スイレン (睡蓮)

学名: Nymphaea
科名: スイレン科

花言葉

  • 信仰
  • 純粋
  • 信頼

特徴

花色:

説明

スイレンは園芸上の呼び名で、世界各地の熱帯・温帯地域に約40種が分布する水生多年草です。温帯性スイレンは花が水面に浮かんで昼に咲き、熱帯性スイレンは昼咲きと夜咲きがあり、花は水面から少し空中に伸びて咲きます。花は早朝に開花し、昼過ぎには閉じるサイクルを数日繰り返します。古代から神聖な花として扱われ、夜に閉じて朝に開く様子から再生の象徴とされています。

豆知識

  • 日本名「未草(ヒツジグサ)」は午後2時頃に花が咲くことに由来
  • モネの代表作「睡蓮」シリーズで世界的に有名
  • 花は3-4日間咲き続け、その後水中に沈んで種を作る
  • 一部の熱帯性スイレンは夜に咲き、朝に閉じる珍しい特性を持つ

利用方法

観賞用
  • 池や水鉢での観賞用栽培
  • 庭園の水景デザイン
  • 切り花として短期間楽しむ
薬用
  • 根茎は収斂作用があるとされる
  • 民間療法では解熱に使用される地域もある

注意: 医療目的での使用は専門家に相談してください

食用

一般的に食用には適しません

その他
  • 香水や化粧品の原料
  • 宗教的儀式での装飾

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により胃腸の不調を起こす可能性があります

カンガルーポー

学名: Anigozanthos flavidus
科名: ハエモドルム科

花言葉

  • 不思議
  • あなたは皆を楽しませる
  • 好意

特徴

花色:

説明

先が6つに割れた筒状の花の形がカンガルーの前足に似ていることからこの名が付けられました。オーストラリア南西部だけに自生していましたが、現在では品種改良によりピンク、赤、黄、緑、オレンジなど豊富な花色が楽しめます。花の表面は細かい毛に覆われており、ビロードのような質感が特徴的です。高さ30cm~1mに成長し、年1回ユニークな花を咲かせる多年草です。

豆知識

  • 学名アニゴザントスはギリシャ語の「開く」と「花」を組み合わせた名前
  • オーストラリアの1セント硬貨にデザインされたことがある
  • 花は上から下へ順番に咲いていく珍しい特徴を持つ
  • 野生では山火事の後に芽吹く性質があり、火災生態系の一部

利用方法

観賞用
  • 庭園での観賞用栽培
  • 切り花として花束やアレンジメント
  • 鉢植えでの室内装飾
薬用
  • アボリジニの伝統医学で使用される部位がある
  • 現代医学での薬効は研究段階

注意: 伝統的な用法以外での医療使用は避けてください

食用

食用には適しません

その他
  • ドライフラワーとして長期保存
  • オーストラリア土産としての人気商品

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません

ジャノメエリカ (蛇の目エリカ)

学名: Erica canaliculata
科名: ツツジ科

花言葉

  • 孤独
  • 幸福
  • 幸福な愛

特徴

花色: ピンク

説明

南アフリカのケープ地方原産の常緑小低木で、1920年頃に日本に渡来しました。細かく分かれた枝の先端に3個ずつ、長さ3-4mmの釣鐘型のピンク色の花を集めてつけます。最大の特徴は、萼も花冠も4裂し、花の中心から濃い紫色の雄しべの葯が飛び出していることで、この黒い葯が蛇の目模様に見えることから名付けられました。11月から4月まで長期間花を咲かせ、マイナス5度まで耐える寒さに強い品種です。

豆知識

  • 和名「クロシベエリカ」は黒い雄しべから命名された
  • エリカ属の中でも特に寒さに強い品種として重宝される
  • 花期が長く、冬の庭園に彩りを添える貴重な植物
  • 以前は学名Erica melantheraと呼ばれていた

利用方法

観賞用
  • 庭園での地被植物として利用
  • 鉢植えでの観賞
  • ロックガーデンの装飾
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で咳止めに使用
  • ハーブティーとして利用される地域もある

注意: 医療目的での使用は専門家に相談してください

食用

食用には適しません

その他
  • ドライフラワーとして利用
  • ヒースハニーの蜜源植物

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 花

症状: 大量摂取により胃腸の不調を起こす可能性があります

サクラソウ (桜草)

学名: Primula sieboldii
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 初恋
  • 純潔
  • 希望
  • 可愛い

特徴

花色:

説明

日本のサクラソウ類の代表で、北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布する多年草です。春に芽を出し、浅く切れ込みの入った長楕円形の葉を根元から数枚広げ、4月から5月に中央から1本の花茎を出して、花径2-5cmの数輪の花を咲かせます。江戸時代に育種が進み、約300品種に及ぶ品種が作られた古典園芸植物として知られています。埼玉県と大阪府の県府花に指定されています。

豆知識

  • 江戸時代には322品種が認定されるほど品種改良が盛んだった
  • 花の形や色の組み合わせに細かい名前が付けられている
  • 現在でも専門の愛好会が品種保存に努めている
  • 6月頃に葉が黄ばんで夏から秋は休眠する珍しい生態

利用方法

観賞用
  • 山野草として鉢植え栽培
  • ロックガーデンでの地植え
  • 春の寄せ植えの主役
薬用
  • 民間療法で解熱に使用される
  • 漢方薬の材料として利用される地域もある

注意: 医療目的での使用は専門家に相談してください

食用

食用には適しません

その他
  • 押し花として利用
  • 古典園芸の研究対象

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 皮膚接触により炎症を起こす可能性があります

オキナグサ (翁草)

学名: Pulsatilla cernua
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 何も求めない
  • 奉仕
  • 清純な心
  • 告げられぬ恋

特徴

花色: 暗赤紫

説明

山野などの日当たりのよいところに生える多年草で、全体が白毛におおわれているのが特徴です。4-5月に焦げ茶色に近い濃い赤紫の花を俯くように咲かせ、花びらの外側の産毛も特徴的です。花が咲き終わると、たんぽぽのように白い綿毛へと変わっていき、この白毛状の実を老人の髪にたとえたことが名前の由来となっています。日本においては絶滅危惧種となっており、九州や四国を始めとする日当たりの良い草原などに自生しています。

豆知識

  • 別名「善界草」「ユーレイバナ」など多数の別名を持つ
  • 花の後にできる綿毛は風で遠くまで飛んでいく
  • かつては春の山野でよく見られたが現在は激減
  • 学名パルサティラは「打つ・鳴る」という意味でベルの形から命名

利用方法

観賞用
  • 山野草として鉢植え栽培
  • ロックガーデンでの保護栽培
  • 植物園での展示栽培
薬用
  • 漢方薬で白頭翁として利用
  • 解熱や鎮痛の効果があるとされる

注意: 毒性があるため素人の使用は危険です

食用

有毒のため食用厳禁

その他
  • 押し花として利用
  • 絶滅危惧種保護の象徴

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根茎

症状: 皮膚炎、胃腸障害、心臓への影響など重篤な中毒症状を起こします

シダ (羊歯)

学名: Pteridophyta (Division)
科名: 各種シダ科

花言葉

  • 誠実
  • 愛らしさ
  • 魅惑

特徴

花色:

説明

シダ植物は「胞子で繁殖する維管束植物」で、根と葉、茎の区別はありますが、種子ではなく胞子によって繁殖する植物です。花を持たないのが特徴で、胞子嚢は普通、葉の裏面または葉縁に集まって胞子嚢群を作ります。世界中の湿潤な環境に分布し、観葉植物としても人気があります。ヨーロッパでは夏至の日の夜に一瞬だけ花を咲かせるという言い伝えがあることから「魅惑」や「夢」という花言葉がつきました。

豆知識

  • 地球上で最も古い植物群の一つで約4億年前から存在
  • 花を咲かせないが花言葉を持つ珍しい植物
  • NASA認定の空気清浄植物として注目される
  • 一部の種は恐竜時代から形を変えずに生き続けている

利用方法

観賞用
  • 観葉植物として室内栽培
  • 庭園のシェードガーデン
  • テラリウムでの栽培
薬用
  • 一部の種は漢方薬として利用
  • 民間療法で止血や解毒に使用

注意: 種類により毒性があるため注意が必要です

食用
  • 若い巻葉(ワラビ、ゼンマイなど)
その他
  • 空気清浄効果のある観葉植物
  • 押し花や標本作成

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種により異なる

症状: 種類により異なりますが、一部は皮膚炎や胃腸障害を起こす可能性があります