02月14日の命日 - 科学者・研究者

1744年

ジョン・ハドリー

(1682 - 1744)

天文学者

18世紀の天文学者。望遠鏡や測器の改良で観測精度向上に貢献した。

1682年に生まれ、1744年に没した。望遠鏡や測器の改良を行い、天体観測の精度向上に寄与した。特に反射望遠鏡や測角器の開発で知られる。英国王立協会などの学会で活躍し、国際的に高く評価された。その技術的業績は後の天文学や航海術に大きな影響を与えた。

1744年ジョン・ハドリー 1682年

1780年

ウィリアム・ブラックストン

(1723 - 1780)

法学者

イギリスの法学者であり、コモンローの体系化に大きく貢献した人物。

ウィリアム・ブラックストンは1723年にイギリスで生まれ、オックスフォード大学で法学を学びました。 1765年から執筆を開始した『イングランド法講義』(Commentaries on the Laws of England)は法学教育の基礎書として広く用いられました。この著作によりコモンローの歴史や原理を体系的に整理し、法曹界と学界に大きな影響を与えました。弁護士としても活動し、裁判官としての経験を踏まえた実践的な解説が評価されました。 1780年に没した後も、ブラックストンの法理論はイギリスのみならずアメリカ法にも多大な影響を与え続けています。

1780年ウィリアム・ブラックストン法学者 1723年

1933年

カール・エーリヒ・コレンス

(1864 - 1933)

植物学者、遺伝学者

植物学者遺伝学者

ドイツの植物学者・遺伝学者。メンデルの法則を再発見した一人。

カール・エーリヒ・コレンスは1864年にドイツで生まれ、植物学を専攻しました。 1900年にメンデルの遺伝法則をウィルヘルム・ヨハンセンおよびエルンスト・チェルマクと独立に再発見し、遺伝学の基礎を確立しました。遺伝形質の優性・劣性の概念を明確化し、植物実験による遺伝研究手法を発展させました。大学教授として後進の育成にも力を注ぎ、遺伝学の学問的地位向上に貢献しました。 1933年に没した後も、その研究成果は現代遺伝学の基盤として高く評価されています。

1933年カール・エーリヒ・コレンス植物学者遺伝学者 1864年

1943年

ダフィット・ヒルベルト

(1862 - 1943)

数学者

ドイツの数学者で、基礎数学の研究と23の未解決問題提示で知られる巨匠。

ダフィット・ヒルベルトは1862年にドイツで生まれ、ゲッティンゲン大学で数学を学びました。代数的数論や不変式論、幾何学など幅広い分野で業績を挙げ、数学の様々な理論を体系化しました。 1900年のパリ国際数学者会議で提示した『ヒルベルトの23の問題』は20世紀数学の研究課題を方向付けました。基礎論や公理の形式化にも関心を寄せ、数学の論理的基礎構築に大きな貢献をしました。 1943年に没した後も、その多岐にわたる業績と問題提起は現代数学において不可欠な指針となっています。

1943年ダフィット・ヒルベルト数学者 1862年

1950年

カール・ジャンスキー

(1905 - 1950)

電波天文学者

アメリカの電波天文学者。銀河系からの電波放射を発見し、電波天文学の父と称される。

カール・グスタフ・ジャンスキー（1905-1950）は、アメリカの電気技師であり電波天文学者の草分け。 1932年にベル研究所で出力25MHz付近の雑音を調査中、銀河系中心からの電波放射を発見した。この成果は天文学に新たな観測窓を開き、電波天文学の創成期を切り拓いた。その功績を称え、アメリカ国立電波天文台に彼の名を冠したジャンスキー電波望遠鏡が設置されている。

1950年カール・ジャンスキー電波天文学者 1905年

1975年

ジュリアン・ハクスリー

(1887 - 1975)

生物学者

イギリスの生物学者。

1887年に生まれ、進化生物学の分野で活躍。ダーウィンの進化論を発展させ、モダンシンセシスの形成に寄与。ケンブリッジ大学教授を歴任し、多くの研究者を育成。初代ユネスコ事務局長として国際協力にも尽力。科学普及にも熱心で、著書を通じて一般向けに科学を紹介。 1975年に没し、その業績は現在も高く評価されている。

ジュリアン・ハクスリー生物学者 1887年

1989年

ジェームズ・ボンド

鳥類学者

アメリカの鳥類学者。カリブ海域の鳥類研究で著名。

1900年にアメリカで生まれ、カリブ海地域の鳥類研究に従事。 1936年に刊行した『Birds of the West Indies』はフィールドガイドの名著となる。著作は研究者や探鳥愛好家に広く利用され、20年以上にわたり第一線で活躍。イアン・フレミングは彼の名前を007の主人公名に採用し、文学界にも影響を与えた。 1989年2月14日に逝去し、その功績は現在もフィールドガイドの金字塔として評価されている。

ジェームズ・ボンド鳥類学者

2008年

川田侃

(1925 - 2008)

経済学者

日本の経済学者で、理論経済学と史的分析を専門とした教育者。

1925年に生まれ、戦後の日本経済の発展に関心を持った。日本国内の大学で教鞭を執り、多くの研究論文を発表した。マルクス経済学や計量経済学の分野で研究を行い、国内外の学会で評価を得た。経済史を通じて現代経済への洞察を深め、後進の育成にも力を注いだ。 2008年に逝去し、その功績は経済学界で語り継がれている。

2008年川田侃経済学者 1925年