピエール・ジャネ 1859年

1947年

血脇守之助

(1870 - 1947)

歯科医師、東京歯科大学創立者の一人

歯科医師東京歯科大学創立者の一人

日本の歯科医師。東京歯科大学の創立者の一人として教育に貢献しました。

1870年に生まれ、歯科医師としてキャリアを始めました。東京歯科大学の前身組織を仲間と共に創立し、歯科教育の基盤を築きました。教育者として数多くの歯科医師を育成し、日本の歯科医療の発展に寄与しました。歯科医師の専門性向上や教育制度の整備を推進しました。晩年まで臨床と教育の両面で活躍しました。

血脇守之助東京歯科大学 1870年