国旗の日

国・地域: カナダ

1965年のこの日、カナダの国旗が、現在のサトウカエデの葉をデザインしたものに改められたことを記念。

カナダの現在の国旗(メイプルリーフ)が制定されたことを祝う記念日。
国旗の日は1965年2月15日にサトウカエデの葉を図案化した現行の国旗が採用されたことを記念します。カナダの国民的シンボルとして親しまれるメイプルリーフ旗は、国の統合と多様性を象徴しています。毎年この日には式典や国旗掲揚などのイベントが行われ、教育機関や自治体で国旗の歴史について学ぶ機会が設けられます。1964年には数多くのデザイン候補から選ばれた経緯があり、その過程は「紅葉旗選定委員会」の名で知られています。旗の赤と白の色彩はフランス系とイギリス系の伝統を併せ持つカナダの多文化共生を象徴しています。
国旗の日 英語版 カナダ 1965年 カナダの国旗 サトウカエデの葉

建国記念日

国・地域: セルビア

1804年の第1次セルビア暴動と1835年の最初の憲法制定を記念。

セルビアの独立運動と憲法制定を祝う国の建国記念日。
セルビア建国記念日は1804年の第1次セルビア蜂起と1835年の最初の憲法制定を記念する祝日です。1804年に始まったセルビア蜂起はオスマン帝国支配からの解放を目指す民族運動で、その後の独立への道筋を築きました。1835年に制定されたミティロヴィツァ憲法はバルカン地域で最初期の近代憲法の一つとされています。国内ではパレードや公式式典、歴史講演会などが開催され国民の愛国心を高める機会となります。家族や友人と集まって伝統料理を囲みつつ、セルビアの歴史と文化に思いを馳せる日です。
建国記念日 セルビア 1804年 第1次セルビア暴動 英語版 1835年

全面防衛の日

国・地域: シンガポール
シンガポールの全面防衛意識を高めるための記念日。
全面防衛の日はシンガポールが国土防衛への国民意識を高める目的で設けた記念日です。1966年の国民投票で総合防衛政策が採択されたことを受け、毎年2月15日に関連行事が行われます。軍人だけでなく一般市民も参加する演習や講演会、展示などを通じて「総力戦」の考え方が共有されます。教育機関では防災訓練や歴史学習が行われ、防衛の重要性が次世代に伝えられます。多民族国家としての結束力を示し、国民の連帯感を強化する機会となっています。
全面防衛 英語版 シンガポール

西行忌

国・地域: 日本

歌人・西行法師は文治6年2月16日(新暦1190年3月23日)73歳で入寂。西行は藤原氏の出自で、鳥羽院(鳥羽法皇)の北面武士として活躍するが、保延6年(1140年)、23歳で出家する。その後、諸国を巡る漂白の旅に出て、多くの和歌を残す。桜をこよなく愛していた西行は、「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という歌を残し、2月15日から1日後の2月16日にこの世を去った。「望月のころ」という西行の願いを汲み、2月15日が「西行忌」とされている。

歌人・西行法師の遺徳を偲ぶ命日法要の日。
西行忌は日本の中世歌人・西行法師の命日(旧暦2月16日=新暦3月23日)を弔う法要の日で、旧暦2月15日に近いこの日に行われることが多いです。藤原氏出身で北面武士として仕えた西行は23歳で出家し、生涯にわたり各地を巡り多くの和歌を詠みました。桜への愛着を詠んだ「願はくは 花の下にて 春死なむ…」が特に有名です。全国の寺院や歌会で追悼の句会や法要が営まれ、歌道を学ぶ人々が集まります。詩歌を通じて西行の精神と日本の美意識を後世に伝える重要な日とされています。
日本 西行 3月23日 鳥羽院 北面武士