01月30日の命日 - 科学者・研究者

1858年

コンラート・ヤコブ・テミンク

(1778 - 1858)

鳥類学者

オランダの鳥類学者で、『自然史』の著作を通じて鳥類分類の基礎を築いた。

1778年にハーグ近郊で生まれたコンラート・ヤコブ・テミンクは、オランダを代表する鳥類学者です。\n『マニュアル・ド・オルニトロジー』などの主要著作は鳥類学の古典とされ、多くの研究者に影響を与えました。\n国立自然史博物館の館長として標本収集と分類に尽力し、東インド諸島やオーストラリアの鳥類調査にも関与。\n新種の記載にも貢献し、現代の鳥類分類学の礎を築きました。\nその業績は現在も鳥類学研究で高く評価されています。

1858年コンラート・ヤコブ・テミンク鳥類学者 1778年

1916年

クレメンツ・マーカム

(1830 - 1916)

地理学者、探検家、著作家

地理学者探検家著作家

イギリスの地理学者・探検家・著作家。南極探検支援やインカ史研究で知られる。

1830年にロンドンで生まれたクレメンツ・マーカムは、陸軍士官学校を経て地理学に転身しました。\n王立地理学会の事務局長・会長を歴任し、多くの探検隊を支援。\n1860年代には南極探検への資金調達に尽力し、初期調査に貢献しました。\nまた古代インカ帝国の歴史研究にも情熱を注ぎ、多くの文献を編纂。\n著作家としても活躍し、探検記や地理学的著作を多数残しました。

1916年クレメンツ・マーカム 1830年

1928年

ヨハネス・フィビゲル

(1867 - 1928)

病理学者、ノーベル生理学・医学賞受賞者

病理学者ノーベル生理学・医学賞受賞者

デンマークの病理学者。ノーベル生理学・医学賞を受賞した研究者。

1867年にデンマークで生まれたヨハネス・フィビゲルは、コペンハーゲン大学で医学を学びました。\n講師として腫瘍研究に従事し、ラットへの寄生虫感染が腫瘍を誘発することを発見。\nこの業績により1926年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。\n後に実験結果は再検証されましたが、癌研究史における重要な一章として知られます。\nフィビゲルの名は病理学の発展に大きく貢献した人物として残りました。

1928年ヨハネス・フィビゲルノーベル生理学・医学賞 1867年

1945年

橋本進吉

(1882 - 1945)

言語学者

日本の言語学者。日本語をはじめとする言語の研究に先駆的な功績を残した人物。

1882年に生まれ、東京帝国大学で言語学を学ぶ。日本語の音韻論や文法構造の研究で知られ、多くの論文を発表。外国語との比較研究も手がけ、日本の言語学界を牽引。学術界での功績により後進の育成にも寄与し、言語学の基礎を築く。1945年1月30日に逝去。

1945年橋本進吉言語学者 1882年

1946年

河上肇

(1879 - 1946)

経済学者

日本の経済学者。マルクス経済学の研究を通じて労働運動を支援した思想家。

1879年に生まれ、東京帝国大学で経済学を学ぶ。帰国後、マルクス経済学を日本に紹介し、理論的研究を推進。労働者の権利擁護や社会改革を訴え、労働運動との関わりを深めた。多くの著作を通じて社会主義思想を広め、戦前日本の知識人に大きな影響を与えた。1946年1月30日に逝去。

1946年河上肇経済学者 1879年

1948年

オーヴィル・ライト

(1871 - 1948)

飛行機の発明者

ライト兄弟の一人で、世界初の動力飛行を成功させた飛行機の発明者。

1871年にアメリカ・オハイオ州デイトンで生まれる。兄ウィルバーと共に飛行機研究を行い、1903年12月17日に世界初の有人動力飛行に成功。その後も航空技術を改良し、ライト兄弟社を設立。飛行機の基本原理を解明し、現代航空機の発展に大きく寄与した。1948年1月30日に逝去。

オーヴィル・ライト飛行機発明者 1871年

1958年

エルンスト・ハインケル

(1888 - 1958)

飛行機設計者

ドイツの飛行機設計者。Heinkel Flugzeugwerkeを設立し、初のジェット機を開発した。航空史に名を残す技術者。

1888年にドイツで生まれ、若くして航空工学に興味を持った。 1910年代から航空機設計に携わり、1922年にHeinkel Flugzeugwerkeを設立。軽量高速機から大型爆撃機まで幅広い機体を手がけ、1939年には世界初の実用ジェット機He 178を飛行させた。第二次世界大戦中はドイツ空軍向けの戦闘機・爆撃機を大量生産。戦後は西ドイツに拠点を移し、民間航空機の開発を継続。技術者として卓越した才能を発揮し、航空技術の発展に大きく寄与した。 1958年1月30日に70歳で死去。

1958年エルンスト・ハインケル飛行機 1888年

1962年

グスタフ・ストレームベリ

(1882 - 1962)

天文学者

スウェーデンの天文学者。ウプサラ大学で研究に従事し、星団・星雲の観測で知られる。

1882年にスウェーデンで生まれ、ウプサラ大学で天文学を専攻。母国の天文台に勤務し、星団や星雲の精密観測を行った。観測データの蓄積を通じて天体物理学の発展に寄与。国際的な学会でも研究成果を発表し、同僚から高く評価された。生涯をかけて星空の謎に挑み続け、1962年1月30日に79歳で死去。

1962年グスタフ・ストレームベリ天文学者 1882年

1981年

宮本常一

(1907 - 1981)

民俗学者

日本の民俗学者。各地を巡り口承文化や生活習慣を詳細に記録した。

宮本常一は1907年に生まれ、日本各地の民俗調査を通じて地域文化の実態を明らかにした民俗学者です。全国を歩き回り、口承文芸や伝統行事、生活習慣を詳細に記録し、その資料は5万点以上にのぼります。代表作『忘れられた日本人』では、急速に変化する社会の中で失われつつある人々の営みを描出しました。戦後日本の民俗学の発展に大きく貢献し、地域文化の再評価を促しました。 1981年1月30日に逝去し、その功績は今も多くの研究者に受け継がれています。

1981年宮本常一民俗学者 1907年

1985年

尾見半左右

(1901 - 1985)

通信技術者、元富士通研究所社長・神戸工業社長・富士電機化学社長

通信技術者元富士通研究所社長・神戸工業社長・富士電機化学社長

日本の通信技術者・実業家。富士通研究所などの社長を務めた。

1985年尾見半左右富士通研究所 1901年

1991年

ジョン・バーディーン

(1908 - 1991)

物理学者、ノーベル物理学賞受賞者

物理学者ノーベル物理学賞受賞者

アメリカの物理学者。半導体におけるトランジスタ発明や超伝導理論への貢献で知られ、二度のノーベル物理学賞を受賞。

1908年にアメリカ・ミシガン州で生まれた物理学者。トランジスタの発明により電子工学を革新し、超伝導理論（BCS理論）を提唱して1956年にノーベル物理学賞を初受賞。1972年に再びノーベル物理学賞を受賞し、史上唯一の個人2度受賞者となった。マサチューセッツ工科大学で長年研究と教育に携わり、半導体物理学の発展に大きく貢献した。1991年に逝去した。

ジョン・バーディーン物理学者ノーベル物理学賞 1908年

1992年

フランシス・バーチ

(1903 - 1992)

地球科学者、原子爆弾リトルボーイ開発者

地球科学者原子爆弾リトルボーイ開発者

アメリカの地球物理学者。高圧鉱物物理学の研究を通じて地球内部構造の解明に貢献。

1903年にアメリカで生まれた地球物理学者。地球内部の物質特性を高圧下で研究し、岩石の物理的性質を解明した。ハーバード大学で教鞭をとり、地球構造モデルの構築に寄与した。晩年まで精力的に研究活動を続け、1992年に逝去した。

1992年フランシス・バーチ地球科学者リトルボーイ 1903年