02月18日の命日 - 作家・文学者 | calendar.web-standard.org

1780年

クリスティヨナス・ドネライティス

(1714 - 1780)

牧師、詩人

牧師詩人

リトアニア系牧師であり、農民生活を詩情豊かに描いた詩人。

1714年に東プロイセンで生まれ、ルター派の牧師として奉職。 1778年に叙事詩『四季』を刊行し、農村の四季折々の暮らしを描写。詩作は民衆の生活と自然への深い洞察に満ちる。 1780年に没し、その作品はドイツ圏の文学史に名を残した。リトアニア文学の先駆者とも評価される。

1780年クリスティヨナス・ドネライティス 1714年

天保2年1月6日

良寛

(1758 - 1831)

曹洞宗の僧侶、歌人

曹洞宗の僧侶歌人

越後出身の曹洞宗僧侶であり、自由奔放な歌人としても知られる。

1758年に越後国（現在の新潟県）に生まれた。曹洞宗の僧侶として生涯を修行に捧げ、簡素な生活を送った。書画にも秀で、心の在り方を表現した俳画や書が残されている。和歌を詠み、自らの素朴な言葉で自然や人々への思いを詠み上げた。その詩歌は現在も多くの人々に愛され、禅の精神と美意識を伝えている。 1831年に入寂し、その清廉な生き方は後世の模範となっている。

1831年天保 1月6日良寛曹洞宗僧侶歌人 1758年

1939年

岡本かの子

(1889 - 1939)

小説家

日本の小説家・詩人。女性心理を繊細に描き、戦前文壇で活躍した。

1889年に東京で生まれ、本名は岡本一。詩人の岡本一平を夫に、芸術家一家の中で創作活動を開始。代表作『小鳥の巣』など、女性の内面を鋭く描いた家庭小説で知られる。雑誌「スバル」や「改造」に寄稿し、流麗な文体で評価を受けた。詩歌や評論、随筆にも取り組み、総合的な文芸活動を展開。 1939年に没し、日本近代文学に大きな足跡を残した。

1939年岡本かの子小説家 1889年

1982年

ナイオ・マーシュ

(1895 - 1982)

推理作家

ニュージーランドの推理作家。〈クイーンズ・オブ・クライム〉の一人。

ナイオ・マーシュは1895年にニュージーランドで生まれた推理作家です。オックスフォード大学で学び、演劇にも造詣が深く舞台設定を活かした作風が特徴です。エロル・アレイン警部を主人公とする長編シリーズで知られ、全32編の作品を発表しました。英国探偵作家協会のメンバーとして推理文学の黄金時代を支え、その功績は後世にも影響を与えています。 1982年に87歳で逝去しました。

1982年ナイオ・マーシュ推理作家 1895年

1983年

和田夏十

(1920 - 1983)

脚本家

1983年和田夏十脚本家 1920年

1988年

石田アヤ

(1908 - 1988)

教育者、翻訳家

教育者翻訳家

日本の教育者・翻訳家。児童文学や海外文学の翻訳を通じて文化交流に寄与しました。

1908年に生まれた石田アヤは、戦後の教育現場で教鞭をとりつつ、児童向けの文学作品を数多く翻訳しました。英語圏の名作を中心に紹介し、子どもたちの読書環境を豊かにすることに貢献しました。また、翻訳だけでなく、教育方法の研究や国際理解教育の普及にも力を注ぎました。彼女の翻訳書は今なお多くの家庭や学校で読み継がれています。 1988年に亡くなりましたが、その業績は教育界で高く評価されています。

1988年石田アヤ 1908年

1991年

式貴士

(1933 - 1991)

SF作家、官能小説家、占星術師

SF作家官能小説家占星術師

多彩なジャンルで活躍した日本の作家。SFや官能小説の執筆と占星術を融合させた独自の世界観が特徴です。

1933年生まれの式貴士は、1960年代からSF作品を発表し、未知の未来像を描く独創的な作風で注目を集めました。官能小説家としても執筆活動を行い、人間の心理や官能描写を繊細に描きました。さらに占星術師として雑誌やラジオで星の動きや運勢について解説し、多くの読者を魅了しました。その活動は文学とオカルト、占星術を融合させる新たなジャンルを切り拓くものでした。 1991年に逝去しましたが、後世の作家にも影響を与え続けています。

1991年式貴士 1933年

1993年

鈴木清

(1907 - 1993)

小説家

1993年鈴木清 1907年

2008年

アラン・ロブ＝グリエ

(1922 - 2008)

小説家、映画監督

小説家映画監督

フランスの小説家・映画監督。ヌーヴォーロマンの旗手。

1922年にフランスで生まれたアラン・ロブ＝グリエは、1953年の処女小説『Les Gommes』で注目を集めました。\nヌーヴォーロマン運動を代表する作家の一人として、従来の小説形式を打破する実験的手法を取り入れました。\n1960年代からは映画監督としても活動し、『トランス・ヨーロッパ・エクスプレス』など映像作品を発表しました。\n文学と映画の両面で前衛的な表現を追求し、国際的にも高い評価を得ました。\n詩的かつ論理的な文章で知られ、その作品は現代文学に大きな影響を与えました。\n2008年に逝去し、20世紀後半の文化に深い足跡を残しました。

2008年アラン・ロブ＝グリエ 1922年

2009年

タイーブ・サーレフ

(1929 - 2009)

作家

スーダンの作家。代表作『北への帰還』で知られる。

1929年にスーダンで生まれたタイーブ・サーレフは、英語で執筆する作家として国際的な評価を得ました。\n1966年発表の長編小説『北への帰還』は、植民地主義とアイデンティティの葛藤を描いた傑作とされます。\n詩的で抒情的な文章と厳密な社会分析を兼ね備え、アフリカ文学の代表作の一つに数えられています。\nその後も短編やエッセイを発表し、グローバルな視点でアラブ世界の現実を描き続けました。\n国連や文学賞の審査員を務めるなど文化交流にも貢献しました。\n2009年に逝去し、その作品は現在も多くの言語に翻訳され読み継がれています。

2009年タイーブ・サーレフ 1929年

2013年

オトフリート・プロイスラー

(1923 - 2013)

児童文学作家

ドイツの児童文学作家。心温まる物語で世界中の子どもたちに愛された。

1923年に当時のチェコスロバキアで生まれ、後にドイツへ移住。児童向けの絵本や小説を多数執筆し、翻訳されて世界中で親しまれる。代表作に『赤い帽子のロッテ』シリーズや『水の精と小さな水妖』などがある。ユーモアと詩情を兼ね備えた作風で、多くの文学賞を受賞。子どもの心に寄り添う作品作りを通じて、児童文学界に大きな影響を与えた。 2013年2月18日に逝去。

オトフリート・プロイスラー児童文学作家 1923年

2016年

津島佑子

(1947 - 2016)

作家

女性の視点を繊細に描いた小説家・エッセイスト。

1947年に生まれ、作家の家庭で育つ。\n1970年代に文壇デビューを果たし、女性の内面や家族関係をテーマにした作品で注目を集めた。\n短編小説から長編、エッセイまで幅広く執筆し、独特の詩情あふれる文体を確立。\n文学賞の候補や受賞歴を重ね、そのきめ細かな描写で多くの読者を魅了。\n2016年2月18日に逝去し、その作品は今も日本文学に大きな影響を与え続けている。

津島佑子 1947年