芸術家、詩人、哲学者
芸術家
詩人
哲学者
ルネサンス期イタリアの多才な芸術家、詩人、哲学者。建築理論の著作でも知られる。
1404年にフィレンツェ郊外のディンサーノで生まれたアルベルティは、数学や古典文学にも精通した人文主義者です。建築に関する『建築十書』では古代建築の原則を整理し、ルネサンス建築の理論的基礎を築きました。絵画や彫刻など視覚芸術の批評を行い、美術解剖学の先駆者としても評価されます。詩作や哲学的論考にも取り組み、その博学ぶりは「万能の人」と称賛されました。多岐にわたる著作は後世の芸術家や建築家に大きな影響を与えました。
1404年
レオン・バッティスタ・アルベルティ
芸術家
詩人
哲学者
1472年
数学者、地理学者
数学者
地理学者
ドイツの数学者・地理学者。天文学や地図投影法で業績を残した。
1468年にドイツのロットリンゲンで生まれたヴェルナーは、さまざまな学問を横断した博識家でした。地理学ではヴェルナー図法と呼ばれる地図投影法を提唱し、航海や天文学の測地線計算に貢献しています。数学では三角法や天体観測の理論を研究し、当時未解明だった星食現象について論じました。暦や太陽系の構造にも関心を持ち、学術的著作を多く残しました。1522年に没するまで、幅広い知見でルネサンス期の科学発展を支えました。
1468年
ヨハネス・ヴェルナー
数学者
地理学者
1522年
ムガル帝国初代皇帝
ムガル帝国初代皇帝
ムガル帝国の創始者で初代皇帝。中央アジア出身の征服者。
1483年に現在のウズベキスタンのファールシー地方で誕生したバーブルは、ティムール朝の末裔と称されました。1504年にフェルガナを統治し、1526年にパーニーパットの戦いでローディー朝を破り、ムガル帝国を樹立します。彼の統治はペルシア文化とインド文化の融合を促進し、多言語・多宗教国家の基礎を築きました。回想録『バーブル・ナーメ』には戦闘記録だけでなく、詩や自然観察も綴られ、その文学的価値も高く評価されます。1530年に没するまで、新興帝国の土台を固め、後の帝王たちに大きな影響を与えました。
1483年
バーブル
ムガル帝国
1530年
プファルツ選帝侯
プファルツ選帝侯
プファルツ選帝侯(ドイツ地方の君主)。宗教改革期を生きた統治者。
1515年にプファルツ選帝侯領で生まれたフリードリヒ3世は、ルター派の支持者として知られています。1546年に選帝侯として即位し、領内にルター派教会を導入、宗教改革の拡大に寄与しました。彼の統治下でプファルツは重要なプロテスタント拠点となり、政治的にも文化的にも影響力を高めました。また、学問や芸術の保護者としても活動し、大学設立を支援した記録があります。1576年に没するまで、宗教と文化の発展を両立させた名君として評価されています。
1515年
フリードリヒ3世
プファルツ選帝侯
1576年
神聖ローマ皇帝
神聖ローマ皇帝
神聖ローマ皇帝(在位1612-1619)。ハプスブルク家の一員。
1557年にウィーンで生まれたマティアスは、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の弟にあたります。1608年にボヘミア王、1611年にハンガリー王、1612年に皇帝として戴冠し、三重王冠を手にしました。宗教対立が激化する時代にあって、カトリックとプロテスタントの調停を試み、帝国内の安定を図ろうとしました。特に1615年のシュパイアー宗教和議では両派の和解に一定の成果を上げています。1619年に没するまで、複雑な帝国政治を取りまとめた統治者として知られます。
1557年
マティアス
神聖ローマ皇帝
1619年
作曲家
作曲家
17世紀イタリアの作曲家。ヴェネツィア楽派の代表的存在。
1602年にヴェネツィアで生まれたカヴァッリは、サンマルコ大聖堂の合唱指揮者を務めました。オペラ作曲家として『エンディミオ・エ・アルキデモ』など多くの作品を残し、舞台芸術に革新をもたらしました。彼の音楽は合唱と器楽の対話を重視し、後のバロック音楽に大きな影響を与えています。また、宗教音楽も手がけ、その洗練された対位法は高く評価されました。1676年に没するまで、ヴェネツィア楽派を代表する作曲家として活躍しました。
1602年
ピエトロ・フランチェスコ・カヴァッリ
作曲家
1676年
儒学者、漢詩人
儒学者
漢詩人
江戸時代の儒学者・漢詩人。藩校で教育に携わった思想家。
1723年に播磨国姫路藩で生まれた片山北海は、藩校『好古堂』で学び、その後講師として後進を育成しました。朱子学を基礎としつつ実践的な学問を重視し、藩政改革にも関与。漢詩や和歌を詠み、文人としても名声を博しました。著作『文選講義』などで漢詩の解説を行い、多くの門弟を輩出しました。1790年に没するまで、教育者として地域文化の発展に大きく寄与しました。
1723年
享保
1月10日
片山北海
儒学者
漢詩人
1790年
軍人
軍人
フランス革命戦争・ナポレオン戦争期の将軍。戦術家として活躍。
1763年にパリ郊外で生まれたモローは、フランス革命戦争で数々の勝利を収めました。1796年のライン方面作戦では敵陣深く侵入し、戦術的機知を発揮。ナポレオンの凱旋門を争い、後に敵対関係となったことも知られます。1804年に帝政樹立に参加したものの、晩年はナポレオンと対立し、不信を買います。1813年に亡くなるまで、多くの戦役でフランス軍を指揮した名将として歴史に名を残しています。
1763年
ジャン・ヴィクトル・マリー・モロー
軍人
1813年
経済学者
経済学者
イギリスの経済学者。人口論で知られるマルサス主義の提唱者。
1766年にイングランドのリッチモンドで生まれたマルサスは、1798年に『人口の原理』を発表しました。本著で人口増加が食料供給の増加を上回ると警告し、経済学や人口学に大きな影響を与えました。彼は地租改正や救貧政策にも関与し、現実的な社会問題への対応を説きました。また、自然神学の立場から生物の進化にも言及し、ダーウィンにも影響を与えたとされます。1834年に没するまで、その理論は政策論争の中心となりました。
1766年
トマス・ロバート・マルサス
経済学者
1834年
作曲家
作曲家
ロシアの作曲家。ロマン派時代の歌曲で知られる。
1813年にイワノヴォで生まれたダルゴムイシスキーは、ロシア歌曲の発展に貢献しました。長編オペラ『ロクモーラ』など劇音楽を手がけ、リアリズムを重視した作風が特徴です。民謡の引用や合唱技法を駆使し、国民的な音楽語法を開拓しました。また、劇場や音楽機関の運営にも携わり、ロシア音楽界に影響を与えました。1869年に没するまで、多彩な作品でロマン派音楽を牽引しました。
1813年
アレクサンドル・ダルゴムイシスキー
1869年
奴隷制度廃止運動家
奴隷制度廃止運動家
アメリカ合衆国の奴隷から脱出し、著名な演説家・作家として奴隷制度廃止運動を牽引した人物。
1818年にメリーランド州の奴隷家庭に生まれ、幼少期を過酷な環境で過ごす。
1845年に脱走して自由を獲得し、自らの体験を綴った自伝を出版。
優れた演説家・作家として全米を巡り、奴隷制度廃止運動の最前線で活躍。
南北戦争後は政府顧問や公職に就任し、アフリカ系アメリカ人の権利拡大に尽力。
女性の参政権運動をも支持し、生涯を通じて平等と正義を訴え続けた。
1818年
フレデリック・ダグラス
奴隷制度廃止運動家
1895年
幕末・明治期の侠客
幕末・明治期の侠客
江戸末期から明治時代にかけて名を馳せた侠客で、民衆からは義侠心あふれる座頭として敬愛された人物。
1820年に駿河国で生まれ、若くして侠客として頭角を現す。
幕末の混乱期に博徒や浪人らを統率し、治安維持や困窮者救済に尽力。
明治維新後もヤクザ組織の頭領として活動し、民衆の信頼を集めた。
義理と人情を重んじたその振る舞いは多くの書物や演芸作品で描かれる。
1893年に没し、その生涯と伝説は今も語り継がれている。
1820年
文政
1月1日
清水次郎長
幕末
明治
侠客
1893年