02月06日

1959年2月6日、テキサス・インスツルメンツ社のエンジニア、ジャック・キルビーが世界初の集積回路(IC)の特許を取得しました。 この技術は複数の電子回路を単一の半導体チップ上に集約し、従来の真空管や個別部品に比べて小型軽量で信頼性が向上。 キルビーの発明は後にマイクロプロセッサやメモリなど現代電子機器の基盤技術となり、エレクトロニクス産業に革命をもたらした。 同技術はロバート・ノイスらの開発とともにシリコントランジスタ製造へと発展し、ムーアの法則へとつながっていく。 キルビーは2000年にノーベル物理学賞を受賞し、その功績が世界的に評価されている。

1959年2月6日、アメリカ空軍が開発した大陸間弾道ミサイル「タイタンI」の初期試験発射を実施しました。 カリフォルニア州のバンデンバーグ試験場から発射され、数千キロの射程確認に成功。 タイタンIは液体燃料を使用する多段式ロケットで、ICBMの実用化に向けた重要なマイルストーンとなった。 後継のタイタンIIと比較して技術的制約があったものの、冷戦下での核抑止力強化を支える一歩となった。 この試験は米ソ間の軍拡競争を象徴し、戦略核兵器の配備・開発競争に拍車をかけた。

1985年2月6日、共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックがApple Computerを退社した。 ウォズニアックはApple IやApple IIの設計者として同社の成長を支え、パーソナルコンピュータ普及に貢献した。 退社後は教育分野や慈善活動に注力し、技術者兼教育者として新たな道を歩み始めた。 一方、Appleはジョン・スカリー体制下で次世代製品開発を進め、ウォズニアック不在での組織改革を余儀なくされた。 この出来事はシリコンバレーの起業文化や創業者と経営陣の関係性についての議論を呼んだ。