02月04日の出来事 - 社会・暮らし

1794年

フランス立法府がフランス共和国の全領域において奴隷制度を廃止。

フランス共和国が全領域で奴隷制度を廃止した。

フランス革命期の1794年2月4日に、フランス立法府は全領域で奴隷制度を廃止しました。これにより、カリブ植民地を含むフランス領すべてで奴隷解放が実現しました。革命の理念を海外領土にも適用する初の試みであり、国際的にも大きな影響を与えました。しかしナポレオン政権下で一時的に廃止が覆されるなど、実施には困難も伴いました。最終的には1848年に再度廃止が確立され、人権思想の発展に寄与しました。

1794年フランス立法府フランス共和国奴隷

1929年

昭和天皇の弟の宣仁親王が徳川喜久子と結婚。

1929年2月4日、昭和天皇の弟・宣仁親王と徳川家出身の喜久子が結婚した。

1929年2月4日、皇族の婚姻として宣仁親王（のぶひとしんのう）と徳川喜久子が結婚した。喜久子妃は旧幕府最後の将軍・徳川慶喜の子孫で、皇室と旧大名家の関係を象徴する結婚となった。結婚披露の儀式は宮中三殿で厳粛に執り行われた。この婚姻は皇室と旧華族の関係強化や伝統文化の継承が注目された。式には多くの皇族や貴族、政治家が参列し、新聞や雑誌で大きく報道された。

1929年昭和天皇宣仁親王徳川喜久子

1933年

二・四事件（長野県赤化教員事件）はじまる。おもに教員を対象とした左翼思想弾圧。その後全国に波及。

1933年2月4日、長野県で教員を対象にした左翼思想弾圧「二・四事件」が発生し、全国に波及した。

二・四事件は1933年2月4日、長野県内で左翼思想に関わる教員数名が逮捕されたのを契機にはじまった。当時の治安維持法を背景に地方警察や軍部が教員の思想調査を強化し、容疑者を処分した。事件は直後に全国の教育現場にも波及し、教員組合や労働運動に対する締め付けが強化された。この弾圧は昭和初期の国家主義的風潮と結びつき、自由主義勢力の弱体化につながった。教育における思想統制の問題は戦後の教育改革においても論議を呼ぶテーマとなった。

1933年二・四事件

2000年

オウム真理教が解散し、アレフとして再出発。

2000年2月4日にオウム真理教が解散命令を受け、新団体「アレフ」として活動を再開しました。

地下鉄サリン事件など一連の犯罪行為を受け、オウム真理教は2000年2月4日に解散命令を受けて正式に解体しました。同日、元信者らを中心に「アレフ」と名乗る新団体が結成され、教団の再編が図られました。アレフは信者数の減少や社会の批判に直面しつつも、名称変更を重ねて活動を継続しています。この動きは法的対応や社会的批判の的となり、以後も公安調査庁の監視対象となっています。被害者救済や再発防止の観点から、教団の動向は現在も厳しく注視されています。日本国内では宗教法人法の適用や資産凍結など厳しい規制が続いています。

2000年オウム真理教アレフ