02月04日

立春は太陽黄経が315度になる日を指し、中国の天文学を起源とする二十四節気の第1節気です。 日本では古くから農作業の目安や季節行事として重視され、節分の翌日に当たります。 寒さの中にも春の兆しを感じられる時期であることから、地域ごとにさまざまな風習が残ります。 たとえば「立春大吉」と書いた紙を戸口に貼ると一年の無病息災を願う風習があります。 また、立春を過ぎると日照時間が徐々に長くなるため、春の訪れを心待ちにする行事が各地で開催されます。

節分は季節の変わり目を意味し、古くは立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に行われていました。 現在は特に立春の前日が重視され、豆まきや恵方巻きを食べる風習へと発展しました。 鬼を追い払い一年の無病息災を願う豆まきは全国で行われ、地域や神社によって多様なスタイルがあります。 近年では節分の日に恵方を向いて巻き寿司を丸かじりする習慣も広まり、家庭やイベントで親しまれています。 季節の終わりと始まりを感じる、日本の代表的な年中行事のひとつです。

2月4日は「に(2)し(4)」の語呂合わせから「西の日」とされています。 特に公式な団体が制定したわけではなく、語呂合わせ由来の記念日として広まりました。 西の方向や西にまつわる話題を楽しむ機会として、SNSなどで「西」に関する投稿が行われます。 地名や方角にこだわるイベントが小規模に開催されることもあります。 気軽に参加できるユーモアあふれる記念日として親しまれています。