02月01日の誕生日 - 科学者・研究者

1462年

ヨハンネス・トリテミウス

(1462 - 1516)

隠秘学者

15世紀ドイツの修道士・学者。隠秘学や暗号学の先駆者。文献学や図書館学の発展にも貢献した。

1462年に生まれ、ベネディクト派修道院で教育を受ける。隠秘学（オカルト学）の研究を進め、暗号解読や神秘主義に関心を寄せた。著書『ステガノグラフィア』では暗号通信の手法を紹介し、後世に影響を与えた。ラテン語文献の収集・校訂に努め、大型図書目録を編纂した。図書館学や情報学の先駆者として評価され、文献管理の基礎を築いた。 1516年に没し、多岐にわたる学術的業績を残した。

1462年ヨハンネス・トリテミウス隠秘学 1516年

1552年

エドワード・コーク

(1552 - 1634)

法律家

16世紀イングランドの法学者・判事。コモン・ローの理論を確立した。『法律原理』などの著作が法制度に影響を与えた。

1552年に生まれ、ケンブリッジ大学で法律を学ぶ。法廷での活動を経て、優れた法理論家として名を馳せる。 1606年にコモン・ローの理論を体系化した重要著作を執筆する。後にチーフジャスティスに任命され、判事としても活躍した。法の支配（Rule of Law）の概念普及に大きく貢献した。 1634年に没し、その思想は英米法系に現在まで受け継がれている。

1552年エドワード・コーク法律家 1634年

宝永2年12月18日

山脇東洋

(1706 - 1762)

医学者

江戸時代の医学者。解剖学や薬学の発展に貢献した先駆者。

山脇東洋は1706年に江戸で生まれた漢方医であり、解剖学や薬学の研究で知られる。日本で初めて人体解剖を試みた記録があり、精緻な解剖図を残した。代表作『解剖図譜』などを著し、病理学や治療法の体系化に寄与した。また、薬草や処方の研究にも取り組み、多くの処方集を編纂した。1762年に没するまで、医学教育と診療の両面で後進を育て続けた。

1706年宝永 12月18日山脇東洋医学者 1762年

1761年

クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーン

(1761 - 1836)

菌類学者

菌類学の先駆者とされるオランダ出身の植物学者。

クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーンは1761年にオランダで生まれた植物学者である。菌類の分類学において独創的な研究を行い、後のマイコロジー（菌類学）の基礎を築いた。彼の著作『Synopsis methodica Fungorum』は菌類分類の標準書として高い評価を受けた。世界各地の標本を収集・分析し、多くの新種を記載した。1836年に没するまで長きにわたり学術界に影響を与え続けた。

1761年クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーン菌類学 1836年

1825年

フランシス・ジェームズ・チャイルド

(1825 - 1896)

文献学者

英米の民謡研究者で知られる文献学者。

フランシス・ジェームズ・チャイルドは1825年にアメリカで生まれた文献学者である。英米の伝承民謡の収集と翻訳に生涯を捧げ、後に『チャイルド民謡集』として知られる全305篇を編纂した。民俗学や比較文学の視点を取り入れ、歌詞や旋律の系統的研究を行った。彼の研究はフォークソング研究の基礎を築き、音楽学や文化史の発展に寄与した。1896年に没し、その功績は今日まで高く評価されている。

1825年フランシス・ジェームズ・チャイルド文献学者 1896年

1844年

スタンレー・ホール

(1844 - 1924)

心理学者

アメリカの心理学者で、発達心理学の先駆者。初のアメリカ心理学会長を務めた。

スタンレー・ホールは1844年にメイン州で生まれ、米国における心理学の確立に貢献した。児童心理学や青年期の研究を進め、『思春期』概念を提唱。 1887年にクラーク大学を設立し、初代学長を務めた。彼の研究は教育制度や発達心理学に大きな影響を与えた。 1924年に没し、その業績は今なお評価されている。

1844年スタンレー・ホール心理学者 1924年

1844年

エードゥアルト・シュトラースブルガー

(1844 - 1912)

植物学者、細胞学者、解剖学者

植物学者細胞学者解剖学者

ドイツの植物学者・細胞学者。植物細胞分裂の法則を発見した。

エードゥアルト・シュトラースブルガーは1844年にポーランド（当時プロイセン領）で生まれた。植物組織の解剖学や細胞学を研究し、シュトラースブルガーの法則として知られる細胞分裂の等分裂説を提唱。複数の大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成。著書『植物の形成学』は植物学の標準文献となった。 1912年に没するまで、学問の発展に貢献した。

エードゥアルト・シュトラースブルガー植物学者細胞学者解剖学者 1912年

1905年

岩倉具実

(1905 - 1978)

言語学者

日本の言語学者。外国語教育と比較言語学の研究に貢献。

岩倉具実（1905年 - 1978年）は日本の言語学者。外国語教育や比較言語学の分野で研究を行った。大学で教鞭をとり、後進の育成に力を注いだ。多くの論文や著書を通じて言語理論の発展に寄与した。 1978年に逝去した。

1905年岩倉具実言語学者 1978年

1905年

エミリオ・セグレ

(1905 - 1989)

物理学者

イタリア生まれの物理学者。反陽子発見でノーベル賞を受賞。

エミリオ・セグレ（1905年 - 1989年）はイタリア出身の物理学者。アメリカに移住し、原子核や素粒子の研究に従事した。 1955年に反陽子を発見し、1959年にノーベル物理学賞を受賞した。素粒子物理学の発展に大きく貢献し、多くの弟子を育成した。晩年はカリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭を執った。 1989年に逝去した。

エミリオ・セグレ物理学者 1989年

1909年

前川忠夫

(1909 - 1988)

政治家、農学者

政治家農学者

日本の政治家・農学者。農業政策と研究で貢献。

前川忠夫（1909年 - 1988年）は日本の政治家で農学者。植物栄養学や農業生産技術の研究を行い、農業振興に寄与した。大学教員として後進の育成にも尽力した。政治家として農林水産行政に携わり、農村政策の立案に関わった。学識と経験を活かし、持続可能な農業発展を推進した。 1988年に逝去した。

1909年前川忠夫 1988年

1925年

ロナルド・ドーア

(1925 - 2018)

社会学者

イギリスの社会学者。日本社会の研究を通じて国際的に評価された。

ロナルド・ドーア（1925-2018）はイギリスの社会学者。日本の産業化や教育制度を中心に研究し、数多くの報告や論文を発表した。東大などで教鞭を執り、日英の比較社会学を発展させた。主要著作は各国語に翻訳され、国際的に高い評価を得た。

ロナルド・ドーア社会学者 2018年

1926年

佐戸英三郎

(1926 - 2018)

法学者、山梨学院大学名誉教授

法学者山梨学院大学名誉教授

法学者。山梨学院大学名誉教授として法学研究と教育に大きく貢献した。

1926年に生まれ、法学の研究と教育に従事した学者。戦後日本の法制度をテーマに、多数の論文や著書を執筆し、学界で高い評価を得る。山梨学院大学において長年教鞭を執り、学生や若手研究者の育成に力を注いだ。2018年に逝去。

佐戸英三郎 2018年