02月14日の誕生日 - 作家・文学者

1404年

レオン・バッティスタ・アルベルティ

(1404 - 1472)

芸術家、詩人、哲学者

芸術家詩人哲学者

ルネサンス期イタリアの多才な芸術家、詩人、哲学者。建築理論の著作でも知られる。

1404年にフィレンツェ郊外のディンサーノで生まれたアルベルティは、数学や古典文学にも精通した人文主義者です。建築に関する『建築十書』では古代建築の原則を整理し、ルネサンス建築の理論的基礎を築きました。絵画や彫刻など視覚芸術の批評を行い、美術解剖学の先駆者としても評価されます。詩作や哲学的論考にも取り組み、その博学ぶりは「万能の人」と称賛されました。多岐にわたる著作は後世の芸術家や建築家に大きな影響を与えました。

1404年レオン・バッティスタ・アルベルティ芸術家詩人哲学者 1472年

享保8年1月10日

片山北海

(1723 - 1790)

儒学者、漢詩人

儒学者漢詩人

江戸時代の儒学者・漢詩人。藩校で教育に携わった思想家。

1723年に播磨国姫路藩で生まれた片山北海は、藩校『好古堂』で学び、その後講師として後進を育成しました。朱子学を基礎としつつ実践的な学問を重視し、藩政改革にも関与。漢詩や和歌を詠み、文人としても名声を博しました。著作『文選講義』などで漢詩の解説を行い、多くの門弟を輩出しました。1790年に没するまで、教育者として地域文化の発展に大きく寄与しました。

1723年享保 1月10日片山北海儒学者漢詩人 1790年

1855年

フセーヴォロド・ガルシン

(1855 - 1888)

小説家

ロシアの小説家で、短編小説を通じて人間の心理を深く描いた作家。

1855年にロシア帝国で生まれ、文学を志して創作活動を開始。『赤い花』や『四日間』など、心の機微を描く短編で高い評価を受ける。精神的な苦悩を抱え、作品には同情と悲哀が漂う。ロシア文壇の同時代作家に大きな影響を与えた。 1888年に若くして亡くなり、その才能は後世に語り継がれる。

1855年フセーヴォロド・ガルシン小説家 1888年

1880年

近藤朔風

(1880 - 1915)

翻訳家

明治から大正期に活躍した翻訳家。海外文学を日本語に紹介し、文化交流に貢献しました。

近藤朔風は1880年に生まれ、欧米の文学作品を日本語に翻訳しました。彼の訳業は読者に新たな視点を提供し、日本の近代文学発展を支えました。特に小説の翻訳を手がけ、その作品は当時の読書層に広く受け入れられました。 1915年に急逝するまで精力的に翻訳活動を続け、その功績は後進の翻訳家にも影響を与えました。日本における翻訳文化の形成に貢献した先駆的な存在とされています。

1880年近藤朔風翻訳家 1915年

1907年

陣出達朗

(1907 - 1986)

時代小説家

江戸時代や幕末を舞台にした時代小説を数多く執筆した作家。緻密な歴史描写と人間ドラマで読者を魅了。

陣出達朗（1907年 - 1986年）は、日本の時代小説家。江戸時代や幕末を舞台にした作品を数多く手がけた。武士や庶民の暮らしに焦点を当てた緻密な描写が特徴で、歴史に対する深い洞察力を示した。新聞や雑誌の連載小説で広く読まれ、その文体は読者から高く評価された。代表作には、社会の変革期を背景にした人間ドラマを描いた作品が多数ある。その功績により、没後も多くの読者に愛され続けている。

1907年陣出達朗時代小説家 1986年

1909年

斎藤史

(1909 - 2002)

歌人

近現代の歌人として数多くの短歌を発表。繊細な心情描写で知られる。

斎藤史（1909年 - 2002年）は、日本の歌人。抒情的な短歌を通じて戦後の混乱期や人間の内面を繊細に描写。同人誌活動や歌会で活躍し、多くの歌集を刊行した。伝統的な和歌の形式を重んじながらも現代的な感覚を取り入れた作風が支持を集めた。生涯にわたり短歌界に影響を与え続けた。

1909年斎藤史歌人 2002年

1912年

チボル・セケリ

(1912 - 1988)

探検家、著作家

探検家著作家

ハンガリー出身の探検家・著作家。世界各地を旅してその経験を執筆にまとめた。

Tibor Sekelj（チボル・セケリ、1912年 - 1988年）は、ハンガリー出身の探検家・著作家。南米やアフリカなど世界各地を旅し、先住民の文化と自然環境を記録。多数の旅行記や文化人類学的著作を執筆し、エスペラント運動にも参加。冒険心あふれるフィールドワークで知られ、普及活動によって世界の理解を促進。その業績は探検文学と博物学の両面で高く評価されている。

チボル・セケリ探検家著作家 1988年

1918年

有馬頼義

(1918 - 1980)

小説家

日本の小説家。人間心理を深く描いた作品で知られる。

有馬頼義は1918年東京生まれの小説家で、戦後の日本社会を背景に人間の内面や家族関係を繊細に描写した作品で知られる。早稲田大学文学部を卒業後に創作活動を開始し、文芸誌への寄稿やエッセイ執筆も行った。リアリズムと抒情性を兼ね備えた文体は読者から高い評価を受けた。批評家としても活動し、多くの作家の作品評を執筆した。1980年に逝去したが、その文学世界は今なお読み継がれている。

1918年有馬頼義小説家 1980年

1919年

鮎川哲也

(1919 - 2002)

推理作家

日本の推理作家。叙述トリックや人情味あふれる探偵小説で人気。

鮎川哲也は1919年生まれの日本の推理作家で、戦後本格的に作家活動を開始した。代表作『悪魔のくちづけ』や『クレーン台車』など、緻密なプロットと人間ドラマが特徴である。叙述トリックを巧みに用い、読者を驚かせる構成力に定評がある。ミステリ研究団体で中心的存在となり、後進の作家育成にも尽力した。2002年に逝去したが、その作品群はミステリファンに今も愛され続けている。

1919年鮎川哲也推理作家 2002年

1922年

邦光史郎

(1922 - 1996)

作家

日本の作家。社会派作品からSFまで幅広いジャンルを手がけた。

邦光史郎は1922年生まれの日本の作家で、戦後の混乱期を背景に人間と社会の葛藤を描く作品で知られる。社会派小説からSF短編まで幅広いジャンルを手がけ、多様な読者層を獲得した。エッセイや評論も執筆し、その洞察力あふれる筆致が評価された。文芸賞の候補にも複数回挙がり、作家仲間からの信頼も厚かった。1996年に逝去し、死後も作品は再版され続けている。

1922年邦光史郎作家 1996年

1941年

田中光二

SF作家

日本のSF作家。独創的な世界観と緻密な描写で未来社会を描いた。

1941年生まれ。SF短編や長編を発表し、独創的な設定で注目を集める。未来社会やテクノロジーをテーマに、人間の本質を探る作品を多く執筆。複雑なプロットと深いテーマ性が特徴で、幅広い読者層に支持される。レトロフューチャー風の世界観や社会風刺的な要素が高く評価される。現在も精力的に創作活動を続けている。

1941年田中光二 SF作家

1942年

佐伯泰英

小説家

日本の小説家。主に時代小説を手がけ、『居眠り磐音江戸双紙』シリーズなどで著名。

1942年、東京都生まれ。時代小説を中心に執筆し、代表作に『居眠り磐音江戸双紙』シリーズがある。シリーズは江戸時代の剣客磐音の人間ドラマを描き、累計発行部数は2000万部以上を記録。作品はテレビドラマや舞台化され、多くのファンを魅了している。緻密な史実考証と情感豊かな筆致で知られ、作家として長年にわたり支持を集めている。

佐伯泰英小説家