02月14日の誕生日 - 科学者・研究者

1468年

ヨハネス・ヴェルナー

(1468 - 1522)

数学者、地理学者

数学者地理学者

ドイツの数学者・地理学者。天文学や地図投影法で業績を残した。

1468年にドイツのロットリンゲンで生まれたヴェルナーは、さまざまな学問を横断した博識家でした。地理学ではヴェルナー図法と呼ばれる地図投影法を提唱し、航海や天文学の測地線計算に貢献しています。数学では三角法や天体観測の理論を研究し、当時未解明だった星食現象について論じました。暦や太陽系の構造にも関心を持ち、学術的著作を多く残しました。1522年に没するまで、幅広い知見でルネサンス期の科学発展を支えました。

1468年ヨハネス・ヴェルナー数学者地理学者 1522年

享保8年1月10日

片山北海

(1723 - 1790)

儒学者、漢詩人

儒学者漢詩人

江戸時代の儒学者・漢詩人。藩校で教育に携わった思想家。

1723年に播磨国姫路藩で生まれた片山北海は、藩校『好古堂』で学び、その後講師として後進を育成しました。朱子学を基礎としつつ実践的な学問を重視し、藩政改革にも関与。漢詩や和歌を詠み、文人としても名声を博しました。著作『文選講義』などで漢詩の解説を行い、多くの門弟を輩出しました。1790年に没するまで、教育者として地域文化の発展に大きく寄与しました。

1723年享保 1月10日片山北海儒学者漢詩人 1790年

1766年

トマス・ロバート・マルサス

(1766 - 1834)

経済学者

イギリスの経済学者。人口論で知られるマルサス主義の提唱者。

1766年にイングランドのリッチモンドで生まれたマルサスは、1798年に『人口の原理』を発表しました。本著で人口増加が食料供給の増加を上回ると警告し、経済学や人口学に大きな影響を与えました。彼は地租改正や救貧政策にも関与し、現実的な社会問題への対応を説きました。また、自然神学の立場から生物の進化にも言及し、ダーウィンにも影響を与えたとされます。1834年に没するまで、その理論は政策論争の中心となりました。

1766年トマス・ロバート・マルサス経済学者 1834年

1832年

ウィリアム・スティンプソン

(1832 - 1872)

動物学者

アメリカの動物学者で、海洋生物の研究に功績を残した学者。

1832年にアメリカで生まれ、ハーバード大学で生物学を学ぶ。主に海洋無脊椎動物の分類と生態研究を行い、多数の新種を記載。スミソニアン協会の初期メンバーとして博物館収集の充実に貢献。学術誌への論文執筆や学会活動を通じて、当時の動物学界を牽引した。 1872年に早逝したが、その業績は後の動物学研究の基礎となった。

1832年ウィリアム・スティンプソン動物学者 1872年

1839年

ヘルマン・ハンケル

(1839 - 1873)

数学者

ドイツの数学者で、積分変換や関数解析の研究で知られる。

1839年にドレスデン近郊で生まれ、ライプツィヒ大学で数学を専攻。リーマン・ヒルベルト理論の発展に寄与し、ハンケル変換を考案。複素関数論や常微分方程式の分野でも多くの論文を発表。若くして教授に就任し、後進の育成にも努めた。 1873年に没するも、名を冠した学術用語は今日も用いられている。

1839年ヘルマン・ハンケル数学者 1873年

1848年

バンジャマン・バイヨー

(1848 - 1934)

天文学者

フランスの天文学者で、国際時間局の創設に関わった科学者。

1848年にフランスで生まれ、パリ天文台で研究を開始。時間計測と子午線測量の研究で名を馳せ、天文台の主任技師を務める。国際時間局（BIH）の創設に関与し、世界標準時の確立に貢献。学術論文や観測報告を多数発表し、国際天文学会でも活躍。 1934年に没し、その研究は現代の天文学に多大な影響を与えた。

1848年バンジャマン・バイヨー天文学者 1934年

安政3年1月9日

松村任三

(1856 - 1928)

植物学者

明治期に活躍した日本の植物学者。植物分類学の研究を通じて多くの新種を報告。

松村任三は1856年に生まれ、日本の植物学の発展に貢献した学者です。主に植物標本の収集と分類学に取り組み、多彩な植物の新種を国内外に紹介しました。研究成果は学術誌に多数発表され、後進の研究者にも影響を与えました。専門書の執筆や教育活動を通じて、植物学の基盤を築く役割を担いました。 1928年にその生涯を閉じるまで、多方面で植物学の普及に尽力しました。

1856年安政 1月9日松村任三植物学者 1928年

1859年

ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニア

(1859 - 1896)

技師、観覧車の発明者

技師観覧車の発明者

アメリカの土木技師で、世界初の観覧車を発明したパイオニア。

ジョージ・フェリス・ジュニアは1859年に生まれたアメリカの土木技師です。 1893年のシカゴ万国博覧会のために世界初の観覧車を設計・建設しました。彼の革新的な設計は構造工学と娯楽産業の新たな可能性を示しました。観覧車は以後、世界中の遊園地や博覧会でシンボル的存在となりました。 1896年に若くして亡くなるまで、その功績は人々に驚きと喜びを提供し続けました。

1859年ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニア技師観覧車 1896年

1862年

アグネス・ポッケルス

(1862 - 1935)

化学者

ドイツの自学自習の化学者で、表面張力研究の先駆者。

アグネス・ポッケルスは1862年に生まれたドイツの化学者です。家庭で独自に研究を行い、表面張力測定の新しい手法を開発しました。その成果をロンドンのレイリー卿に報告し、高い評価を得ています。彼女の研究は界面化学の基礎を築き、後の表面化学研究に多大な影響を与えました。 1935年に亡くなるまで、自らの方法論で科学界に貢献し続けました。

1862年アグネス・ポッケルス化学者 1935年

1864年

ロバート・E・パーク

(1864 - 1944)

社会学者

アメリカの社会学者でシカゴ学派の中心人物。都市社会学の父と称される。

ロバート・E・パークは1864年に生まれ、社会学の発展に大きく貢献した学者です。シカゴ大学で都市社会学の研究を進め、人間集団のダイナミクスを分析しました。移民コミュニティや都市環境が社会構造に与える影響を体系的に研究し、理論を構築。多くの著作と講義を通じて後進を育成し、シカゴ学派の形成に寄与しました。 1944年に亡くなるまで、社会学理論の礎を築き続けました。

1864年ロバート・E・パーク社会学者 1944年

1869年

チャールズ・ウィルソン

(1869 - 1959)

物理学者

雲箱を発明しノーベル物理学賞を受賞したイギリスの物理学者。

チャールズ・ウィルソンは1869年に生まれ、スコットランド出身の物理学者です。雲箱（クラウドチェンバー）を開発し、放射線や粒子の軌跡を可視化する方法を確立。 1927年にその功績でノーベル物理学賞を受賞し、実験物理学の発展に大きく貢献しました。ケンブリッジ大学で研究と教育に携わり、多くの科学者を指導しました。 1959年に逝去するまで、物理学の研究に情熱を注ぎ続けました。

1869年チャールズ・ウィルソン物理学者 1959年

1877年

エトムント・ランダウ

(1877 - 1938)

数学者

ドイツ出身の数学者で、解析学や数論の分野において重要な業績を残しました。

エトムント・ランダウは1877年にベルリンで生まれ、コペンハーゲン大学やゲッティンゲン大学で学びました。解析関数や素数分布に関する研究を通じて、現代数論の基礎づくりに貢献。 “ランダウの問題”や“ランダウの公理”など、多くの数学的概念に名を残しています。 1938年に亡くなるまで精力的に研究・教育に携わり、後進の育成にも注力しました。代表的著作に『Handbuch der Lehre von der Verteilung der Primzahlen』があります。

1877年エトムント・ランダウ数学者 1938年