1771年

シャルル・メシエが楕円銀河M49を発見。

フランスの天文学者シャルル・メシエが楕円銀河M49を発見し、銀河研究に貢献しました。
シャルル・メシエは1771年2月19日に観測を通じてM49を初めて記録しました。 M49はおとめ座方向に位置する巨大な楕円銀河で、質量・明るさ共に注目される天体です。 メシエはこの天体を星雲カタログに加え、後の銀河研究に道を開きました。 M49は銀河団に属し、銀河形成や進化を探る上で重要な観測対象となっています。 現在でも大口径望遠鏡や宇宙望遠鏡で研究が続けられています。
1771年 シャルル・メシエ 楕円銀河 M49
1878年

トーマス・エジソンがレコードプレーヤー(フォノグラフ)の特許を取得。

トーマス・エジソンがフォノグラフの特許を取得し、音声録音再生技術の基礎を築きました。
1878年2月19日、エジソンはレコードプレーヤーとして知られるフォノグラフの特許を米国で取得しました。 フォノグラフは円筒形のローラーに音声を刻む仕組みを持ち、世界初の実用的な録音機器となりました。 この発明により音声記録・再生の商業化が可能となり、音楽産業に革命をもたらしました。 エジソンはその後も録音技術の改良を重ね、蝋管録音から円盤式レコードへの移行を促進しました。 フォノグラフは20世紀のオーディオ技術発展の礎とされています。
1878年 トーマス・エジソン レコードプレーヤー フォノグラフ
1977年

東大宇宙航空研が試験衛星「たんせい3号」を打上げ。

東京大学宇宙航空研究所が試験衛星「たんせい3号」を打ち上げました。
東京大学宇宙航空研究所(現:宇宙航空研究開発機構)は、固体燃料ロケットを用いて試験衛星「たんせい3号」を打ち上げました。 この衛星は大気圏上層部のプラズマや電離層の観測を目的とし、データ収集に成功。 日本の大学研究レベルでの宇宙実験成果として注目を集めました。 また、小型衛星開発技術の蓄積に寄与し、後の民間・官民共同の宇宙開発プロジェクトにつながる礎となりました。 国内外の宇宙科学コミュニティでも高く評価されました。
1977年 東大宇宙航空研 たんせい3号
1986年

ソビエト連邦が宇宙ステーション「ミール」を打ち上げ。

ソ連が世界初のモジュール型宇宙ステーション「ミール」を打ち上げました。
1986年2月19日、ソビエト連邦はコムソモリスク発射場から「ミール」コアモジュールを搭載したプロトンロケットを打ち上げ。 モジュール型宇宙ステーションとしては史上初の成功例で、複数モジュールのドッキング運用を可能としました。 以後15年以上にわたり継続して運用され、人類の長期宇宙滞在研究に大きく貢献。 生命科学や材料科学の実験が行われ、後の国際宇宙ステーション構想にも影響を与えました。 冷戦下の宇宙開発競争におけるソ連の技術力を世界に示したプロジェクトです。
1986年 ソビエト連邦 宇宙ステーション ミール
2002年

アメリカの火星探査機「2001マーズ・オデッセイ」が火星の観測を開始。

2002年2月19日、米国の火星探査機「2001マーズ・オデッセイ」が火星周回軌道で観測を開始しました。
2002年2月19日、NASAの火星探査機「2001マーズ・オデッセイ」が火星周回軌道に到達し、観測を開始しました。主に中性子放射線検出器などを搭載し、火星表層の水素量や地質構造を調査することが目的とされました。観測データは火星の水資源分布の解明や将来の有人探査計画に向けた基礎資料として期待されました。ミッションは当初の設計寿命を大きく超える運用を続け、火星マッピングミッションの中核として重要な成果を上げました。得られたデータは後続の探査機や研究者にとって貴重な情報源となっています。
2002年 火星探査機 2001マーズ・オデッセイ 火星