02月03日の命日 - 科学者・研究者

1779年

ルイ・ド・ジョクール

(1704 - 1779)

医師、啓蒙思想家、著作家

医師啓蒙思想家著作家

フランスの医師・啓蒙思想家。『Encyclopédie』の主要寄稿者として知られる。

ルイ・ド・ジョクール（1704-1779）は、フランスの医師・啓蒙思想家。ディドロらによる百科全書『Encyclopédie』の主要執筆者として、膨大な記事を寄稿した。宗教や封建制度を批判し、人権や寛容を説く思想を展開。自身の財産を出版支援に充て、啓蒙運動の普及に大きく貢献した。多様な分野にわたる著作を通じ、18世紀フランス知識人社会に影響を与えた。

1779年ルイ・ド・ジョクール医師啓蒙思想家 1704年

寛政9年12月18日

宇田川玄随

(1756 - 1798)

医学者、蘭学者

医学者蘭学者

江戸時代の医学者・蘭学者。西洋医学の普及と翻訳に尽力した。

宇田川玄随（1756-1798）は、江戸時代中期の医学者・蘭学者。長崎で西洋医学を学び、各地で講義と翻訳を通じて普及に努めた。薬種業や医学会の運営に携わり、解剖学や生理学の基礎を紹介。多くの門弟を育て、後進の医学者に影響を与えた。その活動は蘭学隆盛の一翼を担い、後世の医学発展を支えた。

1798年寛政 12月18日宇田川玄随医学者蘭学者 1756年

1862年

ジャン＝バティスト・ビオ

(1774 - 1862)

物理学者

フランスの物理学者。ビオ・サバールの法則で知られる。

ジャン＝バティスト・ビオ（1774-1862）は、フランスの物理学者。電流が生む磁場を定量的に示すビオ・サバールの法則を発見した。光の偏光や大気光学の研究にも貢献し、研究成果は広く支持された。コレージュ・ド・フランス教授として教育に当たり、多くの学生を育成。フランス科学アカデミー会員として、19世紀科学界の発展に寄与した。

1862年ジャン＝バティスト・ビオ物理学者 1774年

1919年

エドワード・ピッカリング

(1846 - 1919)

天文学者

アメリカの天文学者。ハーバード天文台の台長として星の分光分類を確立した。

エドワード・チャールズ・ピッカリングは1846年にイリノイ州に生まれた。ハーバード大学天文台に在籍し、1880年から台長を務めた。恒星の分光研究を推進し、ピッカリング分類を創始した。女性助手（コンピュータ）を積極的に採用し、天体カタログを編纂した。詳細な星表『ハーバード変光星カタログ』を発表し、観測データを体系化した。 1919年2月3日に亡くなり、天文学研究の発展に大きな足跡を残した。

1919年エドワード・ピッカリング天文学者 1846年

1925年

オリヴァー・ヘヴィサイド

(1850 - 1925)

技術者、数学者

技術者数学者

イギリスの数学者・技術者。演算子法と電磁理論の発展に寄与した。

オリヴァー・ヘヴィサイドは1850年にロンドンで生まれた。独学で数学と物理学を研究し、演算子計算を提唱した。マクスウェルの方程式を整理し、ベクトル形式への簡略化を実現した。ヘヴィサイド関数や伝送線路理論などを創出し、電気通信技術を革新した。晩年は健康を害しながらも研究を続け、学術誌に論文を発表した。 1925年2月3日にロンドンで逝去した。

1925年オリヴァー・ヘヴィサイド技術者数学者 1850年

1935年

ヒューゴー・ユンカース

(1859 - 1935)

ユンカース社創設者

ドイツの航空技術者・実業家。全金属製航空機を初めて設計した。

ヒューゴー・ユンカースは1859年にエッセンで生まれた。工学者として鉄道車両や蒸気機関の研究に従事した。 1915年に世界初の全金属製単葉機「ユンカースJ1」を開発した。自身の企業ユンカース社を創立し、航空機製造を本格化した。 1920年代には商用旅客機「ユンカースF13」なども手掛けた。 1935年2月3日に死去し、航空産業の基礎を築いた。

1935年ヒューゴー・ユンカースユンカース 1859年

2005年

エルンスト・マイヤー

(1904 - 2005)

生物学者

2005年エルンスト・マイヤー生物学者

2014年

鈴木博之

(1945 - 2014)

建築史家、東京大学名誉教授

建築史家東京大学名誉教授

建築史家、東京大学名誉教授。

1945年東京都生まれ。東京大学工学部卒業後、建築史研究に従事。日本古代から近代建築まで幅広い時代を研究。多数の著作を刊行し、『日本建築史』など教科書的存在となる。文化財保存や古建築修復にも携わり、後進の育成にも貢献。 2014年2月3日に68歳で逝去。

鈴木博之東京大学 1945年

2020年

松葉一清

(1953 - 2020)

建築評論家、武蔵野美術大学教授

建築評論家武蔵野美術大学教授

日本の建築評論家。武蔵野美術大学教授として後進の育成に努め、多くの批評・著作を残した。

松葉一清（1953-2020）は、日本の建築評論家。武蔵野美術大学教授として、都市計画や住宅デザインに関する批評を行い、後進の育成にも尽力した。多くの著書や論文を発表し、建築メディアへの寄稿で知られる。公共建築の在り方を鋭く論じ、建築文化の発展に貢献した。

松葉一清武蔵野美術大学 1953年

2021年

川端香男里

(1933 - 2021)

ロシア文学者、東京大学名誉教授

ロシア文学者東京大学名誉教授

日本のロシア文学者。東京大学名誉教授として研究・教育に貢献した。

川端香男里（1933-2021）は、日本を代表するロシア文学研究者。東京大学文学部で長年教鞭を執り、ドストエフスキーやゴーゴリの研究・翻訳を手がけた。『ロシア文学思想研究』など多数の著作で、原典に忠実な文学解釈を提示。学生の指導にも熱心で、多くの後進を育成し、国際学会でも活躍した。

川端香男里東京大学 1933年

2023年

水田洋

(1919 - 2023)

経済学者、社会思想史学者、名古屋大学名誉教授

経済学者社会思想史学者名古屋大学名誉教授

経済学と社会思想史を専門とし、名古屋大学で長年教壇に立った。後進の育成にも尽力した学者。

1919年に生まれ、戦後の混乱期に経済学の研究を始めた。経済史と社会思想史を融合した独自の視点で研究を展開し、日本の学術界に新たな地平を切り開いた。長年名古屋大学経済学部で教授を務め、多くの論文や著書を発表した。学会の運営にも携わり、社会科学研究の発展に寄与した。教育者としても後進の指導に熱心で、数多くの門下生を育成した。

2023年水田洋名古屋大学 1919年