サンシュユ (山茱萸)
花言葉
- 永遠
- 持続
- 耐久
特徴
説明
サンシュユは中国浙江省および朝鮮半島原産のミズキ科の落葉小高木です。江戸時代享保年間に薬用植物として日本に持ち込まれました。早春に葉が出る前に木一面に黄色い小さな花を咲かせることから「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれます。秋にはグミに似た赤いツヤツヤした実をつけ、この実は滋養強壮の漢方薬として重要な薬用植物です。
豆知識
- 牧野富太郎が「ハルコガネバナ」という美しい和名を提唱した
- 秋の赤い実から「アキサンゴ」という別名もある
- 日本の紙幣にも使われる漢方薬の原料植物
- 一本の木から春の花と秋の実、二度の観賞時期を楽しめる
利用方法
観賞用
- 庭木
- 公園樹
- 早春の観賞用
薬用
- 漢方薬として滋養強壮に使用
- 頻尿・尿もれの改善
- 耳鳴り・めまいの治療
注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください。
食用
- 果実(薬用として)
その他
- 染料として利用
- 木材は細工物に使用
毒性
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 未熟果実, 大量の種子
症状: 未熟果実や大量摂取により胃腸の不調を起こす可能性があります