02月04日の命日 - 科学者・研究者

1774年

シャルル＝マリー・ド・ラ・コンダミーヌ

(1701 - 1774)

地理学者、数学者

地理学者数学者

フランスの地理学者・数学者。赤道近傍の測地観測で知られる。

シャルル＝マリー・ド・ラ・コンダミーヌ（Charles-Marie de La Condamine, 1701年 - 1774年2月4日）はフランスの地理学者・数学者。 1735年からのエクアドル遠征で地球の形状を測定し、赤道付近の子午線一度分の長さを精密に算出した。植物学や物理学の研究にも携わり、アマゾン川流域から多くの動植物標本を収集した。著書『新大陸探検記』を通じて欧州の学界に探険結果を報告した。科学アカデミーの会員として啓蒙時代の探求精神を象徴する学者である。

1774年シャルル＝マリー・ド・ラ・コンダミーヌ 1701年

1847年

アンリ・デュトロシェ

(1776 - 1847)

医師、植物学者、生理学者

医師植物学者生理学者

フランスの生理学者・植物学者。細胞と浸透現象の研究で知られる。

アンリ・デュトロシェ(Henri Dutrochet)は1776年にフランスで生まれました。彼は植物と動物の細胞構造を研究し、浸透現象(osmosis)の原理を初めて詳細に記述しました。小さな植物標本を用いた顕微鏡観察に基づき、細胞理論発展の礎を築きました。医師としても活動し、生体組織の機能や循環系について論文を発表しました。その功績により「細胞生理学の父」と称され、1847年に逝去しました。

1847年アンリ・デュトロシェ 1776年

1928年

ヘンドリック・ローレンツ

(1853 - 1928)

物理学者

オランダの理論物理学者。電磁気学の研究でノーベル物理学賞受賞。

ヘンドリック・ローレンツ(Hendrik Lorentz)は1853年にオランダで生まれました。ライデン大学教授として電磁気学の理論を発展させ、ローレンツ力やローレンツ変換を提唱しました。 1895年には電子の存在を予言し、1902年にピーテル・ゼーマンとともにノーベル物理学賞を受賞しました。その業績はアインシュタインの特殊相対性理論にも大きな影響を与えました。 1928年に逝去しましたが、現代物理学の基礎を築いた人物として高く評価されています。

1928年ヘンドリック・ローレンツ物理学者 1853年

1929年

長井長義

(1845 - 1929)

薬学者

植物由来のエフェドリンを初めて単離した日本の薬学者。近代日本の薬理学研究を牽引した。

長井長義（1845年 - 1929年）は日本の薬学者で、マオウ（麻黄）からエフェドリンを単離した業績で知られます。東京大学で薬学の研究・教育に従事し、日本薬学会の設立にも関与しました。後進の育成に力を注ぎ、薬学研究の基盤を築いたパイオニア的存在です。国内外で高い評価を受け、日本の近代科学の発展に大きく貢献しました。薬理学分野における研究は現在でも学術的に重要な題材となっています。

1929年長井長義 1845年

1933年

アーチボルド・セイス

(1845 - 1933)

東洋学者、言語学者

東洋学者言語学者

楔形文字の研究やセム語の解読で知られるイギリスの東洋学者・言語学者。

アーチボルド・ヘンリー・セイス（1845年 - 1933年）は、古代メソポタミアの楔形文字解読に先駆的な功績を残した英語圏の東洋学者です。オックスフォード大学で教授を務め、セム諸語をはじめとする古代言語を研究。中東各地の遺跡調査を行い、学術資料の発掘・翻訳に貢献しました。主な著作にヒッタイトやセム語研究に関する論文集があり、学界の基盤を築くとともに後進に大きな影響を与えました。彼の業績は近代オリエンタリズム研究の礎となっています。

1933年アーチボルド・セイス 1845年

1939年

エドワード・サピア

(1884 - 1939)

人類学者、言語学者

人類学者言語学者

アメリカの人類学者・言語学者。言語相対性仮説の先駆者として知られる。

エドワード・サピア（1884年 - 1939年）は、アメリカの人類学者・言語学者で、言語が思考や文化に与える影響を研究し、サピア＝ウォーフ仮説の基礎を築きました。コロンビア大学で教鞭をとり、北米先住民の言語調査を行うなど、多様な言語資料を収集。学際的アプローチを採用し、人類学と言語学の橋渡しをしたパイオニアです。『言語：文化と人格』などの著作を通じて、社会言語学や認知科学の発展に大きな影響を与えました。

1939年エドワード・サピア人類学者言語学者 1884年

2009年

柴田寿子

(1955 - 2009)

政治学者

日本の政治学者として、政治制度の分析や国際関係論に取り組んだ。

1955年に生まれ、政治学を専攻。国際政治や比較政治の研究で知られ、多数の論文や著書を発表した。大学で教鞭を執りながら、多くの学生を指導し、政治学研究の発展に寄与した。実証的なアプローチを重視し、政策提言にも積極的に関わった。 2009年に逝去し、その業績は今日の政治学界にも影響を与え続けている。

2009年柴田寿子 1955年

2015年

日沼頼夫

(1925 - 2015)

医学者、ウィルス学者、京都大学名誉教授、熊本大学名誉教授

医学者ウィルス学者京都大学名誉教授熊本大学名誉教授

日本の医学者・ウイルス学者。京都大学・熊本大学で教育と研究に尽力した。

1925年に生まれ、医学を学んだ後、ウイルス学の研究に専念。感染症の病態解明やワクチン開発に貢献する多数の論文を発表した。京都大学と熊本大学で教授として長年教鞭を執り、後進の育成にあたった。学会活動や国際共同研究にも積極的に参加し、その業績は国内外で高く評価された。教育者としても優れた指導力を発揮し、多くの研究者を輩出した。 2015年に逝去した。

2015年日沼頼夫医学者京都大学熊本大学 1925年

2016年

エドガー・ミッチェル

(1930 - 2016)

工学者、宇宙飛行士

工学者宇宙飛行士

アメリカのエンジニア・宇宙飛行士。アポロ14号で月面着陸を果たした。

1930年に生まれ、NASAの宇宙飛行士に選出された。 1971年のアポロ14号ミッションで月面着陸を行い、六番目に月面を歩いた。帰還後は地球環境保護活動に携わるとともに、意識の研究にも関心を示した。 1973年にはノエティック・サイエンス研究所を設立し、多様な探究活動を推進した。宇宙飛行士としてだけでなく、研究者・探検家としての功績も高く評価された。 2016年に逝去した。

2016年エドガー・ミッチェル 1930年

2018年

岩崎卓也

(1929 - 2018)

考古学者、筑波大学名誉教授

考古学者筑波大学名誉教授

筑波大学名誉教授として活躍した日本の考古学者。

1929年生まれ。国内外の遺跡調査に従事し、多数の発掘プロジェクトを指導。特に東アジア古代文明の研究で著名な成果を挙げ、学界に貢献。筑波大学では長年にわたり教育・研究に携わり、多くの学生を育成。学術論文や著書も多数刊行し、研究者としての幅広い知見を示しました。その業績は日本考古学会からも高く評価され、2018年2月4日に逝去。

岩崎卓也筑波大学 1929年

2018年

アラン・ベイカー

(1939 - 2018)

数学者

数論を中心に研究し、卓越した業績を残した数学者。

1939年生まれ。数論分野で重要な定理や研究成果を発表。多くの論文を執筆し、国際的な学術誌で活躍。研究者育成にも貢献し、後進の指導にも尽力。その研究は現在も継続的に引用され、学界に大きな影響を与えています。 2018年2月4日に逝去。

アラン・ベイカー 1939年

2019年

鵜澤昌和

(1918 - 2019)

経営学者、青山学院大学元学長・名誉教授、東京家政学院大学元学長・名誉教授

経営学者青山学院大学元学長・名誉教授東京家政学院大学元学長・名誉教授

経営学の分野で教育・研究を推進した日本の経営学者。

1918年生まれ。青山学院大学で教鞭を執り、学長として大学運営をリード。東京家政学院大学でも学長を務め、教育改革や研究体制の強化に貢献。経営学者として多くの論文や著書を発表し、理論と実践を結びつけた研究で知られる。学内外で講演活動を行い、経営学の普及に尽力。 2019年2月4日に逝去し、その教育者としての功績は高く評価されています。

2019年鵜澤昌和青山学院大学東京家政学院大学 1918年