プリムラ・ポリアンサ (西洋桜草)

学名: Primula Polyanthus Group
科名: サクラソウ科

花言葉

  • ひたむきな愛
  • 富の誇り
  • 無言の愛

特徴

花色:

説明

別名をセイヨウサクラソウと呼ばれ、ヨーロッパ原産のプリムラ・エラチオール、プリムラ・ブルガリス、プリムラ・べリスなどが交雑されて育成された品種群。赤、黄、紫、青など春色が花壇や鉢植えを彩り、心をなごませてくれる。「ポリアンサ」には「多くの」「たくさんの」という意味があり、豊富な花数が特徴。

豆知識

  • 開花時期は12月から5月と長期間楽しめる
  • 多年草だが暑さに弱いため一年草として扱われることが多い
  • 花色は赤、黄、紫、青、白など非常に豊富
  • ヨーロッパの複数種を親として作られた交雑種群

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 鉢植え
  • 寄せ植え
薬用

注意: 特に薬用利用は知られていない

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸育種の母本植物

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: サクラソウ科の植物として軽微な毒性を持つ可能性があるが、一般的には問題とされない

ツバキ (椿)

学名: Camellia japonica
科名: ツバキ科

花言葉

  • 完全な愛
  • 控えめな素晴らしさ
  • 謙虚な美徳

特徴

花色:

説明

日本原産の常緑高木で、冬から春に光沢のあるかたい葉にぽってりとした赤や白の花を咲かせる。ヨーロッパでは19世紀に一大ブームが起こり、文豪デュマの小説「椿姫」はとても有名。日本では古くから常緑の植物を神聖視する文化があり、椿も邪を払う木として家の境に植えられてきた。

豆知識

  • 日本国内だけで2000種を超える品種がある
  • 別名として藪椿、耐冬花、カメリアなどがある
  • 花色は赤、白、ピンク、赤と白のバイカラー、紫、紫黒など豊富
  • 19世紀のヨーロッパで「カメリア・ブーム」が起こった

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 盆栽
  • 切り花
薬用
  • 椿油は髪や肌のケアに使用される

注意: 花や葉の薬用利用は一般的ではない

食用
  • 花弁
その他
  • 椿油(化粧品・髪油)
  • 木材(工芸品)

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない。花弁は食用としても利用される

リューココリーネ

学名: Leucocoryne ixioides
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 温かい心
  • 信じる心
  • 貴婦人

特徴

花色:

説明

チリ東部のアンデス山脈原産の球根植物。5月から6月に星形の花が開花し、花には強い芳香がある。この芳香は丁子や桜餅、バニラなどに例えられる。花色は紫・水色・白があり、花の中心部分の仮雄蕊がこん棒に例えられたことから「白いこん棒」という意味の学名がついた。

豆知識

  • 学名Leucocoryneは「白いこん棒」という意味のギリシャ語由来
  • 花の中心部分の仮雄蕊がこん棒のような形をしている
  • 出回り時期は2月から5月頃
  • 香りは丁子や桜餅、バニラなどに例えられる独特の甘い香り

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 花束
  • 鉢植え
薬用

注意: 薬用利用は知られていない

食用

食用には適さない

その他
  • 香料
  • アロマテラピー

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

ボケ (木瓜)

学名: Chaenomeles speciosa
科名: バラ科

花言葉

  • 先駆者
  • 指導者
  • 平凡

特徴

花色:

説明

中国原産の落葉低木で、日本へは平安時代に渡来した。春に紅、白、紅白が混じった美しい花を咲かせる。属名のChaenomelesは「大きく裂けた」と「リンゴ」を意味するギリシャ語で、果実が割れる様子を表している。種名のspeciosaは「美しい」「華やか」という意味。200を超える品種が栽培され、観賞用のほか、香りのよい果実を果実酒やジャムに利用する。

豆知識

  • 200を超える品種が栽培されており、紅花をヒボケ、白花をシロボケ、紅白が混じったものをサラサボケと呼ぶ
  • 織田信長の家紋として使われたことで有名
  • 果実は生では酸味が強いが、加工すると独特の香りと味わいが楽しめる
  • 盆栽としても人気が高く、樹形の美しさで評価される

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 生け垣
  • 盆栽
薬用
  • 成熟果実を乾燥させた生薬「モッカ(木瓜)」として水腫、関節痛、脚気、胃痙攣などに利用

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行うべき

食用
  • 果実
その他
  • 香料
  • 観賞用盆栽

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない。むしろ薬用や食用として利用される

ヒトリシズカ (一人静)

学名: Chloranthus quadrifolius
科名: センリョウ科

花言葉

  • 隠された美
  • 愛にこたえて
  • 静謐

特徴

花色:

説明

日本原産の多年草で、北海道から九州まで自生する。茎の先端付近に4枚の葉が輪生状につき、中央から白いブラシ状の花序が1本伸びる。4月から5月に白く楚々とした花を咲かせる。静御前が一人で舞い踊る可憐な姿と花姿が似ていることから名付けられた。山林の湿り気のある明るい半日陰を好んで自生する。

豆知識

  • 花序はブラシの毛のように見えるが、実際は雄しべの集合体
  • 4枚の葉が輪生する特徴的な姿を持つ
  • 静御前の舞踊姿に例えられた美しい和名を持つ
  • 湿った半日陰を好む典型的な山野草

利用方法

観賞用
  • 山野草園芸
  • シェードガーデン
  • 茶庭
薬用

注意: 薬用利用は一般的ではない

食用

食用には適さない

その他
  • 華道の花材
  • 自然観察の対象

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

サクラソウ (桜草)

学名: Primula sieboldii
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 美の秘密
  • 初恋
  • 純潔

特徴

花色:

説明

日本原産の多年草で、北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布する。桜によく似たかわいらしい花を咲かせることから、江戸時代から人々の間で春の代表的な草花として愛されてきた。開花時期は4月上旬から5月頃で、早春に咲くことから「春を呼ぶ花」といわれている。江戸時代に育種が進み、約300品種に及ぶ品種が作られた古典園芸植物。

豆知識

  • 江戸時代に約300品種に及ぶ品種が作られた古典園芸植物
  • 色はピンク系濃淡や白、紫、赤などカラーバリエーションが豊富
  • 桜によく似た花形から「桜草」の名前がついた
  • 「春を呼ぶ花」として親しまれている

利用方法

観賞用
  • 古典園芸
  • 鉢植え
  • 山野草園芸
薬用

注意: 薬用利用は一般的ではない

食用

食用には適さない

その他
  • 古典園芸の研究対象
  • 品種保存

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: サクラソウ科の植物として軽微な毒性を持つ可能性があるが、一般的には問題とされない