02月09日の命日 - 芸術家・音楽家

康保3年12月27日

小野道風

(894 - 967)

書家、三蹟の1人

書家三蹟の1人

平安時代の代表的な書家で、『三蹟』の一人として知られる。

小野道風（894年 - 967年12月27日）は、平安時代前期から中期の書家で、『三蹟』の一人に数えられる。官人としても朝廷で活躍しながら、優雅で流麗な書風を確立。特にかな文字の美しさには定評があり、後世の書道に大きな影響を与えた。謡曲や漢詩とも親しみ、文人文化の牽引役を果たした。重要な書状や詔勅の執筆を手がけたことでも知られる。その筆跡は現存する作品や拓本からも高い評価を受けている。 967年12月27日に没し、日本書道史に不朽の名を刻んだ。

967年康保 12月27日小野道風書家三蹟 894年

1675年

ヘラルト・ドウ

(1613 - 1675)

画家

オランダ黄金時代の画家で、光と影の細密表現を極めた『細密派』の旗手。

ヘラルト・ドウ（1613年 - 1675年）は、オランダ黄金時代の画家。レンブラントの最初の弟子として知られ、精緻な描写力を誇った。特に夜景や室内光を巧みに表現する『細密派』の先駆者。小窓やランプの光が差し込む静謐な室内装飾画で高い評価を得た。宗教画や肖像画にも定評があり、作品はヨーロッパ各地に収蔵されている。生涯を通じてアムステルダムを拠点に制作し、弟子たちを育成した。 1675年に没し、その繊細な画風は後の写実主義に影響を与えた。

1675年ヘラルト・ドウ画家 1613年

1740年

ヴィンツェント・リューベック

(1654 - 1740)

作曲家

バロック時代のドイツの作曲家・オルガニストで、豊かな和声を特徴とした。

ヴィンツェント・リューベック（1654年 - 1740年）は、ドイツのバロック期の作曲家・オルガニスト。リューベックを拠点に教会音楽やオルガン曲の作曲・演奏で高い評価を得た。複雑な対位法と豊かな和声を用いた組曲や前奏曲は、後の作曲家に影響を与えた。教会オルガニストとして地域の音楽教育にも尽力し、多くの弟子を育成。現存する作品は少ないが、発見された楽譜はバロック音楽研究で重要視される。 1740年に没し、その独創的な作風は後世のオルガン音楽に寄与した。

1740年ヴィンツェント・リューベック作曲家 1654年

1753年

カール・ホーレマン

(1700 - 1753)

建築家

18世紀スウェーデンで活躍し、ロココ様式を王室建築に導入した宮廷建築家。

カール・ホーレマン(1700-1753)はスウェーデンの宮廷建築家で、ロココ様式を王室建築に取り入れた先駆者です。ストックホルム宮殿の改修工事を監督し、その優雅な装飾はスウェーデン建築史に大きな足跡を残しました。フランスから職人を招致し、インテリアデザインや庭園計画にも関与しました。多くの貴族邸宅や公的建造物の設計を手がけ、国内外に影響を与えました。彼の業績は18世紀北欧ロココ建築の発展に寄与しました。

1753年カール・ホーレマン英語版 1700年

1765年

エリザベッタ・デ・ガンバリーニ

(1731 - 1765)

指揮者、声楽家、オルガニスト、チェンバロ奏者、作曲家

指揮者声楽家オルガニストチェンバロ奏者作曲家

イギリスを拠点に活躍した作曲家・指揮者・声楽家で、女性先駆者として注目された人物。

エリザベッタ・デ・ガンバリーニ(1731-1765)はイタリア系イギリス人の作曲家・指揮者・声楽家で、ロンドンを拠点に活躍しました。自作の歌曲集や室内楽作品を出版し、1750年代には演奏会を主宰しました。女性作曲家として珍しい指揮活動も行い、チェンバロやオルガンの演奏に優れた技巧を披露しました。貴族サロンで高い評価を受け、イギリス音楽界で初期の女性クリエイターとして注目されました。その多才ぶりは後世の音楽家に影響を与えました。

1765年エリザベッタ・デ・ガンバリーニ 1731年

1767年

ユベール・ドルエ

(1699 - 1767)

画家

18世紀フランスの肖像画家で、王侯貴族の姿を繊細に描いた人物。

ユベール・ドルエ(1699-1767)はフランスの肖像画家で、王侯貴族の肖像制作で高い評価を得ました。ルイ15世の宮廷画家として重用され、繊細な筆致で被写体の表情をとらえました。パリ美術院で学び、師フランソワ・ド・トロワから技術を継承しました。作品は18世紀フランス貴族社会の風俗や装いを記録する資料として重要です。息子のジャン＝バティスト・ドルエも画家として活躍し、画壇に家族の名を残しました。

1767年ユベール・ドルエ英語版 1699年

1769年

ヨハン・ゲオルク・トラウトマン

(1713 - 1769)

画家

1769年ヨハン・ゲオルク・トラウトマンドイツ語版 1713年

1798年

アントワーヌ・ド・ファヴレイ

(1706 - 1798)

画家

フランス出身の肖像画家で、マルタ騎士団やオスマン帝国宮廷で活躍したエキゾチック画家。

アントワーヌ・ド・ファヴレイ(1706-1798)はフランス出身の肖像画家で、マルタ騎士団やオスマン帝国宮廷で活躍しました。 1764年からマルタ騎士団の宮廷画家を務め、総長ピント・デ・フォンセカなどの肖像を手がけました。その後コンスタンティノープルへ移り、スルタン・マフムト1世やアブデュルハミト1世の肖像を制作しました。エキゾチックな宮廷風景や衣装を細密に描写し、オリエンタリズムをヨーロッパに紹介しました。作品は現在マルタやイスタンブールの美術館に所蔵されています。

1798年アントワーヌ・ド・ファヴレイ 1706年

1807年

ジョゼフ＝ブノワ・スヴェ

(1743 - 1807)

画家

ベルギー生まれの画家。新古典主義の歴史画を得意とし、フランスで活躍した。

1743年、ブルージュに生まれる。パリに渡りローマ大賞を受賞し、ローマ留学で古典芸術を学ぶ。帰国後は新古典主義の画風で歴史画や宗教画を制作。パリ国立美術学校で教授を務め、多くの後進を育成。 1807年にその生涯を終えた。

1807年ジョゼフ＝ブノワ・スヴェ英語版 1743年

1861年

フランシス・ダンビー

(1793 - 1861)

画家

アイルランド出身のロマン主義風景画家。幻想的な大気表現で知られる。

1793年、アイルランドに生まれる。ブリストル派に参加し、ロマン派的な幻想風景を追求。ヨーロッパ各地を旅して古典遺跡や自然景観を題材に制作。ロンドン王立アカデミー会員となり、王立展で評価を得る。 1861年に没し、後世の風景画に影響を残した。

1861年フランシス・ダンビー 1793年

1891年

ヨハン・ヨンキント

(1819 - 1891)

画家

オランダの風景・海景画家。後の印象派に影響を与えた先駆者。

1819年、オランダに生まれる。ロッテルダム美術アカデミーで学び、自然の光と風景を追求。パリで活動し、セーヌ川や海辺の風景画を多数制作。速写的なタッチと色彩感覚がモネら印象派に影響を与えた。 1891年にその生涯を閉じた。

1891年ヨハン・ヨンキント画家 1819年

1905年

アドルフ・フォン・メンツェル

(1815 - 1905)

画家、版画家

画家版画家

19世紀ドイツ写実主義を代表する画家・版画家。

1815年に生まれ、ベルリンで美術教育を受ける。日常生活や歴史的場面を細密に描く写実的手法を確立。特にフリードリヒ大王を描いた作品で高い評価を得た。版画制作にも秀で、多彩なエッチングやリトグラフを残す。彼の精緻な筆致と光の表現は後世の画家にも影響を与え、1905年に逝去した。

1905年アドルフ・フォン・メンツェル 1815年