西行忌
国・地域:
日本
歌人・西行法師は文治6年2月16日(新暦1190年3月23日)73歳で入寂。西行は藤原氏の出自で、鳥羽院(鳥羽法皇)の北面武士として活躍するが、保延6年(1140年)、23歳で出家する。その後、諸国を巡る漂白の旅に出て、多くの和歌を残す。桜をこよなく愛していた西行は、「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という歌を残し、2月15日から1日後の2月16日にこの世を去った。「望月のころ」という西行の願いを汲み、2月15日が「西行忌」とされている。
歌人・西行法師の遺徳を偲ぶ命日法要の日。
西行忌は日本の中世歌人・西行法師の命日(旧暦2月16日=新暦3月23日)を弔う法要の日で、旧暦2月15日に近いこの日に行われることが多いです。藤原氏出身で北面武士として仕えた西行は23歳で出家し、生涯にわたり各地を巡り多くの和歌を詠みました。桜への愛着を詠んだ「願はくは 花の下にて 春死なむ…」が特に有名です。全国の寺院や歌会で追悼の句会や法要が営まれ、歌道を学ぶ人々が集まります。詩歌を通じて西行の精神と日本の美意識を後世に伝える重要な日とされています。
日本
西行
3月23日
鳥羽院
北面武士