1992年

EC加盟12か国が「マーストリヒト条約」に調印。

EC加盟12か国がマーストリヒト条約に調印し、欧州連合(EU)創設への道を開きました。
1992年2月7日、欧州共同体(EC)の加盟12か国がオランダのマーストリヒトでマーストリヒト条約に調印しました。この条約によりECは名称を欧州連合(EU)へと改組し、3本柱構造と呼ばれる政治・安全保障面や司法・内政分野への協力枠組みが導入されました。また、経済通貨同盟(EMU)設立に向けたマストリヒト基準が定められ、後のユーロ導入への具体的条件が明確化されました。条約発効は1993年11月1日で、その後の欧州統合に大きな転機をもたらしました。参加国間の協力強化は拡大政策を促進し、東欧諸国の加盟を後押ししました。マーストリヒト条約は欧州の政治統合と経済統合を深化させる歴史的文書として評価されています。
1992年 EC マーストリヒト条約
2020年

日本製鉄が広島の呉製鉄所すべての高炉と和歌山製鉄所の2基あるうち1基の高炉の休止を発表。

日本製鉄が呉製鉄所と和歌山製鉄所の高炉休止を発表し、業界に影響を与えました。
2020年2月7日、日本製鉄は広島県呉市の呉製鉄所にある全高炉と和歌山製鉄所の2基のうち1基の高炉を休止すると発表しました。 世界的な鉄鋼需要低迷や国際競争激化への対応、生産合理化策の一環です。 休止される高炉能力は数百万トン規模に及び、地域経済や雇用にも影響が懸念されました。 同社は需要回復時の再稼働を視野に入れつつ、コスト削減と生産体制の見直しを進めています。 この発表は国内鉄鋼業界の構造変化を示す象徴的な出来事となりました。
2020年 日本製鉄 呉製鉄所 和歌山製鉄所