02月16日の命日 - 科学者・研究者

1754年

リチャード・ミード

(1673 - 1754)

医師

18世紀イギリスの著名な医師で、感染症研究や医学書の執筆で知られる人物。

1673年にイギリスで生まれ、オックスフォード大学で医学を学ぶ。 18世紀の医学界を代表する医師として名声を得た。感染症の予防や治療に関する研究を行い、『医学講義集』を著した。ヨーロッパ各地を巡り、当時の医療慣習を学んで改善策を提案した。 1754年2月16日に没し、近代医学発展への貢献が評価されている。

1754年リチャード・ミード 1673年

宝暦5年1月6日

雨森芳洲

(1668 - 1755)

儒学者

江戸時代前期の日朝交流に尽力した儒学者。

1668年に讃岐国で生まれる。儒学を学び、後に浜田藩や津島藩に仕える。幕府の公式使節として朝鮮に渡航し、国交回復に尽力した。『日東壮遊歌』などの著作を通じて対外文化交流を促進した。 1755年2月16日に没し、日朝友好構築の先覚者として知られる。

1755年宝暦 1月6日雨森芳洲儒学者 1668年

1837年

ゴットフリート・ラインホルト・トレフィラヌス

(1776 - 1837)

動物学者

生物分類学と進化論に先鞭をつけたドイツの動物学者。

1776年にドイツのオルデンブルクで生まれる。哺乳類を中心とした動物の形態と分類を研究。初期進化論の概念を提示し、生物の変化を論じる。大学教授として動物学教育に尽力し、多くの門人を育成。新種記載や比較形態学の論文を発表し、学界に貢献。 1837年に没し、その学説は後の進化論研究に影響を与えた。

1837年ゴットフリート・ラインホルト・トレフィラヌス 1776年

1865年

ルイ・ピエール・グラチオレ

(1815 - 1865)

解剖学者、動物学者

解剖学者動物学者

脳解剖学に革新をもたらしたフランスの解剖学者・動物学者。

1815年にフランスで生まれる。医学と自然科学を学び、解剖学と動物学の研究に従事。特に脳の形態と進化を詳述した解剖図を作成。比較解剖学の観点から人間と動物の脳を比較し、新たな見解を提出。大学教授として後進の指導にあたり、多数の学会発表を行う。 1865年に逝去し、神経科学と比較解剖学の基礎を築いた。

1865年ルイ・ピエール・グラチオレ解剖学者動物学者 1815年

1892年

ヘンリー・ウォルター・ベイツ

(1825 - 1892)

博物学者、昆虫学者、探検家

博物学者昆虫学者探検家

19世紀イギリスの博物学者・昆虫学者。アマゾン探検を通じてベイツ型擬態を提唱した。

1825年にイングランドで生まれる。 1848年にアマゾン探検隊に参加し、約11年間にわたり熱帯地方で標本採集を行った。帰国後、『アマゾンにおける熱帯性の自然史』を出版し、ベイツ型擬態の概念を提唱。進化論を支持し、チャールズ・ダーウィンとも交流した。多くの新種昆虫を記載し、動植物地理学の発展に寄与。 1892年に逝去。

1892年ヘンリー・ウォルター・ベイツ博物学者昆虫学者探検家 1825年

1927年

フリードリヒ・ライニッツァー

(1857 - 1927)

植物学者

19世紀のドイツの植物学者。標本収集と分類に貢献した。

1857年にドイツで生まれ、植物分類学の研究に従事。大学で植物学を専攻し、多くの植物標本を収集。新種の記載や分類体系の整理に尽力し、学術論文を発表。園芸植物の導入や普及にも関わり、植物普及活動を推進。 1927年に逝去。

1927年フリードリヒ・ライニッツァー英語版 1857年

1932年

フェルディナン・ビュイソン

(1841 - 1932)

哲学者、教育学者、政治家

哲学者教育学者政治家

19世紀後半から20世紀初頭のフランスで活躍した哲学者、教育学者、政治家。

フェルディナン・ビュイソン（1841-1932）は、フランスの思想家・教育者として知られ、第三共和政期に教育制度の改革に尽力しました。教育学の研究を通じて教員養成やカリキュラム開発に寄与し、教会と国家の教育関係にも深く関与しました。哲学者としては実証主義や倫理学の分野で論考を発表し、教育理念と結びつけた独自の理論を展開しました。政治家としても活躍し、複数の行政職を歴任しながら公共教育の制度整備に携わりました。その著作は当時の教育思想に大きな影響を与え、今日でも教育史の研究において重要視されています。

1932年フェルディナン・ビュイソン政治家 1841年

1944年

ダーダーサーヘブ・パールケー

(1870 - 1944)

サンスクリット学者、映画製作者

サンスクリット学者映画製作者

インド映画の父と称される映画製作者であり、サンスクリット学の研究者でもあった。

ダーダーサーヘブ・パールケー（1870-1944）は、インド初の本格的な長編映画を制作し、インド映画産業の礎を築いた人物です。同時にサンスクリット学者として古典文献の翻訳や研究を行い、インド文化の普及に貢献しました。彼の作品は神話や宗教的テーマを扱い、視覚表現と伝統文化の融合を試みた先駆的な芸術でした。映画製作を通じて全国に巡回上映を行い、多くの観客に映画の魅力を伝えました。インドの芸術・文化界における業績から、今日でも高い評価を受けています。

1944年ダーダーサーヘブ・パールケー 1870年

1956年

メーグナード・サーハー

(1893 - 1956)

物理学者

インドの物理学者。天体スペクトルの解析でサハ方程式を提唱。

メーグナード・サーハー（1893-1956）は、インド出身の理論物理学者で、天体物理学の基礎を築きました。サハの熱的電離方程式（サハ方程式）を提唱し、恒星のスペクトル分析に革命をもたらしました。ケンブリッジ大学やカルカッタ大学で研究・教育に携わり、多くの優れた弟子を育成しました。インド独立後は教育行政にも関わり、科学技術振興に貢献しました。その功績によりインド科学アカデミー会長などを歴任し、国際的にも高く評価されました。

1956年メーグナード・サーハー物理学者 1893年

1957年

ジョン・タウンゼント

(1868 - 1957)

物理学者

アイルランド出身の物理学者。放電現象の研究で知られる。

ジョン・タウンゼント（1868-1957）は、アイルランドの理論物理学者・実験物理学者で、放電現象の研究において先駆的な業績を挙げました。タウンゼント放電と呼ばれる電子増幅効果を発見し、ガス中の電流流動のメカニズムを解明しました。その研究は高圧電気現象や真空技術の発展に大きく寄与し、後の電子工学やプラズマ物理学にも影響を与えました。ケンブリッジ大学で教鞭を執り、多くの研究者を指導しました。学術論文や著作も多く、20世紀初頭の物理学界で重要な役割を果たしました。

1957年ジョン・タウンゼント 1868年

1970年

ペイトン・ラウス

(1879 - 1970)

医学者

アメリカの病理学者。腫瘍ウイルスを発見し、がん研究に大きな影響を与えた。

1879年にアメリカで生まれる。ロックフェラー研究所で病理学を研究。 1911年に腫瘍ウイルスの存在を報告し、ウイルス性がん理論の道を開く。 1966年にノーベル生理学・医学賞を受賞。多数の学術論文を発表し、ウイルス学とがん研究の基礎を築いた。 1970年に逝去。

1970年ペイトン・ラウス医学者 1879年

1977年

末川博

(1892 - 1977)

法学者

日本の法学者。民法・契約法の研究で知られる。

1892年に愛知県で生まれる。東京帝国大学法学部を卒業。民法・契約法を中心に多くの論文と著書を執筆。大学教授として後進の指導に尽力。戦後の法整備や社会法学の発展に貢献。 1977年に逝去。

1977年末川博法学者 1892年