フリージア

学名: Freesia hybrida
科名: アヤメ科

花言葉

  • 親愛の情
  • 友情
  • 純愛
  • 無邪気
  • あどけなさ
  • 純潔
  • 憧れ

特徴

花色:

説明

フリージアは南アフリカが原産のアヤメ科の多年草で、3月から4月頃にすっと伸びた茎に連なるように複数の花をつけ、下から徐々に咲き進みます。花は非常に良い香りがし、黄色のイメージが強いですが、現在は白、ピンク、紫、赤など多種多様な色があり、八重咲き品種も育成されています。現在はオランダで品種改良されたことによって約150種類以上の品種があります。

豆知識

  • 名前の由来は植物学者エクロンが親友のドイツ人医師フレーゼに献名したもの
  • 現在の園芸品種の多くはオランダで品種改良されたもので150種類以上ある
  • 花は下から上へと順番に咲いていく特徴がある
  • 非常に良い香りがするため香料としても利用される

利用方法

観賞用
  • 切り花として非常に人気
  • 庭植えや鉢植えとして栽培
  • フラワーアレンジメントの材料
薬用
  • 特に薬用効果は知られていない

注意: 特になし

食用

食用には適さない

その他
  • 香料として利用されることがある
  • 精油の原料

毒性

有毒部位: 無毒

症状: 特に毒性はない

ボケ (木瓜)

学名: Chaenomeles speciosa
科名: バラ科

花言葉

  • 魅力的な人
  • 先駆者
  • 早熟
  • 平凡
  • 熱情
  • 妖精の輝き

特徴

花色:

説明

ボケは中国原産の落葉低木で、平安時代に日本に渡来しました。早春から春にかけて梅のような丸みのある花を咲かせ、春の訪れを知らせてくれます。花色は鮮やかな朱色や赤、白、ピンク、まだらに色が入るタイプなど様々で、一重や八重咲きなど200種類以上の品種があります。11月頃から花が咲き始めるものは「寒木瓜(カンボケ)」と呼ばれ、花の少ない時期に重宝されています。秋には香りの良い実をつけ、果実酒やジャムの材料としても利用されます。

豆知識

  • 漢字の「木瓜」は中国語読みで「モッカ」、日本語読みで「ボケ」となった
  • 果実の形が瓜に似ていることから「木瓜」の名前がついた
  • 年末から咲く種類は「寒ボケ」と呼ばれ特に珍重される
  • 200種類以上の品種があり、色や咲き方が非常に多様

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 生け花の材料
  • 盆栽として楽しむ
薬用
  • 果実を乾燥させた木瓜実(モッカジツ)は疲労回復効果があるとされる
  • 利尿効果が期待される

注意: 生の果実は硬くて酸味が強いため直接食べるのは適さない

食用
  • 果実(加工して利用)
その他
  • 生垣として利用
  • 切り花として利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子

症状: 種子には青酸配糖体が含まれるため大量摂取は避ける

マーガレット (木春菊)

学名: Argyranthemum frutescens
科名: キク科

花言葉

  • 恋占い
  • 心に秘めた愛
  • 信頼
  • 誠実
  • 真実の愛
  • 美しい容姿

特徴

花色:

説明

マーガレットはスペイン領カナリア諸島原産のキク科の多年草で、11月から5月頃まで長期間にわたって花を咲かせます。名前はギリシャ語で真珠を意味する「Margarites(マルガリテス)」が由来で、白い花びらが真珠のように美しいことからつけられました。和名は「木春菊」で、枝や茎が木質化する性質と葉が春菊のようなことから名づけられました。花は「好き、嫌い、好き...」と花びらを一枚ずつ摘んで恋占いをする花として親しまれており、草丈は30cm~1mほどで、一重咲き、八重咲き、丁字咲きなど様々な咲き方があります。

豆知識

  • 「好き、嫌い、好き...」の恋占いで有名な花で世界中で親しまれている
  • 名前の由来はギリシャ語の「真珠」を意味する言葉から
  • カナリア諸島では野生種が自生しており島の象徴的な花の一つ
  • 日本では明治時代に渡来してから園芸植物として定着した

利用方法

観賞用
  • ガーデニングで人気の花
  • 切り花として利用
  • 鉢植えとして楽しむ
薬用
  • 民間療法で傷の治療に使われることがある

注意: 医学的効果は証明されていないため注意が必要

食用
  • 花びら(少量であれば)
その他
  • 恋占いの道具として使用
  • ドライフラワーとして利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位:

症状: 大量摂取すると胃腸の不調を起こす可能性がある

ウメ (梅)

学名: Prunus mume
科名: バラ科

花言葉

  • 不屈の精神
  • 高潔
  • 気品
  • 澄んだ心
  • 優美
  • 清らかさ

特徴

花色:

説明

梅は中国原産の落葉高木で、バラ科サクラ属に属します。樹高は5~10mに成長し、1月末から2月上旬に香りの良い花を咲かせます。花色は白、紅、ピンクなど様々で、現在は花ウメ400種、実ウメ100種が日本に存在するとされています。花ウメは「野梅系」「緋梅系」「豊後系」の3タイプに分けられ、寒さがまだ厳しい中で凛と咲く姿から「不屈の精神」「高潔」という花言葉がつけられました。古くから日本人に愛され、万葉集にも多く詠まれており、松竹梅として縁起の良い植物としても親しまれています。

豆知識

  • 万葉集には梅を詠んだ歌が118首あり、桜(43首)より多い
  • 学名の「mume」は梅の中国語読み「メイ」に由来する
  • 日本の気象庁では梅の開花を春の指標として観測している
  • 松竹梅の中で最も早く花を咲かせるため「歳寒三友」の筆頭とされる

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 盆栽として楽しむ
  • 切り花として利用
薬用
  • 梅肉エキスは疲労回復効果があるとされる
  • 梅干しは殺菌作用があるとされる

注意: 青梅は青酸配糖体を含むため生食は避ける

食用
  • 果実(加工して利用)
その他
  • 香料として利用
  • 染料として利用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 青い果実, 種子, 葉

症状: 青酸配糖体による中毒症状(吐き気、めまい、呼吸困難など)

サクラソウ (桜草)

学名: Primula sieboldii
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 長続きする愛情
  • 初恋
  • 純潔
  • 希望
  • 可愛い
  • 憧れ

特徴

花色:

説明

サクラソウは日本、朝鮮半島、中国東北部原産のサクラソウ科の多年草で、4月中旬から4月末頃にかけて可憐な花を咲かせます。学名の「Primula」はラテン語の「primos(最初)」が語源で、春の到来をいち早く告げる花であることから名づけられました。種小名の「sieboldii」は江戸時代に来日したシーボルトに由来します。花の色はピンク系濃淡や白、紫などがあり、現在は300品種を超える園芸品種が存在します。江戸時代から人々に愛され、春の代表的な草花として親しまれてきました。埼玉県と大阪府の県花・府花に指定されています。

豆知識

  • 学名の「Primula」はラテン語で「最初」を意味し、春一番に咲く花であることから名づけられた
  • シーボルトによってヨーロッパに紹介され、世界的に知られるようになった
  • 現在は300品種を超える園芸品種が存在し、色や形が非常に多様
  • 埼玉県と大阪府の県花・府花として地域のシンボルとなっている

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして楽しむ
  • 庭植えとして栽培
  • 野草園での栽培
薬用
  • 民間療法で咳止めや解熱に使われることがある

注意: 医学的効果は証明されておらず、専門的な指導なしに使用すべきではない

食用

食用には適さない

その他
  • 自然保護活動の象徴として利用
  • 教育用植物として利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 根

症状: 皮膚炎やアレルギー反応を起こす可能性がある