02月08日の誕生日 | calendar.web-standard.org

882年

ムハンマド・ブン・トゥグジュ

(882 - 946)

イフシード朝の創始者

9世紀後半のエジプトでイフシード朝を創始した支配者。後の独立王朝の基礎を築いた。 946年に没した。

アッバース朝支配下のエジプトで地方官を務め、882年に生まれた。 10世紀中頃に反乱を起こし、イフシード朝を樹立した。行政組織を整備し、独自の統治基盤を確立した。バグダードのカリフから事実上の独立を認められ、安定期をもたらした。流通や軍制の改革を行い、域内の繁栄に寄与した。 946年に没し、その子孫が後を継いだ。

882年ムハンマド・ブン・トゥグジュイフシード朝 946年

1284年

エドアルド・ディ・サヴォイア

(1284 - 1329)

サヴォイア伯

1323年からサヴォイア伯を務め、中世イタリア北部の要衝を統治した。領内の防衛力と経済基盤の強化に尽力した。 1329年に没した。

1284年に生まれ、父アメデーオ5世の後を継いで1323年にサヴォイア伯位に就いた。在位中は城壁の補強や砦の設置など領土の防衛力強化を図った。アルプス山脈を越える交易路を押さえ、経済安定に貢献した。近隣の諸侯との同盟関係を結び、外敵への備えを整えた。 1329年に没し、その治世はサヴォイア家の勢力確立に寄与した。

1284年エドアルド・ディ・サヴォイアサヴォイア伯 1329年

1291年

アフォンソ4世

(1291 - 1357)

ポルトガル王

勇猛さで知られる“勇敢王”アフォンソ4世。 1325年から1357年までポルトガル王を務めた。内政と対外戦争に手腕を発揮した。

1291年に生まれ、父ディニス1世の後を継いで1325年に即位した。カスティーリャ王国との紛争や海上戦で指導力を発揮した。貴族との協調を図りつつ王権強化を進めた。農業振興や道路整備など内政改革を推進した。信仰心が篤く、教会や修道院への寄進を行った。 1357年に没し、息子ペドロ1世が王位を継承した。

1291年アフォンソ4世ポルトガル王 1357年

1591年

グエルチーノ

(1591 - 1666)

画家

バロック期のイタリア人画家グエルチーノ。鮮やかな色彩と光と影の対比で知られる。宗教画や肖像画を数多く手がけた。

1591年にチェンティで生まれ、のちにグエルチーノ（片目の意）の異名を得た。教会からの依頼でフレスコ画や祭壇画を精力的に制作した。ダイナミックな構図と深い陰影表現が特色である。ローマ滞在中にカラヴァッジョの影響を受けつつ独自の作風を確立した。帰郷後はボローニャで工房を開き、多くの弟子を育成した。 1666年に没し、バロック絵画の重要人物とされる。

1591年グエルチーノ 1666年

元和7年12月28日

丹羽光重

(1622 - 1701)

第2代白河藩主

江戸時代前期の大名、白河藩第2代藩主。藩政改革や治水事業を推進した。 1701年に没した。

1622年（元和7年）に誕生し、幕府の命で白河藩主となった。領内の財政再建と治水工事を行い、農業生産の安定化に尽力した。幕府との交渉において外様大名として藩の地位を守った。学問や文化の奨励に熱心で、藩校の整備を支援した。晩年まで藩政に尽力し、1701年に没した。

1622年元和 12月28日丹羽光重白河藩 1701年

1700年

ダニエル・ベルヌーイ

(1700 - 1782)

数学者、物理学者

数学者物理学者

伯ヌーイ家出身の数学者・物理学者。流体力学の基礎を築き、ベルヌーイの定理で知られる。 1782年に没した。

1700年にオランダで生まれ、数学や物理学に幅広く貢献した。 1738年発表の『流体力学』で流体の圧力と速度の関係を示す定理を導出した。セント・ピーターズブルクで教鞭を執った経験もある。統計学や確率論にも関心を示し、研究を進めた。伯ヌーイ家の研究伝統を受け継ぎ、弟ヤコブとともに学界に影響を与えた。生涯を通じて流体力学発展の基礎を築き、後世に大きな足跡を残した。

1700年ダニエル・ベルヌーイ数学者物理学者 1782年

享保5年1月1日

桜町天皇

(1720 - 1750)

第115代天皇

江戸時代中期の第115代天皇、桜町天皇。享保の改革期に即位し、宮中儀礼を整備した。 1750年に崩御した。

1720年（享保5年）に誕生し、1735年に第115代天皇として践祚した。徳川吉宗の享保の改革期と重なり、宮中の安定に寄与した。宮中行事や公家文化の振興を奨励し、学問を支持した。 1747年に退位して上皇となり、息子の桃園天皇を支えた。退位後も宮中に留まり、文化事業に関与した。 1750年に崩御し、その治世は江戸時代中期の皇室文化に影響を与えた。

1720年享保 1月1日桜町天皇天皇 1750年

宝暦5年1月17日

松前道広

(1754 - 1832)

第8代松前藩主

蝦夷地の警備と交易に尽力した松前藩第8代藩主。アイヌ交易の制度化を進めた。 1832年に没した。

1754年（宝暦5年）に生まれ、松前藩主の家に育つ。第8代松前藩主として在位し、蝦夷地防備を強化した。アイヌとの交易制度を整備し、地域経済の安定化に寄与した。幕府から蝦夷政策の協力を命じられ、境界警備を担った。藩校や寺社の整備など文化面の振興にも力を注いだ。 1832年に没し、藩主職は子孫に継承された。

1754年宝暦 1月17日松前道広松前藩 1832年

1792年

カロリーネ・アウグステ・フォン・バイエルン

(1792 - 1873)

オーストリア皇帝フランツ1世の妃

オーストリア皇帝フランツ1世の第二妃カロリーネ・アウグステ。宮廷での慈善活動と文化保護に貢献した。 1873年に没した。

1792年にバイエルンで生まれ、1816年にフランツ1世と結婚した。皇后として宮廷内で慈善事業や福祉活動に力を注いだ。ナポレオン戦争後の再建期に貴族社会の安定に寄与した。芸術や音楽のパトロンとしてサロンを主宰した。 1835年の夫の崩御後もウィーン社交界で影響力を保った。 1873年に没し、長い生涯を通じて宮廷文化に関わり続けた。

1792年カロリーネ・アウグステ・フォン・バイエルンオーストリア皇帝フランツ1世妃 1873年

1810年

エリファス・レヴィ

(1810 - 1875)

魔術理論家

フランスの魔術理論家エリファス・レヴィ。近代オカルティズムの基礎を築いた。 1875年に没した。

1810年にパリ郊外で生まれ、本名はアルフォンス・ルイ・コンスタン。 1840年代から神秘主義とカバラの研究を深め、『高等魔術の教義と儀式』を刊行した。魔術儀式の理論化と図解を行い、後のオカルティズム運動に影響を与えた。ウィリアム・ブレークやアレイスター・クロウリーらに思想的影響を及ぼした。神智学協会や各種神秘主義団体とも交流し、国際的コミュニティを築いた。 1875年に没し、その業績は近代魔術研究の礎となった。

1810年エリファス・レヴィ魔術理論家 1875年

1819年

ジョン・ラスキン

(1819 - 1900)

思想家

ヴィクトリア朝時代のイギリスを代表する美術評論家・思想家。芸術と社会問題を深く結びつけた先駆者として知られる。

ジョン・ラスキンは1819年イギリス・ロンドンに生まれた思想家・美術評論家です。ヴィクトリア朝時代の美術と社会問題を結びつける独自の批評を展開し、傑作『近代画家論』や『ヴェネツィアの石』などを著しました。彼は産業革命による労働者の過酷な労働条件を批判し、労働者の権利擁護や手工芸の重要性を説きました。また、ウィリアム・モリスらと交流し、アーツ・アンド・クラフツ運動に影響を与えました。慈善事業や講演活動を通じて教育普及にも努め、その思想は20世紀の社会改革運動に多大な影響を与えました。1900年に没するまで多岐にわたる執筆と講演で後世に強い印象を残しました。

1819年ジョン・ラスキン思想家 1900年

1820年

ウィリアム・シャーマン

(1820 - 1891)

軍人

アメリカ南北戦争で活躍した北軍の名将。戦争の“全体戦”戦術を導入し、南部キャンペーンを指揮したことで知られる。

ウィリアム・テクムセ・シャーマンは1820年オハイオ州ランカスターに生まれました。ウェストポイントを卒業後、メキシコ戦争やインディアンとの戦闘で経験を積みました。1861年の南北戦争勃発後、北軍の重要将校として頭角を現し、1864年のジョージア征服行軍（マーチ・トゥ・ザ・シー）を指揮しました。この作戦は補給線を断ち切り南部の戦意を挫く“全体戦”戦術の典型とされます。戦後は陸軍高級将校として先住民政策にも関与し、米軍近代化に寄与しました。晩年は回想録『シャーマン将軍の回想』を執筆し、自身の戦略や戦術を後世に伝えました。1891年に没するまで軍人としての功績を残しました。

1820年ウィリアム・シャーマン軍人 1891年