1804年

ジョセフ・プリーストリー

(1733 - 1804)

化学者

化学者
酸素を発見したイギリスの化学者・自然哲学者。気体化学の先駆者として知られる。
ジョセフ・プリーストリー(1733-1804)は、イギリスの化学者・自然哲学者で、1774年に酸素を発見しました。火や呼吸の原理を研究し、多様な気体を分離・同定する業績で気体化学の発展に寄与しました。また、電気分解を用いた実験や、硝酸、塩素の性質に関する研究も行い、近代化学の基盤を築きました。科学者としての活動に加え、著述家・政治思想家として革新主義的立場をとり、社会的・宗教的論文も執筆しました。晩年はアメリカに移住し、教育活動や宗教的自由の擁護にも尽力しました。
1804年 ジョセフ・プリーストリー 化学者 1733年
1894年

テオドール・ビルロート

(1829 - 1894)

初めて胃癌切除手術に成功した医師

初めて胃癌切除手術に成功した医師
胃癌切除手術を初めて成功させたオーストリアの外科医で、近代外科学の父と呼ばれる。
テオドール・ビルロート(1829-1894)は、オーストリア出身の外科医で、世界初の胃癌部分切除術に成功しました。ウィーン大学で医学を学び、解剖学と生理学の知見を外科手術に応用する手法を確立しました。1867年の手術は術後生存率を飛躍的に向上させ、消化器外科の発展を促しました。さらに手術手技の標準化や外科教育の充実にも尽力し、多くの弟子を育成しました。その功績は現代の消化器外科医療の基礎となり、外科学の発展に大きく貢献しました。
1894年 テオドール・ビルロート 胃癌 医師 1829年
1923年

エドワード・エマーソン・バーナード

(1857 - 1923)

天文学者

天文学者
アメリカの天文学者。 バーナード星を発見したことで知られる。
エドワード・エマーソン・バーナードは1857年にアメリカで生まれた天文学者で、顕著な観測成果を残した人物です。 1890年に太陽系に最も近い恒星の一つ、バーナード星を発見し、その高速自転運動を明らかにしました。 彗星や月面の詳細な観測、写真測光法の発展にも寄与し、観測技術の基礎を築きました。 1903年から1905年にかけてハーバード大学天文台の館長を務め、後進の指導にも尽力しました。 1923年2月6日にその生涯を閉じました。
1923年 エドワード・エマーソン・バーナード 天文学者 1857年
1927年

芳賀矢一

(1867 - 1927)

国文学者

国文学者
日本文学研究の先駆者。 『源氏物語』研究で知られる国文学者。
芳賀矢一は1867年に生まれた国文学者で、古典文学の研究・教育に大きく貢献しました。 特に『源氏物語』や『枕草子』など平安文学の注釈・翻訳を行い、現代語訳版を出版しました。 東京帝国大学(現東京大学)で教鞭を執り、多くの後進を育成するとともに、文学研究の基盤を築きました。 また、歌人としても短歌を詠み、文学誌への寄稿を通じて日本文化の普及にも尽力しました。 1927年2月6日に逝去しました。
芳賀矢一 国文学者 1867年
1954年

フリードリヒ・マイネッケ

(1862 - 1954)

歴史学者

歴史学者
ドイツの歴史学者。憲法史と政治史の研究で知られる。
フリードリヒ・マイネッケはドイツの歴史学者で、1862年に生まれた。ベルリン大学で教授を務め、近代国家の発展過程や憲法史の研究を行った。代表作『近代国家』などの著作は、政治形態の変遷と文化的要因を体系的に考察している。また、歴史学と哲学を融合させた先駆的なアプローチで知られる。戦間期から戦後にかけても教学活動を続け、多くの歴史学者に影響を与えた。1954年に没し、歴史学界に大きな足跡を残した。
1954年 フリードリヒ・マイネッケ 歴史学者 1862年
1991年

サルバドール・エドワード・ルリア

(1912 - 1991)

微生物学者

微生物学者
イタリア生まれの微生物学者で、ウイルスの遺伝学研究の第一人者。
サルバドール・エドワード・ルリア(1912-1991)は微生物学の分野で画期的な研究を行った。1912年イタリアで生まれ、幼少期にユダヤ人迫害を逃れて家族とともにアメリカへ移住した。MITで細菌学とウイルス研究を行い、ウイルスの遺伝的多様性と複製機構を明らかにした。1958年にはハーシーとデルブリュックとともにウイルスの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した。後年は学生教育にも注力し、新生物学の発展に貢献した。1991年に逝去し、その功績は現代の分子生物学の基礎を築いた。
サルバドール・エドワード・ルリア 微生物学者 1912年
1996年

山田忠雄

(1916 - 1996)

国語学者、『新明解国語辞典』編集主幹

国語学者 『新明解国語辞典』編集主幹
日本の国語学者で、『新明解国語辞典』の編集主幹を務めた。
山田忠雄(1916-1996)は国語学者として日本語の語彙と用法の研究に従事し、言葉の意味解釈に独自の視点を持った。1972年に初版が刊行された『新明解国語辞典』では、わかりやすい解説とユニークな例示で人気を博した。編集主幹として辞典の中核を担い、日本語教育や辞書学に大きな影響を与えた。晩年まで精力的に執筆と講演を行い、多くの後進を育てた。1996年に逝去し、その功績は現在も辞典界で高く評価されている。
1996年 山田忠雄 国語学者 新明解国語辞典 1916年
2002年

マックス・ペルーツ

(1914 - 2002)

化学者

化学者
オーストリア出身でイギリスを代表する構造生物学者。1962年にノーベル化学賞を受賞。
1914年にウィーンで生まれ、ユダヤ系の家系を持つ。 ケンブリッジ大学でヘモグロビンの立体構造をX線結晶解析により解明。 1962年にノーベル化学賞を受賞し、構造生物学の基礎を築く。 多くの研究者を指導し、分子生物学の発展に大きく貢献。 2002年2月6日に88歳で逝去。
2002年 マックス・ペルーツ 化学者 1914年
2004年

松田修

(1927 - 2004)

国文学者

国文学者
日本の国文学者。古典文学研究を中心に学術的な業績を残した。
1927年に生まれ、京都大学などで国文学の研究・教育に従事。 平安・鎌倉時代の文学作品を詳細に解読し、新たな視点を提示。 著書には古典詩歌論や物語文学論などがあり、学術的に高く評価される。 後進の養成にも力を注ぎ、多数の研究者を輩出。 2004年2月6日に76歳で逝去。
2004年 松田修 1927年
2012年

藤田恒夫

(1929 - 2012)

解剖学者、内分泌学者、新潟大学名誉教授

解剖学者 内分泌学者 新潟大学名誉教授
日本の解剖学者・内分泌学者、新潟大学名誉教授。
藤田恒夫 解剖学者 内分泌学 新潟大学 1929年
2012年

重松逸造

(1917 - 2012)

医学者

医学者
日本の医学者。
重松逸造 医学者 1917年
2013年

今尾哲也

(1931 - 2013)

演劇研究家、玉川大学名誉教授

演劇研究家 玉川大学名誉教授
1931年生まれの日本の演劇研究家。玉川大学名誉教授として後進の育成に尽力した。
今尾哲也は1931年生まれの日本の演劇研究家。玉川大学文学部で長年教鞭を執り、演劇史や演出論の研究を推進した。 演劇文化の普及を目指し、数々の論文や著書を執筆した。 国内外の学会で活躍し、後進の研究者を育成した。 その教育者としての功績は日本の演劇研究に大きな影響を与えた。 研究成果は現在も演劇学の基礎文献として参照されている。
今尾哲也 玉川大学 1931年