1130年

ホノリウス2世

第163代ローマ教皇

第163代ローマ教皇
12世紀初頭のローマ教皇で、教会改革に尽力した指導者。
ホノリウス2世(在位:1124年–1130年)は、教会の清めと改革を目的として教皇職に就いた。 1060年頃に生まれたとされ、在位中に教皇権の強化と教会規律の確立に努めた。 司教叙階の基準を厳格化し、聖職者の堕落を防ぐための諸規定を整備した。 また、十字軍のための教会支援を呼びかけ、ヨーロッパ各地の宗教活動を支援した。 1130年に没し、その後も教会改革運動の先駆者として評価され続けた。
1130年 ホノリウス2世 ローマ教皇 1060年
1728年

コットン・マザー

(1663 - 1728)

神学者、作家

神学者 作家
アメリカ植民地時代のピューリタン神学者・作家。サーレム魔女裁判にも関与したことで知られます。
コットン・マザー(1663年–1728年)は、マサチューセッツ湾植民地の著名なピューリタン神学者です。 父親オライル・マザーの後を継いで牧師となり、幅広い神学研究と執筆活動を行いました。 彼の著書『Magnalia Christi Americana』はアメリカ植民地の宗教史と伝統を綴った重要文献です。 サーレム魔女裁判では異端審問を支持したことで論争を呼び、後世でも議論の対象となっています。 教育や科学にも強い関心を示し、ハーバード大学で学び、天文学や医学にも造詣が深かったと言われます。
1728年 コットン・マザー 1663年
1787年

ルジェル・ヨシプ・ボスコヴィッチ

(1711 - 1787)

科学者、イエズス会神父

科学者 イエズス会神父
イタリア出身のイエズス会司祭であり、自然哲学や数学、天文学に革新的な理論をもたらした科学者です。
ルジェル・ヨシプ・ボスコヴィッチ(1711年–1787年)は、ラグサ(現在のドゥブロヴニク)生まれのイエズス会神父で、物理学や天文学、数学など多岐にわたる研究を行いました。 原子や元素の統一理論を提唱し、後の分子論や原子論に影響を与えました。 ヨーロッパ各地の学術機関で講義や研究を行い、パリ天文台やロンドン王立協会とも交流がありました。 測地学の調査に参加し、地球の測定にも貢献するなど実証的な研究を重視しました。 彼の業績は近代科学の発展に大きな足跡を残し、宗教者としての立場と科学的探求を両立させた先駆者として評価されています。
1787年 ルジェル・ヨシプ・ボスコヴィッチ 科学者 イエズス会 神父 1711年
2005年

ルシア・ドス・サントス

(1907 - 2005)

カルメル会修道女、ファティマの聖母の目撃者

カルメル会修道女 ファティマの聖母の目撃者
ポルトガル出身の修道女。ファティマの聖母出現を目撃した。
1907年にポルトガルのアルブロアで生まれる。 1917年のファティマの3人の羊飼いの一人として聖母マリアの出現を目撃。 後にカルメル会修道女として修道院で生活し、信仰を深めた。 生涯を通じて幻視の証言を続け、世界中の信徒に影響を与えた。 2005年2月13日に修道院で死去した。
2005年 ルシア・ドス・サントス ファティマの聖母 1907年
2018年

ドブリ・ドブレフ

(1914 - 2018)

正教徒

正教徒
ブルガリアの正教徒で、貧困の中教会修復のために寄付を続けた慈善活動家。
ドブリ・ドブレフ(1914年–2018年)はブルガリア出身の敬虔な正教徒。生涯を通じて清貧を貫き、街角で受け取った施しをすべて正教会の修復や慈善団体に寄付した。90歳を過ぎても毎日長距離を歩き、小さな帽子に集まったコインを積み重ねる献身的な活動は「生きる聖人」と称賛された。彼の姿勢は国内外で大きな感動を呼び、メディアでも度々取り上げられた。104歳で亡くなる直前まで奉仕を続け、その信仰心と慈愛の精神は多くの人々に影響を与えた。
2018年 ドブリ・ドブレフ 1914年