国際小児がんデー

子どもたちのがんに対する理解を深め、支援を呼びかける国際的な啓発デー。
国際小児がんデーは、2001年に国際小児がん統括団体が提唱し世界各国で認知が進みました。子どもたちのがん治療とその家族への心理的サポートの重要性を訴えています。毎年、シンポジウムやチャリティイベントが開催され、患者や研究者、支援者が集います。WHOやユネスコなど国際機関も公式に支援を表明し、治療研究への資金提供を呼びかけています。この日を通じて社会全体で小児がんと向き合い、未来への希望を育む機会となっています。
小児がん

国旗の日

国・地域: カナダ

1965年のこの日、カナダの国旗が、現在のサトウカエデの葉をデザインしたものに改められたことを記念。

カナダの現在の国旗(メイプルリーフ)が制定されたことを祝う記念日。
国旗の日は1965年2月15日にサトウカエデの葉を図案化した現行の国旗が採用されたことを記念します。カナダの国民的シンボルとして親しまれるメイプルリーフ旗は、国の統合と多様性を象徴しています。毎年この日には式典や国旗掲揚などのイベントが行われ、教育機関や自治体で国旗の歴史について学ぶ機会が設けられます。1964年には数多くのデザイン候補から選ばれた経緯があり、その過程は「紅葉旗選定委員会」の名で知られています。旗の赤と白の色彩はフランス系とイギリス系の伝統を併せ持つカナダの多文化共生を象徴しています。
国旗の日 英語版 カナダ 1965年 カナダの国旗 サトウカエデの葉

建国記念日

国・地域: セルビア

1804年の第1次セルビア暴動と1835年の最初の憲法制定を記念。

セルビアの独立運動と憲法制定を祝う国の建国記念日。
セルビア建国記念日は1804年の第1次セルビア蜂起と1835年の最初の憲法制定を記念する祝日です。1804年に始まったセルビア蜂起はオスマン帝国支配からの解放を目指す民族運動で、その後の独立への道筋を築きました。1835年に制定されたミティロヴィツァ憲法はバルカン地域で最初期の近代憲法の一つとされています。国内ではパレードや公式式典、歴史講演会などが開催され国民の愛国心を高める機会となります。家族や友人と集まって伝統料理を囲みつつ、セルビアの歴史と文化に思いを馳せる日です。
建国記念日 セルビア 1804年 第1次セルビア暴動 英語版 1835年

中華の日 毎月15日は月の中間(ちゅうかん)で中華(ちゅうか) という語呂合わせで「中華の日」として制定されている。

国・地域: 日本
毎月15日の「中間」と「中華」をかけた語呂合わせによる中華料理の日。
中華の日は毎月15日を“月の中間”=中間(ちゅうかん)と“中華(ちゅうか)”の語呂合わせで制定された非公式の記念日です。飲食店や業界団体が企画するキャンペーンで、餃子やラーメンなど多彩な中華料理が特別価格で提供されることもあります。SNSでは#中華の日ハッシュタグで各地のおすすめ中華店情報や手作りレシピがシェアされ、話題を呼んでいます。気軽に中華街や中華料理店を訪れ、新たな料理や店を発見する楽しみがあります。家庭でも中華風のパーティーメニューを楽しむ良い機会となっています。
中華の日 日本

全面防衛の日

国・地域: シンガポール
シンガポールの全面防衛意識を高めるための記念日。
全面防衛の日はシンガポールが国土防衛への国民意識を高める目的で設けた記念日です。1966年の国民投票で総合防衛政策が採択されたことを受け、毎年2月15日に関連行事が行われます。軍人だけでなく一般市民も参加する演習や講演会、展示などを通じて「総力戦」の考え方が共有されます。教育機関では防災訓練や歴史学習が行われ、防衛の重要性が次世代に伝えられます。多民族国家としての結束力を示し、国民の連帯感を強化する機会となっています。
全面防衛 英語版 シンガポール

ジョン・フラムの日

国・地域: バヌアツ

タンナ島におけるカーゴ・カルトの偶像、ジョン・フラムが再来するとされている日。

バヌアツ タンナ島のカーゴ・カルト信仰に由来する祭日。
ジョン・フラムの日はバヌアツのタンナ島で毎年2月15日に行われる独特の宗教的儀式です。住民は第二次世界大戦中に漂着した物資を神格化したジョン・フラムが再来すると信じ、その再来を迎え入れる準備を行います。伝統的なダンスや歌、信者による祈りが朝から夜まで続き、島全体が神聖な雰囲気に包まれます。外部からの観光客も見学できる場合があり、文化交流の場ともなっています。現代においても地元のアイデンティティが色濃く反映された大切な儀式として続いています。
バヌアツ タンナ島 カーゴ・カルト ジョン・フラム

かまくら

国・地域: 日本

秋田県横手市で行われるお祭り。水神様をまつる小正月行事で毎年2月15日、16日に開催される。約450年の歴史があるといわれており、かまくらの中に子どもたちが入って「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と言いながら、甘酒やお餅を振る舞う。もともとはかまくらの中にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事だったが、時代の変化とともに現在のような形になった。

秋田県横手市で行われる水神を祀る小正月の伝統行事「かまくら」。
横手のかまくらは毎年2月15日と16日に横手市で開催される雪のドーム状行事で、約450年の歴史を誇ります。かまくらの中には水神を祀る祭壇が設けられ、子どもたちが中に入り「おがんでたんせ」と声をかけながら甘酒や餅を振る舞います。当初は家内安全や五穀豊穣を祈願する宗教儀礼が起源ですが、現在は地域の冬祭りとして観光客も楽しむイベントとなっています。夜にはかまくらにろうそくが灯され幻想的な光景が広がり、訪れた人々を魅了します。地元の郷土料理や特産品を味わいながら、伝統文化に触れる貴重な機会となっています。
かまくら 日本 秋田県 横手市

西行忌

国・地域: 日本

歌人・西行法師は文治6年2月16日(新暦1190年3月23日)73歳で入寂。西行は藤原氏の出自で、鳥羽院(鳥羽法皇)の北面武士として活躍するが、保延6年(1140年)、23歳で出家する。その後、諸国を巡る漂白の旅に出て、多くの和歌を残す。桜をこよなく愛していた西行は、「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という歌を残し、2月15日から1日後の2月16日にこの世を去った。「望月のころ」という西行の願いを汲み、2月15日が「西行忌」とされている。

歌人・西行法師の遺徳を偲ぶ命日法要の日。
西行忌は日本の中世歌人・西行法師の命日(旧暦2月16日=新暦3月23日)を弔う法要の日で、旧暦2月15日に近いこの日に行われることが多いです。藤原氏出身で北面武士として仕えた西行は23歳で出家し、生涯にわたり各地を巡り多くの和歌を詠みました。桜への愛着を詠んだ「願はくは 花の下にて 春死なむ…」が特に有名です。全国の寺院や歌会で追悼の句会や法要が営まれ、歌道を学ぶ人々が集まります。詩歌を通じて西行の精神と日本の美意識を後世に伝える重要な日とされています。
日本 西行 3月23日 鳥羽院 北面武士