02月12日の命日 - 科学者・研究者

1612年

クリストファー・クラヴィウス

(1538 - 1612)

天文学者

イエズス会の天文学者・数学者で、グレゴリオ暦の制定に寄与した学者。

1538年にドイツで生まれ、イエズス会に入会してローマに移住しました。コレッジョ・ロマーノで教鞭をとり、数学と天文学を教授しました。1582年のグレゴリオ暦改暦の計算法を主導し、暦法改革に大きく貢献しました。多数の天文書や数学書を執筆し、ヨーロッパの科学教育に影響を与えました。1612年に亡くなりました。

1612年クリストファー・クラヴィウス天文学者 1538年

1612年

ヨドクス・ホンディウス

(1563 - 1612)

彫刻家、地図製作者

彫刻家地図製作者

フランドル出身の地図製作者・彫刻家で、近世ヨーロッパの地図帳を発展させた先駆者。

1563年にフランドルで生まれ、地理学と美術を学びました。1593年にイギリスへ移住し、地図の改訂と出版を手がけました。1606年には『ホンディウス地図帳』を刊行し、世界各地の地理知識を集大成しました。彫刻家としても活動し、地図の装飾彫刻を手がけました。1612年に亡くなり、その業績は後世の地図製作者に受け継がれました。

1612年ヨドクス・ホンディウス英語版 1563年

1799年

ラザロ・スパランツァーニ

(1729 - 1799)

博物学者

18世紀のイタリアの博物学者。動物生理学や微生物学の先駆者。

1729年、イタリアのラヴェンナ近郊に生まれた。動物の消化や繁殖に関する実験を行い、消化が化学反応に基づくことを示した。精子と卵子の受精過程を研究し、人工授精の基礎理論を確立した。煮沸による微生物の殺菌実験で、微生物学の発展に寄与した。フランス学士院や王立協会の会員に選ばれ、国際的にも高く評価された。 1799年に没し、近代生物学の礎を築いた。

1799年ラザロ・スパランツァーニ博物学者 1729年

1801年

ジャン・ダルセ

(1724 - 1801)

化学者、フランス初の磁器製造者

化学者フランス初の磁器製造者

18世紀のフランスの化学者。磁器製造技術を開発し産業化に貢献した。

1724年、トゥーロン近郊で生まれたフランスの化学者。陶磁器の原料配合と焼成技術を研究し、磁器製造の工業化を推進した。王立磁器工場で技師兼検査官として工場運営に携わった。化学実験の教育と工業応用に力を注ぎ、産業革命期の先駆者となった。 1801年に没し、フランス磁器産業の基礎を築いた。

1801年ジャン・ダルセ英語版 1724年

1841年

アストリー・クーパー

(1768 - 1841)

外科医、解剖学者、病理学者

外科医解剖学者病理学者

18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したイギリスの外科医・解剖学者・病理学者。解剖学と病理学を外科に統合し、現代外科治療の基礎を築いた。

1768年、ロンドン近郊に生まれ、医師としてのキャリアをスタート。ガイズ病院で解剖学と外科手術の融合を探求し、動脈瘤やヘルニア治療の分野で画期的な成果を発表。「クーパー靭帯」と呼ばれる解剖学的構造の名称で知られる。病理学的視点を外科に導入し、手術の安全性と精度を大幅に向上させた。多数の論文や著書『Surgical Observations』を通じて後進の育成に尽力し、1841年に逝去。後世の外科医療に多大な影響を与えた。

1841年アストリー・クーパー 1768年

1866年

イニャーツィオ・カランドレッリ

(1792 - 1866)

天文学者

イタリアの天文学者。惑星や彗星の観測・軌道計算で知られ、イタリア天文学界の発展に寄与した。

1792年にイタリアで生まれ、古典的教育を受ける。大学で天文学を学び、ローマ教皇庁天文台に所属して観測業務に従事。多数の彗星観測や惑星の軌道計算を行い、その成果を学術誌に発表。観測精度の向上に寄与し、天体力学の研究を発展させた。多くの学生を指導し、イタリアの天文学教育の基盤作りにも貢献。1866年に没し、その業績は後世に受け継がれた。

1866年イニャーツィオ・カランドレッリ 1792年

1912年

アルマウェル・ハンセン

(1841 - 1912)

医学者

1912年アルマウェル・ハンセン医学者 1841年

1912年

下山順一郎

(1853 - 1912)

薬学者

下山順一郎薬学者 1853年

1916年

リヒャルト・デーデキント

(1831 - 1916)

数学者

ドイツの数学者。実数論や代数学で画期的な業績を残した。

1831年、ドイツのブラウンシュヴァイクに生まれた。大学では数論や解析学を学び、実数の厳密化に取り組んだ。彼の提唱したデーディキント切断は実数の定義に革命をもたらし、集合論や抽象代数学の発展に寄与した。さらにイデアル理論など環論分野にも重要な概念を導入し、後の数学者たちの研究基盤となった。彼の業績は数学基礎論の礎を築き、現在も広く参照されている。1916年に逝去した。

1916年リヒャルト・デーデキント数学者 1831年

1939年

セーレン・セーレンセン

(1868 - 1939)

化学者

デンマーク出身の化学者。pHスケールを考案し、酸・塩基の定量分析に大きく貢献した。

1868年にデンマークで生まれ、王立大学などで研究を行った。pHという概念を導入し、酸性・塩基性の測定を定量化して分析化学の基礎を築いた。多くの論文を発表し、世界中の化学研究に影響を与えた。1939年2月12日に逝去した。

1939年セーレン・セーレンセン化学者 1868年

1947年

クルト・レヴィン

(1890 - 1947)

心理学者

ドイツ生まれの心理学者。集団力学や場の理論を提唱した。

1890年ドイツで生まれ、ベルリン大学などで学んだ後、社会心理学の基盤を築いた。『場の理論（フィールド理論）』を提唱し、個人と環境の相互作用を科学的に分析。集団力学やリーダーシップ研究に大きな影響を与えた。1933年にナチスから逃れ米国へ移住し、MITで研究を続けた。1947年2月12日に亡くなった。

1947年クルト・レヴィン心理学者 1890年

1954年

本多光太郎

(1870 - 1954)

物理学者

日本の物理学者。東京帝国大学教授として物理学研究を推進した。

1870年に生まれ、東京帝国大学理科大学で学位を取得。金属物理学や物性物理学の研究に従事し、日本の理論物理学の発展に寄与した。多くの論文を発表し、後進の教育にも尽力。1954年2月12日に逝去した。

1954年本多光太郎物理学者 1870年