1911年

インドの万国博覧会の行事として、世界で初めて飛行機で郵便物が運ばれた。

インド万国博覧会の行事で世界初の飛行機による郵便物輸送が行われ、航空郵便の幕開けとなった。
1911年2月18日、インドで開催された万国博覧会の特別行事として、飛行機を用いた郵便物の輸送が世界で初めて行われた。 飛行士アンリ・ペケがアラハバード近郊で約13キロメートルの距離を飛び、約6500通の手紙や葉書を運んだ。 飛行時間は約13分で、証明紙を封筒に貼付して郵便物として取り扱われた。 この成功は航空技術の発展と郵便輸送の革新を象徴し、各国で航空郵便導入を促す契機となった。 航空郵便はその後の国際輸送網構築に大きな影響を及ぼし、現代の航空貨物輸送の先駆けとなった。
1911年 インド
1930年

アメリカの天文学者クライド・トンボーが冥王星を発見。

1930年2月18日、天文学者クライド・トンボーが冥王星を発見し、新たな太陽系天体として注目を集めました。
クライド・トンボー(1906-1997)はローウェル天文台で『惑星X』の探索を続け、観測写真を比較して冥王星を発見しました。この発見は当時太陽系第9惑星とされ、全世界の科学界で大きな話題となりました。2006年には国際天文学連合によって冥王星は『矮惑星』に分類し直されました。2015年には探査機ニューホライズンズがフライバイを行い、多様な地形や氷質の表面を撮影するなど新たな知見をもたらしました。トンボーの功績は天文学史における重要なマイルストーンとなっています。
1930年 クライド・トンボー 冥王星
1955年

アメリカ合衆国の第14次の核実験「ティーポット作戦」が始まる。

ネバダ州で米国が第14次核実験「ティーポット作戦」を開始。
1955年2月18日、アメリカ合衆国はネバダ実験場で「ティーポット作戦」(Operation Teapot)と呼ばれる第14次核実験シリーズを開始しました。主に戦術核兵器の性能試験や爆発衝撃波の研究を目的とした一連の地下および大気中爆発試験で、6月までに14回以上の爆発が行われました。この実験は冷戦期の核開発競争の一環であり、後の核安全基準や被曝評価に影響を与えました。
1955年 核実験 ティーポット作戦
2000年

マイクロソフトがWindows 2000を発売。

2000年、マイクロソフトが企業向けOS「Windows 2000」を発売しました。
2000年2月18日、マイクロソフトはWindows 2000を正式に発売しました。 Windows NT系のアーキテクチャをベースに、安定性とセキュリティを強化したOSとして開発されました。 ドメイン管理やActive Directoryの導入により、企業ネットワークの運用効率が大幅に改善されました。 デスクトップ環境では新たなユーザーインターフェースやプラグアンドプレイ機能が向上し、多くの企業や教育機関で導入されました。 発売後は数年間にわたり業務用・サーバー用OSとして高いシェアを維持し、Windows XPへの移行前の主力プラットフォームとなりました。
2000年 マイクロソフト Windows 2000
2007年

日本の運輸多目的衛星「MTSAT 2」(ひまわり7号)を打ち上げ。

2007年、日本の運輸多目的衛星MTSAT-2(ひまわり7号)が打ち上げられました。
2007年2月18日、H-IIAロケット15号機によって鹿児島宇宙空間観測所からMTSAT-2(ひまわり7号)が打ち上げられました。 MTSAT-2は航法用補強及び気象観測を目的とした衛星で、GPS信号の補完と高解像度雲観測センサーを搭載しています。 打ち上げ成功後、台風監視や航空ナビゲーションの精度向上に寄与し、運輸多目的衛星システムの信頼性を高めました。 これにより日本の衛星技術は国際的にも高い評価を受け、後継機開発にも大きな影響を与えました。 現在も気象情報提供や航法サービスの基盤として活用され続けています。
2007年 MTSAT-2 ひまわり