02月12日の命日 - 政治家・指導者

元暦2年1月11日

藤原隆季

(1127 - 1185)

平安時代の公卿

平安時代後期の公卿として朝廷で要職を歴任した貴族。

1127年に藤原北家の子として生まれました。摂関家の一員として朝廷に仕え、中務卿や権中納言などを務めました。院政期の政治に参与し、朝廷内での権勢を維持しました。文芸や学問にも関心を持ち、公卿としての文化的貢献も行いました。1185年に亡くなりました。

1185年元暦 1月11日藤原隆季平安時代公卿 1127年

1518年

カタリナ

(1468 - 1518)

ナバラ女王

ナバラ王国を統治した女王で、政略結婚によりフランスとの関係を強化しました。

1468年にナバラ王家に生まれ、1483年にナバラ女王として即位しました。政略的な婚姻によりフランスとの関係を維持しつつ、王国の独立を守りました。宮廷では文化振興を奨励し、音楽や文学が栄えました。複数の子女をもうけ、その中から後継者が選ばれました。1518年に亡くなり、その治世はナバラの自治を支える礎となりました。

1518年カタリナナバラ女王 1468年

1554年

ジェーン・グレイ

(1537 - 1554)

イングランド女王

イングランドの女王をわずか9日間務めた悲劇の王女。

1537年に英国の貴族の家系に生まれ、エドワード6世の遺言により1553年に王位を継承しました。即位から9日後にメアリー1世に廃位され、『9日間の女王』と呼ばれます。カトリック復活を標榜するメアリー1世への政敵とみなされ投獄されました。翌年処刑され、16歳の短い生涯を終えました。教育を好み、ラテン語やギリシア語にも精通していたと伝えられています。

1554年ジェーン・グレイイングランド女王 1537年

1559年

オットー・ハインリヒ

(1502 - 1559)

プファルツ選帝侯

ドイツ・プファルツ選帝侯として宗教改革期の政治に尽力した君主。

1502年にプファルツ選帝侯の一族に生まれ、1556年に選帝侯位を継承しました。プロテスタントを庇護し、宗教改革の推進に貢献しました。大学や神学校の設立を支援し、教育・文化の振興にも力を入れました。行政改革を行い、領国内の法治と経済基盤を強化しました。1559年に亡くなりました。

1559年オットー・ハインリヒプファルツ選帝侯 1502年

1578年

カタリナ・デ・アウストリア

(1507 - 1578)

ポルトガル王ジョアン3世の妃

ポルトガル王ジョアン3世の王妃として同国の国政・文化を支えた女性。

1507年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の娘として生まれました。1525年にポルトガル王ジョアン3世と結婚し、国政に影響を与えました。教育や福祉事業を支援し、修道院の設立にも貢献しました。生涯で多くの子女をもうけ、そのうちセバスティアン1世が次代の王となりました。1578年に没し、ポルトガル王室の礎を築きました。

1578年カタリナ・デ・アウストリアポルトガル王ジョアン3世 1507年

1627年

カール1世

(1569 - 1627)

リヒテンシュタイン公

16世紀末から17世紀初頭にかけてリヒテンシュタイン公を務め、家門の基盤を築いた貴族。

カール1世（1569年 - 1627年）は、リヒテンシュタイン家の統治者として家門の勢力を拡大した。彼はシェレンベルクとファドゥッツを含む領地を管理し、領民との関係を深めた。宗教改革後の混乱期にあって、彼はカトリック諸侯として影響力を維持した。また、建築や文化政策にも力を注ぎ、公爵領の発展に寄与した。その治世はリヒテンシュタインの基礎を築いたと言われる。

1627年カール1世リヒテンシュタイン公 1569年

1689年

マリー・ルイーズ・ドルレアン

(1662 - 1689)

スペイン王カルロス2世の妃

フランス王オルレアン公フィリップ1世の娘で、スペイン王カルロス2世の最初の妃。

マリー・ルイーズ・ドルレアン（1662年 - 1689年）は、フランス王ルイ14世の姪にあたる王女。 1685年にスペイン王カルロス2世と結婚し、両国の友好関係を深める役割を果たした。しかしスペイン宮廷での生活は困難を伴い、マリー・ルイーズは健康を崩して早世した。彼女の死はカルロス2世に大きな悲しみをもたらし、後継者問題に影を落とした。文化面でもフランス式の宮廷文化をスペインに伝えた功績がある。

1689年マリー・ルイーズ・ドルレアンスペイン王カルロス2世 1662年

1712年

マリー・アデライード・ド・サヴォワ

(1685 - 1712)

ブルゴーニュ公ルイの妃

サヴォイア家出身の王女で、ブルゴーニュ公ルイに嫁いだ公妃。

マリー・アデライード・ド・サヴォワ（1685年 - 1712年）は、サヴォイア公ヴィクトル＝アメデ＝メルカントとフランチェスカ・ファルネーゼの娘として生まれた。 1697年にフランスのブルゴーニュ大公ルイ（後の王太子ルイ）と結婚し、政治的同盟を強化した。宮廷ではその美貌と教養深さで称賛され、ルイ14世の寵愛を受けたと言われる。しかし1712年に病に倒れ、若くしてこの世を去った。短い生涯ながら、フランス宮廷文化に多大な影響を残した公妃である。

1712年マリー・アデライード・ド・サヴォワブルゴーニュ公ルイ 1685年

1771年

アドルフ・フレドリク

(1710 - 1771)

スウェーデン王

18世紀のスウェーデン王。宮廷政治と文化振興に尽力した。

1710年にプロイセンのブラウンシュヴァイク＝リューネブルク家の公子として生まれた。 1751年にスウェーデン王に即位し、形式的な立憲君主として統治した。宮廷文化の振興に力を注ぎ、音楽や美術を奨励した。政治的実権は議会や首相に限定され、自身の影響力は限定的だった。 1771年に没し、その死はスウェーデンの政治体制の変革の契機となった。

1771年アドルフ・フレドリクスウェーデン王 1710年

1789年

イーサン・アレン

(1738 - 1789)

アメリカ独立戦争の活動家

アメリカ独立戦争期の活動家・軍人。バーモントの独立運動を指導した。

1738年にコネチカット植民地で生まれた。緑山少壮隊の指導者として活躍し、バーモント地域の自治を主導した。コンコードの武器庫襲撃で名を馳せ、独立戦争の初期戦略に貢献した。第2次大陸会議に代表として参加し、独立宣言にも関与した。戦後はバーモント共和国の初代知事を目指したが実現せず、その後も土地問題に取り組んだ。 1789年に没し、アメリカ独立運動の先駆者として記憶される。

1789年イーサン・アレンアメリカ独立戦争 1738年

1798年

スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ

(1732 - 1798)

ポーランド王

ポーランド最後の国王。啓蒙専制君主として改革を試みた。

1732年に生まれ、1764年にエカチェリーナ2世の支援でポーランド王に即位した。司法・教育・財政の改革を推進し、啓蒙思想を政治に取り入れようとした。三地国会を開き、宗教寛容や市民権の拡大を図る立法を試みた。しかしロシア・プロイセン・オーストリアの干渉により改革は頓挫し、第3次ポーランド分割を招いた。 1795年に廃位されロシアへ追放され、1798年に没した。

1798年スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキポーランド王 1732年

1889年

森有礼

(1847 - 1889)

政治家、外交官、初代文部大臣

政治家外交官初代文部大臣

日本の明治期の政治家・外交官。初代文部大臣として近代教育制度を確立した。

1847年に肥前国で生まれ、幼少期より蘭学や英語を学ぶ。遣外使節団としてアメリカやヨーロッパへ派遣され、欧米の教育制度を調査。帰国後、明治政府で外交や開国交渉に携わるとともに、1871年に初代文部大臣に就任。学制を公布し、男女共学や師範学校の設立など教育制度の基盤を築いた。1889年に列車内で刺客に襲われ、没した。

1889年森有礼文部大臣 1847年