02月22日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1161年

インノケンティウス3世

(1161 - 1216)

第176代ローマ教皇

中世のローマ教皇として教会改革と政治的影響力の拡大を推進した指導者。

1161年に生まれ、1198年に第176代ローマ教皇に選出された。教会内部の改革や教義統一を目指し、第四ラテラン公会議を主導した。イタリア半島や神聖ローマ帝国の諸勢力に積極的に関与し、政治的影響力を拡大した。十字軍の再編と聖地奪還運動を支援し、教宗権の強化を図った。また、イングランド王ジョンを破門するなどローマ教皇権の頂点を極めた。1216年に没し、後世に多大な影響を残した。

1161年インノケンティウス3世 176 ローマ教皇 1216年

1403年

シャルル7世

(1403 - 1461)

フランス王

百年戦争期のフランス王で、ジャンヌ・ダルクの支援を受け領土回復を果たした君主。

1403年に生まれたシャルル7世は、1422年にフランス王に即位したものの、イギリス勢やブルゴーニュ公国に制圧された領土回復に苦しんだ。1429年、ジャンヌ・ダルクの助力を得てオルレアン包囲戦を突破し、戦況を転換した。彼の治世下でフランスは徐々に勢力を取り戻し、百年戦争を終結へと導いた。国内の行政改革や財政制度の整備にも取り組み、王権強化を図った。1461年に没し、その功績は後世に高く評価された。

1403年シャルル7世 1461年

1440年

ラディスラウス・ポストゥムス

(1440 - 1457)

ハンガリー王、ボヘミア王

ハンガリー王ボヘミア王

幼少期よりハンガリーとボヘミアの王位を継いだ若き君主。

1440年に生まれ、父アルブレヒト2世の死去に伴い僅か2歳でハンガリー王およびボヘミア王に選出された。摂政による統治の下、実権を握ることはほとんどなかった。王位継承を巡る貴族間の抗争や政情不安が続き、1457年にわずか17歳で急逝した。短命ながら中央ヨーロッパの複雑な政治情勢を象徴する存在となった。

1440年ラディスラウス・ポストゥムス 1457年

永禄2年1月15日

伊東祐兵

(1559 - 1600)

初代飫肥藩主

戦国時代から安土桃山時代にかけて飫肥藩を築いた初代藩主。

1559年に生まれ、伊東氏の一族として九州南部で勢力を誇った。豊臣秀吉の九州征伐後、飫肥（現在の宮崎県）に所領を与えられ藩祖となった。飫肥城の築城と領内の統治を通じて藩基盤を確立し、農政や地域経営に尽力した。関ヶ原の戦いの前後にも所領を維持し、戦国期から江戸時代初期への移行期を生き抜いた。1600年に死去し、後継者に家督を譲った。

1559年永禄 1月15日伊東祐兵飫肥藩主 1600年

正徳4年1月8日

分部光命

(1714 - 1783)

第6代大溝藩主

江戸時代中期の大溝藩第6代藩主として藩政を担った大名。

1714年に生まれ、第6代大溝藩主として藩主家を継承した。江戸幕府の直轄地に近い位置にあり、幕府への忠誠を示しながら藩政を運営した。財政再建や産業振興に努め、領民の生活安定に配慮した政策を実施した。晩年は江戸詰めとなり、幕政にも参与した。1783年に没したが、その統治は評価を受けた。

1714年正徳 1月8日分部光命大溝藩主 1783年

1732年

ジョージ・ワシントン

初代アメリカ合衆国大統領※グレゴリオ暦換算

アメリカ合衆国初代大統領。独立戦争の総司令官として名を馳せた。

1732年にバージニア植民地で生まれたジョージ・ワシントンは、1775年に大陸軍総司令官に任命されて独立戦争を指揮した。1783年の勝利後は政界から一度退いたが、1789年に合衆国初代大統領に就任。1792年に再選され、二期8年間の大統領職を平和的に退任した。大統領権限の範囲を定め、政権交代の慣例を築いた。私生活では自ら農園を経営し、奴隷制問題にも向き合った。1799年に没した。

1732年ジョージ・ワシントンアメリカ合衆国大統領 1799年グレゴリオ暦

寛保4年1月9日

松平容頌

(1744 - 1805)

第5代会津藩主

江戸時代会津藩の第5代藩主として領政を担った大名。

1744年に生まれ、1767年に第5代会津藩主となった。松平氏から派生した会津藩主家として幕府に重用され、領内の治水や産業振興を進めた。藩校の設立にも関与し、教育に力を注いだ。幕政には藩論を通じて影響を与え、幕末期の会津藩の礎を築いた。1805年に没し、その治世は領民の支持を得た。

1744年寛保 1月9日松平容頌会津藩主 1805年

1785年

ジャン＝シャルル・ペルティエ

(1785 - 1845)

物理学者

フランスの物理学者。熱電効果の研究で知られる。

1785年に生まれたジャン＝シャルル・ペルティエは、1834年に2種類の金属接合部で電流を流すと熱が吸放出される現象（ペルティエ効果）を発見した。低温物理学や熱電技術の基礎を築き、その後の熱電素子研究に大きな影響を与えた。実験装置の自作にも長け、多くの物理現象を精密に測定した。1845年に没し、その業績は現代のサーモエレクトリック材料研究に受け継がれている。

1785年ジャン＝シャルル・ペルティエ物理学者 1845年

1788年

アルトゥル・ショーペンハウアー

(1788 - 1860)

哲学者

19世紀ドイツの哲学者。意志主義と厭世主義で評価される。

1788年に生まれたアルトゥル・ショーペンハウアーは、著書『意志と表象としての世界』で「世界は盲目的な意志である」と説いた。ヘーゲル哲学を批判し、東洋哲学や仏教思想を参照した独自の哲学体系を構築した。芸術と音楽を意志の解放手段と位置づけ、ニーチェやワーグナーらに影響を与えた。厭世的な人生観は後の文学者や心理学者にも受け継がれ、悲観主義哲学の基礎となった。1860年に没した。

1788年アルトゥル・ショーペンハウアー哲学者 1860年

1796年

アドルフ・ケトレー

(1796 - 1874)

数学者、社会学者、統計学者

数学者社会学者統計学者

ベルギー出身の数学者・統計学者。社会統計学の基礎を築いた。

1796年に生まれたアドルフ・ケトレーは、統計学を社会科学に応用し、平均的人間（l'homme moyen）概念を導入した最初の学者の一人である。彼の著作『社会物理学原理』では、犯罪率や人口動態など社会現象を統計的に分析する手法を提案した。また、天文観測や測地学の研究にも従事し、多方面で活躍した。1874年に没し、現代の統計学・社会統計学に大きな影響を残した。

1796年アドルフ・ケトレー数学者社会学者統計学者 1874年

1806年

アントワーヌ・ヴィールツ

(1806 - 1865)

画家、彫刻家

画家彫刻家

ベルギーのロマン派画家・彫刻家。壮大な歴史画や神話を題材に、劇的な表現を追求した。

アントワーヌ・ヴィールツは1806年にブリュッセルで生まれた。ベルギー独立後の芸術界を代表する一人として活躍し、計画的に規格外の大作を手がけた。彼の作品は神話や聖書の物語を題材に、過激なまでの劇的表現が特徴である。1865年に没後、彼の旧邸にはヴィールツ美術館が設立され、作品が多数展示されている。その影響力は20世紀以降の象徴主義や表現主義にも及んでいる。

1806年アントワーヌ・ヴィールツ画家彫刻家 1865年

1810年

フレデリック・ショパン

(1810 - 1849)

作曲家

ポーランド出身のロマン派作曲家。ピアノ曲に革新をもたらした。

フレデリック・ショパンは1810年にポーランドで生まれ、幼少期から卓越したピアノの才能を発揮した。主にパリで活動し、夜想曲や練習曲、ポロネーズなどの名作を次々と生み出した。繊細な表現と高度な技術を融合させた作風は、後のピアノ音楽に大きな影響を与えた。健康を害しながらも創作を続け、1849年に亡くなるまで数多くの作品を遺した。彼の音楽は今なお世界中で愛され続けている。

1810年フレデリック・ショパン作曲家 1849年