1885年

マーク・トウェインの小説『ハックルベリー・フィンの冒険』が刊行。

マーク・トウェインの代表作『ハックルベリー・フィンの冒険』が刊行され、米文学に新風をもたらした。
1885年2月18日、アメリカの作家マーク・トウェインによる小説『ハックルベリー・フィンの冒険』が刊行された。 物語は少年ハックルベリー・フィンと逃亡奴隷ジムがミシシッピ川を下る冒険を描き、ユーモアと社会風刺を織り交ぜている。 トウェインは当時の南部社会や人種問題を率直な口語体で描写し、リアリズム文学の先駆けと評価された。 刊行当初から議論を呼び、アメリカ文学の古典として世界的に高い評価を得ている。 その後の冒険小説や児童文学にも多大な影響を与え、現在も広く読み継がれている。
1885年 マーク・トウェイン ハックルベリー・フィンの冒険
1938年

石川達三著の南京従軍記『生きてゐる兵隊』を掲載した雑誌『中央公論』3月号が発禁処分。石川と編集者の雨宮庸蔵および発行人の牧野武夫が検挙される。

1938年2月18日、雑誌『中央公論』3月号に掲載された石川達三の『生きてゐる兵隊』が発禁処分となり、関係者が検挙されました。
石川達三著『生きてゐる兵隊』は南京攻略戦の現場を取材したルポルタージュで、過酷な戦闘や捕虜虐待の実態を記録していました。1938年2月18日、内務省は同作を『不穏当文芸』と判断し、雑誌『中央公論』3月号を発禁としました。著者の石川達三、編集者の雨宮庸蔵、発行人の牧野武夫は治安維持法違反容疑で検挙されました。この事件は言論統制強化の象徴となり、以後出版物への検閲と規制が一段と厳しくなりました。国民の戦意高揚を図る戦時下における表現の自由抑圧の一端を示す出来事でした。
1938年 石川達三 生きてゐる兵隊 中央公論 雨宮庸蔵
1950年

第1回さっぽろ雪まつり開催。

札幌市で初めて開催された雪と氷の祭典。市民や観光客が巨大な雪像を楽しんだ。
1950年、札幌市中心部の大通公園で第1回さっぽろ雪まつりが開催されました。もともとは地元高校生たちの雪像コンテストが起源で、数基の雪像が並ぶ小規模な催しでしたが、大きな注目を集めました。以来、雪像の規模や数は年々拡大し、国際的な観光イベントとして定着しました。夜にはライトアップが施され、冬の札幌を象徴する風物詩となっています。現在では毎年200万人以上が訪れる一大イベントです。
1950年 さっぽろ雪まつり
2024年

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が日本映画で初めて英国アカデミー賞アニメ映画賞を受賞。

2024年、宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』が英国アカデミー賞アニメ映画賞を日本映画として初受賞しました。
2024年2月18日、英国アカデミー賞(BAFTA)で宮崎駿監督の長編アニメ『君たちはどう生きるか』がアニメ映画賞を受賞。 日本映画が同賞を受賞するのは史上初で、国際的評価が一層高まった。 本作は吉野源三郎の児童文学を原案とし、成長と勇気を描く普遍的なテーマが支持された。 美しい作画と深い人間ドラマが高く評価され、批評家や観客から絶賛された。 受賞はジブリファンのみならず、新世代の観客にも大きな注目を集め、話題となった。 宮崎監督は「作品が多くの人に届くことを嬉しく思う」とコメントした。
2024年 宮崎駿 君たちはどう生きるか