コブシ (辛夷)
花言葉
- 友情
- 信頼
特徴
説明
コブシは日本固有種のモクレン科の落葉高木で、北海道から九州、済州島に分布します。早春に葉が展開する前に他の木々に先駆けて白い大きな花をつけ、つぼみの形が子供の握りこぶしに似ていることから名前がつけられました。花にはレモンのような香りがあり、花蕾を乾燥させたものは「辛夷」という生薬として鼻炎や花粉症の治療に使用されます。
豆知識
- つぼみの形が子供の握りこぶしに似ているのが名前の由来
- 日本固有種で中国には自生していない
- 「コブシ咲く頃田植えの準備」という農業諺がある
- 生薬の辛夷は現在も漢方薬として広く使用されている
利用方法
観賞用
- 庭木として早春の景観を演出
- 公園や街路樹として植栽
- 盆栽として小型で楽しむ
薬用
- 花蕾を乾燥させた「辛夷」が鼻炎・花粉症治療に使用
- 鎮静、鎮痛、抗炎症作用を有する生薬
注意: 多量摂取するとめまいや充血を起こす可能性があります
食用
食用ではありません
その他
- 農業の季節指標として利用
- 木材として工芸品に使用
- 香料成分の研究材料
毒性
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 花蕾(大量摂取時)
症状: 薬用利用時に大量摂取するとめまいや充血を起こす可能性があります